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    ハチミツ君の秋

    タシケントから車で1時間強の 山 チムガンには、

    桜に良く似た アーモンドの木が たくさん植わっていて、

    春には プチ吉野山 みたくなる。

    ならば紅葉も 桜のように 赤いんじゃないか、と ちょっこし期待して 行って見た。

    天気が良かったので、まずは ダム湖 チョルボッグへ。
    チャルバッグ秋
    雪山と青空のコントラストが すがすがしい。

    続いてチムガンは、・・・茶色い。
    秋のチムガン
    黄色く紅葉した木と、茶色く枯れた牧草で なんともいえない秋色。

    山の中腹のアーモンドは すでに 葉が落ち、

    下のほうは まだ緑。

    期待した赤い葉っぱは 見られなかった。

    来年は、10月上旬に 再チャレンジ。


    でも収穫も ちゃんとあり。

    いつもと違う チョルボッグの ハチミツ農家に 寄ったところ、

    胡桃とレーズンのハチミツ漬け と
    熊さんのコニャック
    くまさんのコニャック 40度のハチミツ酒 に出会ったのだ。


    ロシア語学習者は、おそらく 結構 初期に

    メドベージェフ とは 熊田さん と言うような苗字だ、と言うことを知る。

    同時に、ゴーリキーは 苦井さん

    トルストイは 太田さん

    ゴーゴリは 鴨田さん なのだが、

    ロシア語で ハチミツは мёдミョード

    熊 は медведь メドベーチ(=ハチミツ博士、ハチミツ喰い) という。

    本当は、熊という単語は ほかにあったんだけど、

    その名を呼んでしまうと やって来る と言う迷信があって、

    ハリポタの 呼んではいけないあの人「ヴォルデモート卿」のように

    ハチミツ専門のあいつ、ハチミツ君、と呼んでいたのが

    そのまま 熊を意味する言葉として定着してしまったと言うもの。


    そのハチミツ君の コニャックは、

    沸かしたハチミツ水を8ヶ月 発酵させた とか何とか。

    毎日50ccずつ飲むと、体に良いという。

    お味は、梅酒のような 濃厚で芳醇な 香りと甘さ。

    バナナフランべしたらチョーおいしいと思う


    ハチミツ屋は オマケだよ、と オトギリ草 オイル も くれた。

    鼻血や 切り傷 火傷 に効くらしい。


    かわって市内では、蔦の葉っぱが いま見事に真っ赤。
    蔦の葉
    日本庭園も、通りかかったら 桜の木が 紅く色づいている風だった。

    やっぱり、紅葉は 赤いのを見たい、と思うのは、日本人なのかな。

    花も実もある

    タシケントに 花市場というか、花商が寄せあつまっているプレハブは

    ボドキナ、バブルパルク、マキシムゴーリキーなど いくつかある。

    花束ばかりの花屋通りは、ユヌスアバッドバザールの中にあって、

    12月に入ると、クリスマスツリーが わんさと並び

    クリスマス マルクト のような賑わいだ。
    クリスマスマルクトinウズ

    でも先日は、思い立って、いわゆる 花屋 に行って見た。

    冷蔵庫があって、注文を受けてから、予算と希望にあわせた花束を作る店だ。

    こういう花屋は、無くはないけれど、お高いの。

    わかってたんだけど、久しぶりに どうしても アレンジメントをやりたくなったので

    間違いなく オアシスを売ってそうなお店に 行く必要があったのだ。


    57000ソム(1900円)も かけてしまった。
    秋のアレンジメント
    秋のテーブル装花。

    脳内アドレナリンが出て 無心の 1時間。

    楽しかった。

    ゲージツの秋。

    通える ウズベク料理店 ~シャシリク篇

    最近 外食の記事を まとめて出したので

    あちこち食べ歩いていると 思われてしまった。

    実際は 結構 家食、外食は 主に ランチ。

    ウズベク人と一緒に食べることが多いから、

    その ほとんどが ウズベク料理だ。


    そんな訳で、今回は ウズベク人に評判の良い ウズベク料理屋 特集。

    ウズベクを離れていた この夏、いちばん恋しかったのが

    シャシリクだったので、シャシリク目線で。


    炭焼きの、おもわず小鼻広がる あの香ばしい にほひ。

    脂身の ジュッと いう音。

    むぎゅうと噛んだときに ほとばしる肉汁。


