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    ガーゼのアドラス

    綿ガーゼの大判ストールは、

    汗ふきに日除けに冷房よけに 夏場 欠かせないアイテム。

    それにアドラス柄のプリントを施したものが登場した。

    こういうのを待っていた。
    ガーゼストール
    ↑の 黄緑 オレンジ 黒 の他にも ピンクや 水色がある。

    ハッキリした色の割に、洗っても 周りのものが染まるほどには色が出ない。

    洗濯機で 色ものと洗う分には問題ないと思われる。


    ハズラティイマム(ミニサマルカンド)内 土産物屋の場合

    1枚20000ソム(670円)で販売。

    10%くらいは値切り交渉可能。

    APRIL

    オープン1年で人気店へと成長したAPRIL。

    私が思うに、タシケント一 素晴らしいトイレのあるレストランである。


    室内も広く美しく充実しているが
    APRIL.jpg
    本領発揮するのは、APRILの名の通り 心地よい春の庭のテラス席。

    こちらは要予約。


    メニューはフレンチ・イタリアン・ウズベク・日本料理となっていて

    ステーキもパスタもチリコンカンもある何でもぶり。

    なかでも寿司メニューはかなり豊富。

    カザフのアルマトゥィで修業してきたというウズベク高麗人が
    APRIL寿司
    キレイに握る。

    ↑は サクラセット(にぎり5貫+鮭の巻き物)30400ソム(1000円)に

    サンディエゴ巻き(うなキュウに海老が載った巻き物)21000ソム(700円)

