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    ウズい出来事

    お風呂がこわれた。 (※ここは日本)


    正確には、シャワーとカランから 水しか出なくなってしまった。

    ギリギリまでお湯は来ているのに

    お湯と水を混ぜるセンサーだか弁だかがイカレてしまったらしい。


    彼がゴソゴソいじったら、

    水管を止めて、お湯しか出ないように切り替えることができた。

    これで 今までよりだいぶ熱めだけど シャワーは浴びられるし、

    湯船のお湯張りの方は別の配管だから いままで通りだし、

    あまり問題もない。


    そのうち部品を注文しようね、ってことで

    そのまま落ち着いてしまった。


    日本にいると家の中のインフラが壊れるって

    滅多にない経験だけど、

    ウズにいればそんなのは日常茶飯事。

    家中の水が止まったこと1回、

    お風呂が壊れたこと2回、

    トイレが壊れたこと4回、

    冷蔵庫が壊れたこと7回、

    クーラーが壊れたこと3回、

    テレビのアンテナが壊れたこと1回、

    食洗機が壊れたこと1回(そして直らず)、

    洗濯機が壊れたこと2回、

    天井が落ちたこと1回、

    庭の水道が破裂したこと1回、

    ボイラー室が水浸しになったこと1回、

    停電は数え切れず。

    これまで どれだけの修理工に会ったか知れない。


    これを乗り越えると、日本での故障なんて故障のうちに入らない。

    なんか、むしろ 久々にウズい出来事に直面して

    懐かしいっていうか ちょっとニマっとしちゃうっていうか。

    それで当座の処置だけして 修理そのものは またそのうち、なんて

    なんてなんて ウズくなったのでしょう。

    日本の家をウズくする① 壁

    海外に暮らした人の多くが、

    その土地の香りを日本の家にも漂わせたい、と思うのではなかろうか。


    私がタシケントで住んでいた家

    外装も内装も 非常にウズベクスキーかつ帝政ロシア風で、
    うちの客間

    部屋ごとにコンセプトがあって 壁の色や柄も 床の寄木も 絨毯も

    みんな違っていた。

    更にそこに 私が気に入って集めたウズ雑貨を並べていたので

    まるで ウズベク民芸館のようだった。


    だから タシケントにいる頃からずっと考えていた。

    日本に帰ったら家をどうしよう。

    日本で ウズ民芸館を再現するのに

    白いクロス張りの壁では どうも雰囲気が出ない。


    そうだ、壁をブルーにしよう。

    ブルーの壁に真っ赤なローソファーを置いて、トプカプ宮殿のようにしよう。
    トプカプ宮
    うっひゃぁ、トプカプ トプカプ!


    そう決めて帰国して、1年。

    幸い 彼も リフォームに同意してくれ、

    どんなブルーにしようか、珪藻土か、クロスか、

    一面か、全面か、天井は・・・。

    サンプルを集めたり 値段を調べたり、

    妄想を 重ねに重ねて、とうとう決断。

    工期一日で済む、

    「リビングとキッチンの壁クロスを 全面 碧く貼り替える」 に決定した。


    ↓Before
    リフォームBefore
    ↑ウズ化の過程

    を経て、この度のリフォーム

    ↓After
    リフォームAfter

    トプカプ風は さすがに無理だった。


    けれど光の加減で 一日の間に何度も表情を変えるブルーは

    ウズベクの空の色のようでも

    ウズベクのモスクの屋根の色のようでもある。
    シャイーヒ・ホバンディ・タフル廟

    このブルーに囲まれてからは とても落ち着くし

    ウズベクの夢を しばしば見るようになった。


    キッチンには ウズのチャイニク様を祀る。
    リフォーム キッチン
    他のウズ茶器も飾ろうかな。


    他の部屋も 続々ウズテイストちょい足し中。

    別の部屋には クロスのサンプルを切り抜いて貼ってみた。
    ウズ風壁2
    トプカプ、タシケントの工芸博、ブハラのマヒホサ宮へのオマージュ、の つもり。

    日本の家をウズくする② ベランダ

    私が実家を出るときに初めて買った靴箱。

    靴箱付きの家に越して以来、

    もう長いこと ベランダで物置にしている。

    さすがに 雨風 紫外線にさらされて ベコついてきたので

    タイルを貼ってリメイクすることにした。


    せっかくなので ウズ色に。
    リフォーム靴箱
    1色だけだと 昭和レトロなトイレ みたいな色だけど、

    微妙な2トーンで ランダムに貼ると ウズい感じが出るかなー。

    陽に輝くタイルを見ると、ウズのモスクやメドレセの屋根が懐かしい。


    土日の朝、私が寝てる間に チャチャッと彼が貼ってくれ

    材料費は1000円台。

    お安い簡単リメイクだけど、

    これで今年の台風シーズンも乗り切れると思えば 素晴らしい。


    ご予算のある方は、モロッコタイルとか

    モロッコ風マスキングテープなんかを駆使すると、

    かなりウズい 室外機カバー など出来ます。

    木とタイルの室外機カバーは 熱をカットするので エコなのだそうです。

    (我が家は残念ながら ウズに行く前に ウズくないタイルで作ってしまった)

    ウズの灯り

    1年前、タシケントの陶芸教室

    帰国直前に焼きあがった 私のランプ用 壺。
    ランプ壺
    壺に見えるけど筒状になっていて

    日本で適当なランプを見つけて この筒壺をかぶせ

    ランプシェードにアドラスを巻けば なんなく完成、という目論見だった。


    帰国して割とすぐ ランプに組み立ててはいたものの

    日本に居ぬ間に ミシンがすっかり固まってしまって

    シェードは1年間 市販品のまま。

    この程 ようやくミシンを整備に出して、シェードを縫い上げた。

    アドラスランプ青い鳥アドラスランプあほ鳥

    ↑左は IKEAのランプ、右は 叔母が拾ってきたレトロな木のランプ を土台に

    壺をスポッと はめただけ。

    ランプシェードはどちらも IKEAで、

    付いていた布を外し 型通りに縫い合わせたアドラスを かぶせただけ。
    IKEA-HEMSTA.jpg
    IKEA-EKARP.jpg

    電気の配線とか理系のめんどくさい手間は一切なし。

    値段もランプが2000円、シェードが2500円位なので

    結構お気軽お手頃にできあがった。


    特に このIKEAのシェードは、ウォッシャブルがウリらしく

    布と骨組みが簡単に外せる構造で 大変オススメ。

    骨が三本で、ちょうどアドラスの幅と合うので、

    新聞紙などに型どりをして 3枚はぎ合わせ

    筒状になった上下にゴムを通して

    骨組みにベロっとはめるだけで、

    かなりテキトーなパターンニングでも問題なくハマる。


    お安く簡単に作りたいなーと思って、

    LOFTやHANDSやネットでも色々ランプキットを探したけれど、

    壺はともかく、アドラスシェードのランプを作りたい方には

    これが一番ラクチンではないかな、と思われます。


    他にも 割れてしまったアロマランプのベースに

    キャンドルランタンのガラスカバーがぴったりハマったので、

    材料費ゼロのミニランプも作ってみた。
    アドラスランプ

    アドラスが灯りに透ける様は、

    とても美しくてカワイくて 心躍るし癒される。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
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