    羊が苦手な人も、一度は トライしてみてほしい。

    意外と あれ、食べられる~! という人 多いす。


    ◆シャシリクは、大概どこでも 美味しいけれど、

    私が好きなのは、マキシムゴーリキー方面の

    FARXOD OTA。
    シャシリクや
    シャシリクNo.1
    地元っ子が シャシリク食べながら 一杯やりに来る様な店で、

    夜はビアホールっぽいけど

    ランチは 広々して 清潔感があって なかなか気持ちいい店。

    シャシリクの他、ナリン(カズィーと和えた蒸し麺)も人気メニュー。

    以前紹介した タバカ屋 の通りにある、

    GOLDEN HILL という 中華料理屋風の店構え(ヨーロッパ料理屋だけど)の
    ゴールデンヒル
    脇道を下って うねうね行くと、小さなバザールに出る。

    そのバザールを周り込むように、

    ぐるっと右方向にUターンすると着く 隠れ家的な場所。


    ◆チョルスー・ザルカイナル3階の ANOR も 上品で おいしいシャシリクを出す。
    ガレリアのウズ料理
    相場が 2200ソム(70円)/本 なのに対し、

    ここのシャシリクは 6000ソム(200円)とかするけど、

    バザールとかだと ちょっと食べたがらないような 潔癖なタイプのお客さんを

    お連れするには 安心な店だ。

    ウズのスープやラグメンも みな上品な お味。

    隣の寿司店のメニューも頼めるし、常に ガラ空きなので

    緊張しいな 高齢の旅行者でも 気がラクだ。

    トイレが きれいなのと、おしぼりが 出るのが 高ポイント。

    ここは、お金持ち系ウズ人のお勧めだ。


    ◆アミール・ティムール通りから ラディソンBLUホテルを 東に入った道は

    通称シャシリク通り。

    シャシリク食べるなら、とにかくこの通りに来ればいい、というウズっ子もいる。

    どの店が、というのではない、その日の気分で選ぶ、もんじゃストリート的な。

    でも私は、いつも なんとなく赤っぽい店をリピート。

    店の看板がないので、目印は この消えかかった 高電圧注意の看板くらいしか…。
    赤い店の看板
    通りで シャシリクを焼いているし、入ってすぐにショーケースがあるので

    その日の 肉の状態や 種類を 確認して入店すべし。
    ハイート飲み会
    庶民的、超ローカルで 安くてうまい 焼鳥屋的な存在。


    ◆マキシムゴーリキー方面の ビクトリア は カフカース系シャシリク。
    カフカースシャシリクや ビクトリア
    カフカースのラムチョップ
    カフカース(コーカサス)のシャシリクは、でかい。

    いわゆるシャシリクが 焼き鳥サイズより少し大きい、

    焼きとん くらいだとすると、

    カフカースは、串だけで40cmくらいあって、

    海外ドラマで見る BBQ みたいなボリュームだ。

    一人1本で お腹いっぱい。

    羊と チキンと ラムチョップを ひとつずつ 注文して 皆でシェア、が良い。

    近所のお兄ちゃんのお嫁さんが つわりで昼間は断食、

    夜中になると ここのシャシリクだったら食べられる、と言って

    夜な夜な お兄ちゃんをパシらせていた店。

    もともとはお兄ちゃんに教えてもらったんだけど、

    それ以降は、彼は もう行きたがらない。


    ◆タシケントの日本人には かなり おなじみ

    ラグメン屋の ボドムゾールは シャシリクだって 天下一品。
    ボドムゾール ラグメン
    私がウズ人と ランチに行く率 恐らく No.1 のお店だ。

    先述シャシリク通りを BURGER15 で 曲がるとすぐ。

    まちがっても隣の ヨーロッパ料理屋には入らないこと。

    後悔する率 500% 。

    後悔してみたい人は、スパゲティを頼んでみると良いネタになるでしょう。


    ◆アンホール運河の脇 トルキスタン宮殿の裏あたりに

    タシケント大地震の震源地モニュメントが建っている。

    地割れの上で 踏ん張って、全身で「ストップ!」と言っている様な

    どでかい 男女の像は インパクト大。

    そのすぐ目の前から 大通りを下っていくと

    Al Aziz がある。

    運河を眺めながら 食事がとれる、屋根付きパティオがあって、

    春から初秋にかけては とても気持ちの良い オープンエアーレストラン。
    Al Aziz

    (大宴会場もあるので、冬季も営業。)

