続・乙嫁オマージュ ~もう一つのスザニ技法
先生に習った、レース針でフックさせるチェーンステッチ風のスザニの他にも

↓のような、広い面積を仕上げる時に用いられている刺し方が、気になっていた。

だって やってみて思ったけど、スザニってやっぱり つらいんす。
フック式は、線をきれいに出すには向いているのだけど、
びっちり埋めるのは、ちょっとのスペースだって 結構な根気がいるのですよ。
さっさか刺せるんなら、そっちを習得したい、と思ったのだ。
1カ月のスザニ教室も最後の日、自分のスザニは終わりそうもなかったので
早々と家に持ち帰ることを宣言し、残りの時間で この技法を教えてもらうことにした。
先生が言うには、この技法とフック式は 全く別物で、
先生もこっちは やらないんだそうだ。
技法は知っているけど、道具も糸も違うし、結構これはこれで辛いという。
まぁやり方だけ見せるわね、そう言って、先生は 縫い針をとりだした。
本来使うのは、多分 いわゆる刺繍針なのだ。
糸は、フック式のものよりずっと太いものを使うという。
そして、立てひざが 基本姿勢だと言って、やおら 刺し始めた。

あ、乙嫁語り に出て来た いきなり刺しちゃう場面は、こっちの技法ならありだ!と
膝を打った。
絶対こっちのほうが古いはずだ。
スザニ とは ペルシャ語の スザン から来ており
針 という意味だ。
だから、技法や模様は 中央アジアだけでなく中東域に共通している。
やり方は、まず 埋めたい柄の端から端まで、一気に糸を渡す。
そしてその糸を アパアパしないように 何カ所か 布にかがっていくのだ。

これだと糸が細いので、埋まり切っていないけれど、わかるかしら。

長いロープを張って、所どころ画鋲で留めている、という感じ。
こうすると、不規則な長さの直線と、斜めに走る 点のようなステッチとが交差し
何ともやさしい手作りの表情になるのだ。
なぁるほど~。
どう?わかった? フック式とこれを 両方やる人って少ないの、
私にはこの方が難しいのよ、と先生はちょっと恥ずかしそうだった。
確かに、長時間商売でやるならば、
コタツテーブルでブスブス刺していく方が 楽だし早い。
でも道具がない人にも気軽に始められるのは、立てひざ式だ。
地方では、こうやって車座になってチクチクする姿もまだ見られる。
なくならないと良いなぁと思う。
帰りしな、待って!写真を撮りましょう、と先生が言うので
クラスメイトみんなで 集合写真を撮って、
さらに、やらせの指導風景を 演出された。

アタクシ、ガイジンにも教えてますの、という宣伝に使うつもりなのか。
そんなこんなで一カ月、11回以上は 通えたと思う。
元はとったかな。楽しかったし。
そして家でブスブス刺すこと3日ほどで
完成!!! マイ ファースト(&プロバブリー ラスト)スザニ

もうね、いいです。
これからは、せいぜい ワンポイントに刺すかもしれないな、くらい。
やっぱ作品を仕上げるのは 高いハードルだった。
今後 買う時は (買うかな…)
自分じゃ絶対できない 大きくて細かい上手なやつを選ぼう。
ひと針ひと針に敬意を払うと 値引き交渉が弱腰になっちゃいそう。

↓のような、広い面積を仕上げる時に用いられている刺し方が、気になっていた。

だって やってみて思ったけど、スザニってやっぱり つらいんす。
フック式は、線をきれいに出すには向いているのだけど、
びっちり埋めるのは、ちょっとのスペースだって 結構な根気がいるのですよ。
さっさか刺せるんなら、そっちを習得したい、と思ったのだ。
1カ月のスザニ教室も最後の日、自分のスザニは終わりそうもなかったので
早々と家に持ち帰ることを宣言し、残りの時間で この技法を教えてもらうことにした。
先生が言うには、この技法とフック式は 全く別物で、
先生もこっちは やらないんだそうだ。
技法は知っているけど、道具も糸も違うし、結構これはこれで辛いという。
まぁやり方だけ見せるわね、そう言って、先生は 縫い針をとりだした。
本来使うのは、多分 いわゆる刺繍針なのだ。
糸は、フック式のものよりずっと太いものを使うという。
そして、立てひざが 基本姿勢だと言って、やおら 刺し始めた。

あ、乙嫁語り に出て来た いきなり刺しちゃう場面は、こっちの技法ならありだ!と
膝を打った。
絶対こっちのほうが古いはずだ。
スザニ とは ペルシャ語の スザン から来ており
針 という意味だ。
だから、技法や模様は 中央アジアだけでなく中東域に共通している。
やり方は、まず 埋めたい柄の端から端まで、一気に糸を渡す。
そしてその糸を アパアパしないように 何カ所か 布にかがっていくのだ。

これだと糸が細いので、埋まり切っていないけれど、わかるかしら。

長いロープを張って、所どころ画鋲で留めている、という感じ。
こうすると、不規則な長さの直線と、斜めに走る 点のようなステッチとが交差し
何ともやさしい手作りの表情になるのだ。
なぁるほど~。
どう?わかった? フック式とこれを 両方やる人って少ないの、
私にはこの方が難しいのよ、と先生はちょっと恥ずかしそうだった。
確かに、長時間商売でやるならば、
コタツテーブルでブスブス刺していく方が 楽だし早い。
でも道具がない人にも気軽に始められるのは、立てひざ式だ。
地方では、こうやって車座になってチクチクする姿もまだ見られる。
なくならないと良いなぁと思う。
帰りしな、待って!写真を撮りましょう、と先生が言うので
クラスメイトみんなで 集合写真を撮って、
さらに、やらせの指導風景を 演出された。

アタクシ、ガイジンにも教えてますの、という宣伝に使うつもりなのか。
そんなこんなで一カ月、11回以上は 通えたと思う。
元はとったかな。楽しかったし。
そして家でブスブス刺すこと3日ほどで
完成!!! マイ ファースト(&プロバブリー ラスト)スザニ


もうね、いいです。
これからは、せいぜい ワンポイントに刺すかもしれないな、くらい。
やっぱ作品を仕上げるのは 高いハードルだった。
今後 買う時は (買うかな…)
自分じゃ絶対できない 大きくて細かい上手なやつを選ぼう。
ひと針ひと針に敬意を払うと 値引き交渉が弱腰になっちゃいそう。