    をひとつに盛ってくれたもの。


    シャリはふっくら、ほんのーり温かくて

    今までで一番おいしいかも。

    ネタの方は、ウズベクである以上どこも大差ないのかな。


    私達が食べるところを、板さんはカウンターから身を乗り出してチェックしていた。

    その姿勢は大変好ましい。


    ただし前菜の 羊と湯葉のクリーム煮だけは ちょっとおススメできない。

    湯葉をメニューに取り入れる心意気は良いのだけれど、惜しい。

    欲しいのは その味じゃないんだ。


    サ税10%、

    登録カードに名前と連絡先を書くと

    5%OFFの会員カードを発行してもらえるシステムがある。

    店としては、このカードの存在はあまり大っぴらにしたくないらしいので

    ディスカウントカードはないと言われることがあるが、

    外国人は セレブぶって聞いてみると、登録カードをもらえる率が高い。

    たまの贅沢や、ビジネスシーンには大いに使える。


    テレビ塔の先2つ目の通り 派手なウズベク食堂を右折。チナバッド サナトリウム向かい。

    チモラーシカ ラグマンを習う①

    ラグマンは ラーメンの語源とも言われているウイグル料理。
    ウイグルラグメン

    中央アジア全土で非常にポピュラーな国民食の一つ。


    麺自体は うどんだけれど、打ち方は やはりラーメンに近い。

    延ばして切るのではなく、

    バシバシ台に打ちつけて びょんびょん延ばすスタイル。

    日本にいる時からウイグル料理屋のラグメンファンだった私は

    ぜひこの麺打ちをマスターしたいと思ってやって来たのに、

    麺だけでも気軽に買えるもんだから

    気付けば3年が経過。


    日本で年末放送されたNHK-BS1「アジア食紀行 コウケンテツが行くウズベキスタン」を

    すごく楽しく見た、という人が そのDVDを持ってきてくれた。

    番組しょっぱなコウケンテツがラグマンを習っている家庭が、

    たまたま私の知り合いだったので

    じゃあせっかくだから、このお母さんに習いに行こう、ということになった。


    うちの扉はいつでもあなたのために開いているわよ、と

    快く迎えてくれたオイジョン(おかあさん)。

    前回会った時から20キロやせたので、別人かと思った。

    秘訣は一日4ℓ水を飲むことだって、真似できないー。

    動きも機敏になって、カメラがとらえられない。


    1.jpg
    まず塩をひとつかみ、お湯で溶く。


    2.jpg
    小麦粉(強力)をボウルに入れ、塩水を少しずつ入れ こねる。

    このときオイジョンは8カップほど小麦粉をいれたが出来上がりは30人前以上あったと思う。


    3.jpg
    生地がしっかりまとまるまで突くようにこねたら

    ビニールをかぶせて10分休ませる。

    10分後、しっかり固かった生地が 幾分柔らかくなっているのを確認し

    表面がつるつるになるようキレイに丸め直して、さらに20分休ませる。


    4.jpg
    その間に スープの具の準備。 玉ねぎは半分に切り ざっくりと くし切り。


    5.jpg
    白菜 大根 人参 ピーマン 赤ピーマン ネギ にんにくの芽 牛肉 も切って、

    まず牛肉を塩で炒め、肉汁が溢れてきた後、水分が飛ぶまで炒めたら水を入れる。

    お肉は羊が本来だが、好みでかまわない。


    6.jpg
    台に油を塗り、生地をぐいぐいと広げる。

    それを1.5cm幅のリボン状にナイフで切り分け、

    台にコロコロさせて ひも状に細く延ばす。


    7.jpg
    直径8mmほどになったところで、渦状にぐるぐると巻いていき

    油を塗って、ラップして30分ほど休ませる。

    この写真のぐるぐる分で2人なら充分足りるという。


    この間に、スープに玉ねぎ、ニンニクの芽、人参を投入。

    夏場は生のトマトと赤ピーマンを、それ以外の季節は高いので、

    夏に作っておいたトマトと赤ピーマンをサッと煮ただけの瓶詰をひと瓶

    ドカッと入れると、きれいな赤い色のスープになる。

    甘みが出るよう良く煮込む。

    生姜・クミンに似たスパイス・八角の3種パウダー、粒コショウをいれ、味を調整。


    さ、いよいよ次は 麺打ち。

    続きは明日。

    チモラーシカ ラグマンを習う②

    ラグマンの麺打ちの続き。


    8.jpg
    休ませたひもの端を持って かるく引っ張り

    台にペチッと打ちつけながら ごく軽くよる様に延ばしていく。

    太さは直径5mm程。ひもの初めと終わりをすぐつまめるようにして置いておく。


    10.jpg
    ひもを2~3本 左手にとったら、右手首にかけ

    それを左手首ですくうようにし


    11.jpg
    毛糸巻きのような要領で腕に巻きとる。


    9.jpg
    全て巻きとったら端を手に持ち、台にバンバン!と打ちつけて延ばす。

    これは、かなりのハヤワザ。

    麺にコシがあるので、非常によく延び 初めてでも割と何とかなる。


    12.jpg
    と、即座にグラグラの湯へ投入。くっつかないようにほぐす。

    沸いてから、1分ほどで茹であがり。


    少量なら 水で洗ってしめてもいいが、

    普通は 金属のトレイなどの上でほぐして 自然に冷まし

    くっつかないように油をまぶしておく。

    ⑧~⑫を 麺を茹できるまで繰り返す。



    食べる5分前、スープに 白菜大根ピーマン赤ピーマンネギなどの

    食感が大事な野菜を投入、

    食べる直前にイタリアンパセリを刻み入れる。

    器に麺をよそって、上からスープをかけたら 出来上がり。



    オイジョンは3人のお嫁さんも総動員して、

    酢醤油ソースの日本サラダ、キノコのサラダ、春の草サモサ、羊のサモサ、

    胡桃とレーズンの焼き菓子、トゥボルク(カッテージチーズ)のピローグを作ってくれた。


    私はお礼に、同じラグマンの麺で きつねうどんを作ってご馳走した。

          ↓左がラグマン  ↓右はきつねうどん
    13.jpg

    前日に 豆腐を低温で揚げてから甘辛く煮て、

    どんこと昆布は水に戻しておき、

    かつぶし 秘蔵の冷凍ちくわと 醤油 みりんを 持参、

    ラグマンのスープの横で出汁をとった、我ながら かなりな本格きつねうどん。


    オイジョンは、かつぶしに興味津々。

    生のものと、出汁がらの両方を食べ比べて

    美味しいわね~、いい匂いね~、と以外に好反応。

    豆腐を使ってるところとか、魚の出汁っていうところも

    日本ぽくてヘルシーで、ダイエッターのオイジョンには良かったみたい。


    すごく楽しくて美味しい 日ウズうどん対決。

    正直、日本人にはうどんの圧勝。

    ウズ人にはラグマンの圧勝。

    ということで、ひきわけ。
    oijon.jpg
    オイジョン、ありがとう。

    チモラーシカ ウズベク菓子を習う

    ラグマンの合間に、すっすっと ものすごく手際よく

    簡単そうに お菓子の作り方も教えてくれたオイジョン。

    実は、花嫁修業のお嬢さんのための お菓子の先生 だった。


    今日のレシピは

    トゥボルク(カッテージチーズ)のピローグ


    小麦粉         3カップ
    バターまたはマーガリン 250g
    砂糖          1カップ
    チャイナイソーダ(重曹)小さじ1
    バニラパウダー     少々