    食欲の無くなる 夏の昼下がり、

    夏バテ解消に ウズ女子が連れて行ってくれたのがきっかけ。

    酸味のきいたアクローシカ という 角切り野菜の冷製スープと
    Al Azizのアクローシカ

    シャシリク一本が ペロッと入って、元気モリモリ。

    アクローシカは クヴァスやケフィールをベースに作るので、

    発酵食品を用いたメニュー。これが 夏のカラダに おいしいのだ。

    ヨーロッパ系のツーリストも多く、プロフなんぞ ゆったり食べている。


    ◆まだ シャシリクがおいしいと 教えてもらったお店は あるのだけれど、

    それは また次回。

    踊れるシャシリク屋 の回でお会いしましょう。

    ウズに触れたい東京の皆様へ

    ウズにいたお仲間の お友達の 展示会のお知らせ。

    こういうの、見られるし 買えます。
    kanno.jpg

    11/6まで 於:板橋

    お急ぎください。
    http://kannotextile.com/archives/126

    通える ウズベク料理店 ~シャシリク篇2

    食欲の秋、食べた分は 消費せねば。

    幸い、羊は 脂肪燃焼を促すカルニチンが豊富とか。

    羊を食べて 踊ればいいんじゃん

    …と、ウズ人が思っているかどうかは知らないけれども、

    ウズのレストランは、結構な確率で ダンスフロアがある。

    さらに言うと、ウズのビアホールは 結構な確率で 生バンドがいる。

    みんな、食べて、飲んで、踊る。普通のこと。
    カフェブハラ
    ちょっとトイレ行ってくるね。― あ、じゃあ俺 踊ってくる。みたいな。

    あ~、食べたね~。デザート行く?踊っとく?みたいな。


    だって、普通のコンサート見に行ったって、

    客席から スックと立ちあがって、舞台の真ん前まで出てって、

    まるで 花柳社中 のように 堂々と 踊っちゃう人達だもの。

    しかも それをやるのは、おばちゃんや おばあちゃん!

    ノリノリの曲がかかれば体が動いて当然、

    ダンスフロアがあるなら 踊らにゃ損損なの。


    それに、ウズベク人は 踊りを見るのも好き。

    ちょっと良いお値段のお店は、ショータイムを 設けていたりする。

    ショーを見ながらお食事する店としては、

    フォーラム奥の Bahor が 老舗だけれど、

    今日は もっと気軽で、シャシリクがおいしい 2軒。


    ◆昨日のシャシリク通りをずっと来ると、

    緑の看板が目に飛び込む。
    KishMish.jpg
    KishMish 種なしブドウ の意味。ウズベクらしいネーミング。

    若者から バブル世代くらいまでの人たちが 夜な夜な集まる シャシリク店。

    私のお気に入りは、

    Гнездо Глухаря グネーズダグルーハリャ 雷鳥の巣 という意味の サラダ。
    KISHMISHの料理 KishMishお会計
    そして、カフカースサイズの シャシリク。  これは去年のレシートだけど、ここは そんなに お高くない。

    サラダ、ラプシャ、スープ、シャシリク2本、パン盛り合わせ、チャイ、ジュース

    食べきれなかったので サボイ(持ち帰り)用の 容器代、音楽チャージ、サービス税

    まで含めて 31000ソム(1000円)。3人で来たら 一人300円だ。

    お酒飲んだって たかが知れている。

    ベリーダンスやウズベクダンス、ロボットダンスなどを 次々見せる ショーナイトもあれば、
    KISHMISHのダンス
    KISHMISHのフロア
    DJがいて、ノリノリのダンスミュージックをかけまくりの ダンスナイトも。

