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    タシケントの名所~独立広場で思うこと

    9 / 1 は23回目の独立記念日。

    これに向けて、タシケントでは野犬・野良猫の処分が行われたりしたほか、

    8/19には独立広場にもほど近い高層ビルの屋上で

    ロシア語が難しくてよくは分からないものの

    大統領のボディーガードが銃身自殺する事件(?)があったらしく

    何だか血なまぐさいタシケント。

    それでも9/1には、ムスタキーリク・マイダニ(独立広場)は

    また そぞろ歩きの人で溢れかえるんだろう。


    ここのシンボルは何と言っても 喜びの母像の後ろにそびえたつ

    おおきな 地球儀。
    チュッパチャプス
    通称 チュッパチャプス もしくは クルトの像。


    祝祭日になると、

    国の要人や子供たちが 花輪を捧げるプロパガンダ映像が流れるので、

    タシケントっ子は、祝祭日はなんとなく ここをそぞろ歩き、

    自分達の結婚式でまでも ここに献花し

    このチュッパチャプス前で写真を撮る習慣がある。


    このチュッパチャプスは異様に でかい。

    手前の 喜びの母 は、戦没者慰霊のコーナーにある 嘆きの母 と対で

    平和な世に生まれた子を寿ぐ母として 人権を表しているが、

    後ろの地球儀は 独立万歳を叫ぶにしろ

    こんなに大きい必要があるだろうか、と ずっと思っていた。

    大きいくせに、台座とのバランスが何だか合っていないように思われ、

    それが レジ横の紙箱にボスっと刺さった 首なしチュッパチャプスを

    彷彿とさせてしまうのだ。


    でもある時、昔のタシケントの写真集を見ていて あっと声が出た。

    このチュッパチャプス、独立前は レーニン像が載っていたのだ。
    レーニン像
    (写真:http://www.farang-mag.com/?p=2592 より転載)

    広場の名もレーニン広場と言った。


    言われてみれば当たり前だ。

    それまで なぜ気がつかなかったのだろう、というくらい当たり前な話だった。

    ウズベキスタンホテル前のアミール・ティムール像だって
    アミール・ティムール像

    その前はマルクスやスターリンやレーニンの像だった。

    こんなレーニンもタシケントのどこかに建っていたらしい。
    レーニン アミール
    (写真:http://fuckyeahmarxismleninism.tumblr.com/post/60202357399/an-early-statue-of-v-i-lenin-unveiled-in-1924-inより転載)


    とにかく、独立広場のレーニンは、

    当時としては世界最大級のレーニンだったのだそうだ。

    台座が大きいわけである。


    その超ド級のレーニンを引きずりおろして載っけるものは、

    とても「ウズベク」なものでなくてはならない。

    というわけで カリモフっちは、強い愛国の決意で

    ウズベキスタンだけをレリーフにした 超ド級地球儀を載せた。

    このモチーフが気に入ったので あちこちミニチュアまで作らせたという。

    これをカリモフ像にしなかったところは、褒めていいだろう。

    トルクメニスタンは金ピカのニヤゾフ大統領像をあっちこっちに建てたのだから。


    とはいえ、レーニン像やソビエトものが消えても、

    広場や公園には なにかモニュメントがあるもの、という刷り込みは

    ウズベクから消えるものではなかったようで、

    ぽっかり空いた空間や台座の上に 何か「ウズベク」なものを、と

    その後のウズベキスタンでは アミール・ティムールやら

    ミルゾ・ウルグベクやら アリシェル・ナヴォイやら ショータ・ルスタベリやらが

    場所ごとに様々なポーズで載っかることになった。


    崇拝するものを変えただけで、結局やっていることはソビエト時代と変わらない。

    偶像崇拝を禁ずるイスラム教を国教としながら

    CISは銅像大好きな文化を ロシアから受け継いでしまっている。

    旧支配国と独立国の関係の密着度は はかりしれない。

    ウズベクで感じたソビエトやロシアの些細な痕跡が

    ウクライナ情勢を見ていると 思い出されてくる。

    ずっと平和だといいね。
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    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して3年
    経ちますので
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