    を手で揉むようにしてなじませ、ポロポロもろもろの状態にする。


    トゥボルク(カッテージチーズ)300g
    砂糖             3/4カップ
    卵              3個
    キースリーマラコー(ケフィル)湯呑1杯
    または スメタナ

    をよく混ぜる。


    トゥボルクのピローグ①
    ①のポロポロ生地の半分をバットに敷き、②のトゥボルク フィリングを広げる。



    トゥボルクのピローグ②
    残りの半分のポロポロ生地でふたをし、180度のオーブンで20~30分焼く。


    たったこれだけなのに、切り分けると3層が美しく

    チーズの酸味が爽やかで 感激する美味しさ。

    焼きたての方が美味しいけれど、冷蔵庫でしっとりさせたものもまたいい。

    カワイイお土産を買う側から作る側へ

    5月のお土産・クラフトフェアは

    5/11(日)ART BAZAR インターナショナルホテル

    5/18(日)VOSTOCHNUIY BAZAR タシケントプラザ

    5/24・25(土日)シルクとスパイスのフェスティバル ブハラ旧市街一帯

       *ブハラ旧市街のお店の人の話では、
        まだハッキリ決まっていないそうですので
        変わる可能性があることはご理解ください。


    また、東京農工大とJICAの養蚕プロジェクトにより

    日本 プロデュース ウズベクの女性支援団体BWA 製作の

    アトラス・アドラス商品のアンテナショップ COCOON(繭)が

    ヒヴァ・イチャンカラ内 アートレストラン向かいに オープンを準備中。

    アドラスのテディ・ベアはじめ、他にはないアドラスグッズが並ぶので

    この夏 ヒヴァにご旅行の際は、ぜひ COCOON にお立ち寄りを。


    どうも、アドラス熊田です」 の記事を見てくれた人があり

    そこからの御縁で 先日、このプロジェクトを推進する農工大の先生方

    そしてBWAのグルノーザさんらと

    2回に渡り商品開発に関する懇談の機会を頂いた。

    意見交換

    細身で小柄なグルノーザさんは、終始笑顔で話を聞いてくれた。
    グルノーザ
    彼女にとって 何か実のある懇談になっていればいいのだけれど。


    私がカワイイと思い続けてきたウズベクの布への愛が

    ウズベクの特に農村女性たちの職業支援につながるならば

    それこそこのカワイイ☆blogを書いてきた甲斐があるというもの。

    今後とも、売れるカワイイ商品づくりのために

    出来ることがあればお手伝いを続けていく。


    このブログを読んで下さるのは、

    ウズベク在住か、日本からウズベクに興味を持って検索してくれる皆さん。

    少数でも、精鋭であります。

    こんなものが欲しいとか

    こんなカワイイお土産を見つけたとか、

    コメントをお寄せ下さったらありがたい限りです。

    季節の味わい

    ウズベキスタンは、今だけの味 というものが多いが、

    春は特にその季節。


    ナウルーズのスマラクに始まり、

    ウスマラク(イスマラク)という春の七草的なもので

    サモサなどの料理を作るのも今だけ。

    このウスマラクには 空芯菜も含まれており、この季節だけ葉物屋さんに並ぶ。


    そうしたウスマラク料理の一つ、Щи зерёный シーゼリョーニー
    シーゼリョーニー
    ウスマラクの中でも、ほうれん草に似た酸っぱい葉っぱの肉団子スープ。