    よく、インド人観光客の団体が 入っているけれど

    地元っ子には昔から おなじみ。あくまで、シャシリク屋、らしい。

    抜群に美味しい!というわけではないけど、

    ウズ人には、これだけ食べて、飲んで、踊って、

    楽しくって、まぁまぁ おいしくて、この値段だったら

    超大満足なんだと思う。

    ベリーダンサーは、テーブルまでチップをせびりに来るので

    それがまた 楽しみなのかもしれないけど。


    ◆サマルカンドで有名な レストラン、カリムベック。

    その БЕК ベック グループの店は、タシケント市内にも3軒ある。

    その中の一つ、нур ヌール は、
    Bek系列
    踊れて、ショーも見られる、大人な雰囲気の やや高級店。

    ウズベク人が 週末ちょっと気張って、

    今日は 美味しくて 楽しいとこ 行こうか!という感じの店だ。

    メニューはかなり豊富で、お魚料理もある。

    私は ここの サリャンカ という

    ソーセージなんかが入った ロシアのスープ が 気に入っているが、

    ウズ人に言わせれば、ここは ショルパ だよ、という。これも美味しい。

    そしてシャシリクは、やっぱり カフカースサイズ。

    これを、耐熱ガラスに ラバシュ(ブリトー)の皮をしいて、その皮で包み、

    下からキャンドルであぶって テーブルの上で 保温しながら

    いただける 素晴らしいシステム。

    羊も、チキンも、魚のシャシリクも、ミックスも可能。

    いつまでも温かくて、ボリュームたっぷりの シャシリクを食べながら、

    ウズベク人と一緒にする 宴会は とっても美味しくて 楽しい。

    でも不思議と、日本人だけで行くと、なんか あんまし美味しくなかったりする。

    注文の仕方に 何か コツ があるのか、

    それとも、ウォッカを飲まないと 美味しくない店なのか、

    なにしろ、大人数で行って、わっと頼んで ガッツリお肉~、ガンガン乾杯~

    というのに 向いている。

    ここのショータイムは、コミカルな物、風刺のきいたもの、

    ベリーダンス、ウズベクダンス、と多彩で 観客の反応も良い。
    bek.jpg

    やっぱりチップをむしりに お姉さんが周ってくるので、

    そういう時の 殿方のお姿を観察するのも 面白い。


    デレデレしながら お財布を取りだすお兄さん。
    bek1.jpg

    お姉さんが せびっただけ 出しちゃうので、周りが さすがに 止めに入った。
    bek2.jpg

    半個室になっていても容赦なく来る。
    bek3.jpg

    ヘソ目線でチップを渡す顔、写真を撮る顔、もうみんなデレデレで
    bek4.jpg
    こういうことに国境はない。

    フフフフフフフフフフフフフフ。

    国教はイスラム教スンニ派。ウズベキスタンは ゆるくて平和です。

    外来語

    日本語堪能なウズ男子との ある日の おしゃべり。


    ―こないださ、ヘロインやってる人たち見たよ。

    ―?!

    ―マスクかぶって集まってたよ。

    ―マスク…黒いのとか?(頭の中は KKK的な)

    ―え?いや、アリゲーターとか。

    ―アリゲーター????

    ―日本もヘロインやる時って、マスクかぶるの?

    ―えっ…どうだろ…かぶらないんじゃない?

     …っつーか、ヘロインやる人達が そんな目立つ格好で

      大っぴらに 表に集まる国だったろうか、ウズは…日本も。

      しかも、ワニの仮装なんて…  仮装! 

     それってヘロインじゃなくって、ハロウィンでしょ?

    ―え~!ウズではヘロインっていうよ~、なんか変??


    ええ。変ですとも。

    ロシア語では仮に ヘロイン というにしても、

    日本語の会話の中では ハロウィン と発音しなさい。

    大変な誤解を買うのよ。

    と、諭しておいた。


    ウズでも、ささやかに 10月31日の夜は トリックが あり、

    その余波は数日後まで…あったというお話。ある意味 トリートか。

    初雪、か?

