スルハンダリヤ州は、あの
タンディール ケバブの 生まれた 羊の国。
丸ごと羊を 美味しく食べる術に長けている。
ジュマのオススメ、新市街いちばんのレストランでランチをとった。
レストラン
Malika Gold。
普通のナンと、パイ状になったナン カトゥルマ。

そして ここでしか食べられない、という 羊のスープ(手前)と 特別なショルパ(右)。
どちらも とても良い味だが、特に羊のスープはコク深く、タシケントではない味わい。
確かに ここでしか食べられない。来て良かった。
メインには、カオルマ グシュ つまり Fried Meat を頼んでみた。
どーん!

ラム リブロースの揚げ焼き。
香ばしくて、脂の旨味がジュワッと出て、柔らかくて
あぁビールが飲みたい~という 魔の味。 なんて美味しいの!
しかしスープもナンもボリューミーだったので 大人3人でも食べきれなかった…
1kg あったみたい。
さて夕方、お腹がいっぱいのまま 炎天下 あちこち周って、うんと くたびれた。
多少腹ごなしは出来たけれど 空腹にはならない。
夕飯は何が食べたいかなー。
何しろ帰りの飛行機は 23:10発。
十時くらいまで 3~4時間 ゴロゴロいられる場所でなくては。
そうだ!タプチャンがあれば、身体を拭いて、着替えて、サッパリしてから
のんびり食べて 時間までゴロ寝していられるではないか。
その間 運転し詰めでお疲れ気味のジュマも 家でゆっくり休めるし、
ジュマもそれは良い考えだというので、
タプチャンがあるカフェを探してもらった。
そして彼は、友達に電話を掛けまくり 一軒思い出した。
正確にはタプチャンじゃないけど、川床があるんだよ、
しかもそこは、テルメズ一 美味しい羊の煮込みを出す店なんだ、
さっきまでいた遺跡の近くまで戻ることになるけど、まぁ良いよね? という。
川床?!テルメズいち?! 願ってもないじゃないか。
着いた川床は、鉄骨を2本渡した上に 板を置いただけの簡易なもので

酔っぱらったら最後、間違いなく ドボンと落ちるスリリングな造りだった。
でも緑に囲まれ、気持ちが良い。
まだ明るいうちからお客はひっきりなし。
男子会あり、女子会あり、家族連れの姿もある。

ただガイジンはまず来ないらしく、みんなチラチラと見る見る。
ジュマは、お腹もそんなにだろうから、煮込みを とりあえず2人で300g
それにナンとチャイを頼んでおくね、気に入ったら追加すると良いよ、
じゃ、10時に迎えに来るから、と言い置いて 帰った。
さ、遠慮なくゴロン。
と、間もなく食事が運ばれてきた。

おほ~い、気分はハーン(王) 、いや ハニム(王妃) だね これは。
お肉は、驚くほどやわらか~く煮込まれていてホロホロと ほの甘い。

好みで トマトソースとケフィール(ヨーグルト)をかけて食べる。
このソースの酸味が食欲をそそり、ペロッと完食。
この店のメニューはこれだけで、あとはどの川床でも
皆 ウォッカをたしなんでいらっしゃる。
ゆっくりナンをヨーグルトにつけてつまんでは トマトソースをズッとすする。
楽しそうなウズベク人たちのおしゃべりと笑い声、
日も暮れて 真っ暗な中で寝転んで見上げる星空、
気付けばカエルの大合唱。
あ~、テルメズ 最高だ! ウズベキスタン じゅだ やふし!
ジュマがよく言い含めておいてくれたのか、
いつまで居座るのか とか もっと何か頼め とか 一切言われることもなく
結局3時間半 寝かせてもらって、お会計は 23,000ソム(800円)!
なんかごめんなさい。 ちもハニムは大満足ぞよ。