    強烈な酸味が春らしくて、サッパリする。

    初めの年、ほうれん草と間違えて買っておひたしにしようとしたら

    茹でたそばから溶けてしまって、仕方ないので茹で汁ごとスープにして

    酸っぱさに悶絶したことがある。

    でも慣れれば美味しい春の味だ。


    ホニム(ハノム)は マンティのお化けみたいな、
    ハノム
    巨大蒸し餃子を切り分けたようなもので、

    ハイートの時などに食べられるが、

    これも中身をウスマラクにして、草ホニムにすることがある。

    点心のニラ餃子のような食感で、大変美味しい。


    最後はパスハ(イースター)のクリーチ(甘いパン)と玉子。
    パスハと卵
    毎年ピアノの先生から 自作のクリーチと毒々しい色の茹で玉子を頂くのだけれど

    正直そこまで美味しくない。

    が、縁起ものなのでありがたくかじっている。

    食べると病気にならないのだとか。


    それから、今は 集金の季節でもある。

    この冬は寒かったから、ガス・水道代とも目を剥く額。

    立てつづけに、そして前触れなしに、取り立てに来られると

    お金の持ち合わせがなくなってしまう。

    今日は電気のお兄ちゃんがピンポンに来たけど、

    電気代だけは春分まで先払いしてあるので まだあと1週間くらい払わなくてもいいはず。

    床に這いつくばってそっとテレビを消し、息をひそめて居留守を決め込んだ。


    そんな春の風物詩もひととおり終わって、もう暑ーい暑ーい夏。

    さ、いちごだ。

    お腹を鍛えてる方に

    あついーあついー

    もう連日真夏日のタシケント。

    黄色いタンクのクヴァスが飲みたい。


    でも、もうひとつ、結構レアでコアな飲み物が

    夏のウズベキスタンにはある。

    キャラメルソーダ

    覚えにくいなんちゃら言う名前があるのだけど、

    これは何なの?と問えば シラップ(シロップ)という答えが返ってくる。

    煮詰めた何かのシロップを、炭酸水で割る 不思議ドリンク。

    キャラメルソーダという味。


    タシケント中心部ではあまりなくて、ちょっと郊外とか

    地方都市の方が見かける率が高いから

    これはソビエトの ものすごくレトロで田舎くさい飲み物なんだと思う。


    衛生的に、大丈夫かなと心配しつつも

    なにしろ私のお腹は、タシケントで生肉食べたって全く動じないのだから。

    炎天下ちょっと歩いた後には 何とも心地よい甘さとシュワシュワ。


    ちなみに生肉とは、Basilikで食べられる 牛肉のカルパッチョのこと。
    カルパッチョ

    結構おいしいし、皿いっぱい来るんだけれど、本当に100%生肉。

    つまんで~と すすめても、恐がって誰も食べてくれない。

    15000ソムくらい(500円)だから、コスパはかなりイイと思うんだけど

    こればっかりは、本当に 好き嫌いと 主義と リスクヘッジだから。

    バブール公園

    タシケントの公園は 偉人の名がついている。

    中央公園は 天文学者のミルゾ=ウルグベク公園。

    ナウルーズの公園は 詩人のアリシェル・ナボイ公園。

    そして、ショータルスタベリ通りにあるのは

    ムガル帝国の祖にして詩人 バブール公園。


    ボートを漕いだり
    バブルパルク 炎天下

    射的だとか 射的だとか やっぱり射的だとか
    バブルパルク お祭りバブルパルク4
    古いアメリカ映画に出てきそうな遊具や ベタな屋台のお菓子。

    そして今にもポッキリ折れそうな古い古い観覧車は
    バブルパルク 観覧車

    意外と高くまであがる。
    バブルパルク 観覧車から

    とてもソビエトで、レトロで、スリリング。

    暑くなると、夏休みのノスタルジーだろうか、

    この公園で炎天下あそんで ぐったり疲れたくなる。

    本当に夏が似合う縁日の風情の公園だ。


    しかし、今日 最もにぎわうのは独立広場。

    追憶の日(旧対独戦勝記念日)なので

    ここを何とはなしに そぞろ歩く人でぎゅうぎゅう。

    例年だと、付近で 夜9時ごろ 10発 花火があがるはず。

    日本の昭和な夏が懐かしい人は、昼間 縁日 夜 花火 コースをどうぞ。

    夏の味方

    プレミアムクオリティと名乗る イタリアを気取った

    ウズベク製のパスタを買ってみた。

    Maliani
    もちもちパスタ

    パスタとしては ちょっとどうだろう。

    パスタだと言うなら 手打ちフィットチーネ風で

    カルボナーラには合いそうな もちもちの食感。

    これは、もはや うどんでは?


    茹で時間は10分となっているが

    7分であげても良いと思う。


    稲庭とか氷見うどんのような ちょっと平ためでつるつるの喉ごしは、

    小ねぎたっぷり冷やしうどん温泉玉子添え が良い。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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