    ゆんべ、フェルガナからの真っ暗な夜道、

    カムチック峠を登るにつれ

    雪が積もっていたのだった。

    私的に、初雪。

    タシケントでは、まだ観測ないのかな。

    いよいよ冬将軍、来るね。

    着物、ウズ人着られますのよ

    タシケントの 日本センター(UJC)で

    着付けのイベントがあるというので 行ってきた。

    UJCでは、数年前までは、日本人の茶道の先生が 教えており、

    その教えが 今も ウズ人に受け継がれ

    いまや 当時の生徒さんが 正式に日本からお免状をもらって

    ウズ人に茶道の心を教えている。


    その日本人の先生が教えたのは、茶道のお手前だけではなく

    着物の着付けもしっかりと伝えていったのだった。
    UJCキモノ
    ウズ人が、ウズ人だけで、見事に美しく 着物を着る。

    しかも、彼女達の 一挙手一頭足が、説明する 一言一句が、

    ちゃんと、正しいのだ。

    感動した。

    今や、着物どころか、浴衣だって まともに着られない日本人が殆どな中、

    ウズベキスタンの、恐らく日本に行ったことのない女の子が

    こんなに美しく 着物を 着られるとは。しかも、意味を 理解しているとは。

    しかも、ここまで理解しているのに、その上

    見に来た私達に 変なとこ なかったですか、アドバイスは ないですか

    っていう 謙虚な 姿勢。もうブラボー。


    ここまで 教えていった 茶道の先生の熱意にも 恐れ入ったし、

    その全てを 余すところなく伝えている 今の ウズ人の先生も あっぱれだ。

    誰かに 何かを 「教える」って こういうこと、こうあるべきなんだ。

    真似できないなぁ。

    ujcキモノ1
    見に来たウズ女性も 熱心で、質問も交えながら

    一つ一つの所作の意味に感心しきり、魅入っていた。

    出来上がりには、拍手。↓
    UJCキモノ2
    次いで、希望者には着付けます、の時間に 私もお手伝い。↑

    ポーズをつけたら、ウズ女子はノリノリ。

    紫が お似合いよね。

    でも、重いし 暑いって。


    そうよね、そうそう。

    日本人だって、何十年か前までは もっと楽チンに ぐすぐすに着ていたのに。

    いつから、補正とか、帯板とか、するようになったのだろう。

    こういう、写真撮るための着付け、というようなものを

    海外に伝える意味って何だろうと、ちょっと 思ってしまった。

    こんなに面倒な着方で、着ていても窮屈な着付けで、

    何百年も日本人が暮らしていた と思われるのは、私の意に反する。

    襟だって、帯だって、もっとルーズで良いのに。

    茶道するには、それじゃダメなのかな。

    今の日本の着物業界って、なんか変、って 改めて思ってしまった。


    ネットの、質問箱なんか見てると

    披露宴に 着物を 自分で着つけてきた人はすぐわかる、

    プロに着つけてもらった方が良いですよ、とか

    いっそ洋装にした方が良いですよ、なんて言うアドバイスを見ることがある。

    は?!?!?!って思う。

    自分で着て何が悪いのでしょうね。

    披露宴に 小紋や ジーンズで 来たら 眉をひそめて当たり前。

    でも着方まで どうこう言うって 変でしょう?

    タキシード着てる人に、あの人 シャツが たるみ気味よ、や~ね~、

    蝶ネクタイが ゆるんでるわ~、あんなんなら、出来合いのやつ着ければ良いのに~、

    なんて 言うの? 言うわけ、あなた? と 問いたい秋の夜更けです、ぷんぷん!


    ルールは学ぶべきだけど、TPOさえ わきまえてれば、

    自分の楽なように着ていいんじゃないのかしら。

    披露宴で、訪問着 着てる人が 多少ぐすぐすだからって、

    街で、コスプレとかゴスロリ風の着物 着てる人見たからって、

    ヒソヒソ言うの、やめてほしい。

    着物人口を増やす努力こそすれ、敷居高くして閉め出してどうするのでしょう。


    下は、この秋 タシケントで開かれた 空手の国際試合にて。
    イラン
    この夏のオリンピックでも話題になった通り、

    イランの選手は 髪を隠して試合に臨んだ。

    こういう国の人たちは、したくたって できないファッションがある。

    私たちは、何だって着られるし どんな髪型にもできる。

    じゃぁせめて、その中から日本の伝統衣装を選んで着ている人には

    寛容でいませんか。

    在ウズ日本人の皆さん、帰国しても安心です

    これまで 日本には、ウズベキスタン料理屋は ない、とされてきたが

    なんと今年の4月にオープンしていた。

    ウズベキスタン料理「アロヒディン」

     by All About 2012年6月1日 佐藤 わか子

    八丁堀と茅場町の間のオフィス街の一角に、2012年4月、ウズベキスタンの家庭料理を提供する店がオープンした。ロシアやトルコの影響を受けたウズベキスタンの料理は、お酒との相性が抜群。同店では、お酒とともに、をコンセプトに、小皿料理を多数揃え、未知なる料理を気軽に楽しめるようになっている。


