シャシリクが懐かしくて焼き鳥屋に行ったりしているこの頃。
気軽に行けるウズベク料理屋が近所にあったらなぁと思う。
タシケントにいる頃は、旅行者を案内するという目的でしか使わなかった
オールアラウンドなウズベク料理屋。
専門店に比べたら一品一品の完成度は低いけれど
雰囲気が良いので、手軽にウズトリップできる。
日本にこそあってほしい。
タシケントで最も知名度が高いレストラン
CARAVANグループは
ウズ ・ イタリア ・ イギリスパブ ・ グルジア ・ 日~タイ
・ アラブ~オリエント ・ ロシア~ユダヤ料理 の各店を持っている。
看板である ウズベク料理のCARAVANは
地球の歩き方にも載っている、最もベタなウズベク料理屋だ。
ベタ過ぎて すっかり紹介するのを忘れていた。
ベタ過ぎて、行ったことがないという在住者も割といる。
つまり、観光客に喜ばれるタイプの店だ。

その割には、ナリン(馬肉和え麺)↑や
モチキチリ(モシュキチリ=緑豆リゾット)
モシュホルダ(緑豆スープ)など 高級店には珍しい家庭料理、
トゥフム バラクや シュビトオシュなどの 地方料理、
時間のかかる タンディール ケバブ、
草原の民の羊料理ベシュバルマック まで 幅広くメニューに載せていて
コアな需要に応えている。
個室もあれば

オープンエアー席も、生演奏もあるので
用途に応じて使い分けられるのも良いし、
スザニやかご、リシタン焼きなどに あふれたウズベクらしい内装は、
観光客や出張者に ウズベクキター感を瞬時に演出できる。
空港に近いので 日本に帰る直前の 最後の食事にも便利だ。
味はスタンダードで、う~ん これ美味しい~!という喜びこそないが
外れも あまりない。
大人数なら モチキチリをシェアして、何かスープものと 豚のシャシリクがオススメ。
プロフはまぁまぁ、ラグマンは専門店の方がおいしいので あまり薦めない。
ウズベク料理屋には珍しくデザートが充実しているが、
全て冷凍ケーキなので 時間がかかる上 凍ったまま出てくることも。
ナッツ系の温めてサーブされるものを選ぶと良い。
冬でも暖かく トイレもきれい。
やはりベタ中のベタは安心感も大きい。
キャラバンカードを持っている方、
8月一杯 日曜の12:00-18:00は 50%OFFのキャンペーン中です。
曜日別に各系列店でも同様の割引実施中。
アミール・ティムール通りに目立つ店構えのSHERDORも

サマルカンドを意識した 大変ウズベクらしい 美しいレストラン。
ナンの盛りも上品で

お会計の箱はミニアチュールのエナメル細工と凝っている。
ただメニューがキリル文字で観光客にはちょっと厳しい。

読めなければ、ビジネスランチと頼むと その日の定食が出てくる。
美味しいとは言えないので、サマルカンドに行けない人だけ、
雰囲気に浸りにいくには いいかも。
水タバコ(シシャ)を試すにはベスト・インテリアだと思う。
SHERDORの真隣に もう一軒、Buyuk Sarbonがある。

ここは中庭に アイバン(テラス)やタプチャン(大縁台)があって、
ハーン気分が味わえる豪華な内装が特徴。
小泉元首相が来ウズした際は ここで食事したそうである。
シャシリクはカフカース風に大きく、

夜でもプロフオーダー可能だが、プロフはやはり専門店で昼間食べてほしい。
お会計の箱は アラビアン・ナイト風で、何もかもが金ピカ。

ここは金満タイプの人を接待する時にどうぞ。
最後は、おまけ。
ナボイ公園(ナウルーズ公園=下院のある公園)の中のシティマコンに入っている店MAKON。

シティーマコンは、2012年9月にオープンした
映画館や中華
香港 が入っていた(ミラバッドに移転?)モールで、
その敷地内に 大きな車輪をモニュメントにしたチャイハナMAKONが建っている。

内装はナチュラルな感じで、料理も評判が良かったのだが
今はモール自体が閉じている。
ただ この6月、そのうち復活すると報道があったので
たまに気にかけておくと、使えることがあるかも。