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    ウズい食卓

    朝食は ウズのティーポットで紅茶をいれ

    ウズのマリナ(ラズベリー)ジャムたっぷりのトースト。
    マリナジャム
    至福の香りだ。

    しかし1ℓのジャム瓶にも底が見える日が来た。
    マリナジャムの最期
    前後して キルギスのハチミチまで無くなった。

    今は最後のひと瓶、ウズのハチミチを大事に大事に食べている。


    ウズを去る日に最後のお茶をしたマダム自家製の

    フレッシュなミントティーも、

    残りが心もとない量になってきた。
    ミントティー

    こうやって、家からウズ食材が消えていくと

    その分ウズから遠ざかったんだと実感することになる。


    荷造りをする時は、ちょっと恨んだ私の物欲だけれど

    こうなった今となっては、

    器をたくさん買っておいてよかった、と 心底 思う。


    我が家では日常的に活躍しているウズベクの器たち。

    ほうじ茶もウズのチャイニクでいれ チャシクで飲む。

    お餞別で頂いたウズ茶碗で お抹茶を点てたり、 
    ウズ抹茶

    人間国宝の先生の器でうどん食べたり、
    ウズベクの器

    いつもの食卓がウズの延長にある。

    そう思えばちょっとハッピー。


    そう言えば、上述の1ℓのマリナジャムの次に開けたのは

    ロシア土産のジャムなのだけれど…。


    8歳まで、私の朝食はいつも同じだった。

    トーストに バタと いちごジャム。

    ただ ある時期だけ、

    ものすごく大瓶で いちごとは違うジャムを

    長いことかけて食べていたことがある。

    いちごではないベリーの絵が描かれ、

    いちごより酸味が強くて、小粒で、色が暗いそのジャムは、

    とにかく美味しくて、

    全く減る気配のない大きな大きな瓶が とても頼もしかった。


    あれは何のジャムだったのだろう。

    ずいぶん経ってから、父の友達が

    ソ連経由で外国に行った時のお土産だから

    おそらく ソ連のこけももジャム だったんだろう、という

    頼りない記憶が 父から出てきた。

    それから私は信州や福島や北海道や、

    とにかく こけももジャムを見つけると必ず買った。

    ツルコケモモの英名はクランベリーだ、

    IKEAのリンゴンベリーは こけもものことだ、と聞いては試した。

    そうしてその度、この味じゃないと落胆してきた。

    遡れるものなら あの食卓に戻って、ジャムのラベルを見てきたいと思った。


    ソ連文化の色濃いウズベキスタンに暮らすと、

    夏の間にジャムを煮る その保存容器は まさしくあの大瓶だった。

    あれはやはり ソ連のジャムだったことは間違いがなさそうだ。

    ロシア出張に行くという人に、私は こけももジャムをリクエストした。

    だが結局、ウズベクではウズベクのフルーツで作ったジャムが

    一番美味しくて そこでしかできない贅沢だ。

    たいした期待もされていなかったロシア土産のこけももジャムは

    出番がないまま、日本へやって来た。


    さぁ ようやっと

    何十年かぶりの ロシアの こけももジャムとの再会である。

    どんなもんだろう。

    あの頃のように バタを塗ったトーストにのせ ほおばった。

    意外だったが、

    あぁ、何と懐かしい!この味、きっとこれで合っている。

    ソ連のジャムと ロシアのジャム。

    タイムスリップ完了。

    ロシアの風土で育った こけもも には特別の味わいがあるのだろうか。

    ウズに行っていなかったら、

    きっと 再びロシアのジャムを食べることなんて無かったろうし

    子供の頃のあのジャムを探し当てた、というアハ汁も出なかった と思うと

    ウズ行きには縁というかそれ以上、もう運命を感じてしまう。

    たかがジャムでね。 運命って(笑) でもそうなのよ、やっぱり。


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    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して3年
    経ちますので
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