    サマルカンドプロフが 要予約ながら

    コースでも アラカルトでも 頂ける模様。

    ナン、シャシリク、アッチュク、ショルパ なども。

    皆さん、一時帰国や 本帰国で、ウズ料理が恋しくなっても、もう安心ですね。

    …いや、大概の日本人は、帰るまでには プロフは 作れるようになってるか、な。


    お店のHPは こちら。
    WINE&BEER ALOHIDDIN

    ウズ着物

    一昨日の着物の記事、

    なんかストレス溜まってるの? と 彼に心配された。

    いえ~、大丈夫。

    ただ、ウズの ウズによる ウズのための 着物 構想 真っ只中、

    なんちゃってキモノスタイルを 作ろうとしてるところへ

    キモノはかくあるべし みたいな カチカチの意見を見ちゃって、

    あたしゃ好きに着るよ!と 主張したくなっただけ。


    そうなの、

    この夏 フェルガナ地方の マルギランで 買った反物

    先日の帰国で 仕立てに 出してきた。

    で、出来上がった旨 メールが来たのだ。
    kimonoskii (263x350)
    柄出し、希望通り うまくいったみたい

    単衣にしたので、しばらく着る機会は なし。

    次回帰国まで、日本で待っててね。


    その時 一緒に、スザニの袋帯の見積りを 頼んでみたところ、

    色々特殊なんで お仕立て ざっと6万円だす~、どないしはります~?

    と言われ ぎゃふん!

    すごすご 持って帰って来た。


    私のスザニは 4mもなく、これを帯にするには、

    別の布を つぎはぎ することになる。

    もったいないことに 刺繍をジャッキンと切らざるを得ない。

    しかも 、手、胴前、たれ、と 何カ所も 切る。

    それを 刺繍が ほつれないように さっさか 縫わなくちゃならない。

    ただでさえ和裁の心得のない私に 自作は 無理、と 判断したのだけど、

    仕立て代の他、裏布代、絹芯代、手間賃…高くなって当たり前なのだった。

    しかし、6万は想定外。はるか外。


    かくなる上は、何とか、オール・ウズ材料で 安く 仕立てたい。
    帯2
    構想40日、昨日 ようやっと 柄出し位置や 合わせる布、綿の帯芯 の準備と

    作り方を ウズ人に 説明する算段がつき、仕立てに出した。


    ついでに、カジュアルな 名古屋帯も欲しくて、

    角だしが結べる スザニ帯も オーダー。
    帯1

    しかも、どっちも欲張って、アドラスとの昼夜帯(リバーシブル)。

    イメージ通りに出来上がるかな~、超不安。

    でも、安さと 手軽さには 代えられない。

    ウズを信じよう。


    これなら、自作可能かも、と
    マルカジ土産 アドラス
    この度 マルギランから 4mのアドラスを 買ってきた。

    2枚 うらおもてで 涼しさ重視の 芯なし 兵児帯風 昼夜帯

    手縫いしてみるつもり。

    でも全部で8.6m も 縫わなきゃいけないと思うと、ちょっと萎える。

    家に付属している超レトロな足踏みミシン、

    何度か トライしたけど いっかなスムーズに動かない。

    大家にマスター呼んで って頼んだの、忘れられている。

    あれが動けば、超楽なんだけど、

    これも 縫い子さんに 頼んじゃうことになるのかしら、私。

    本当に 根気のない、私。

    どの柄で 何作ろう、って考えてる時が、やる気のピークだから。

    しかも、そこまで しょっちゅう 着物 着るのか、私。

    …あれば、着るよ。着る着る。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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