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    能ナイト

    本日25日は、日本能楽協会、筑波大学との共催による、

    本格的な 能・狂言の公演が タシケントで 行われる。

    ウズベクの人たちには、これは大変貴重な機会だ。

    演目は、能「羽衣」

    狂言「棒縛」

    能「猩猩乱」の三本 + なぜか ウズベク音楽。

    いずれも、能楽鑑賞教室や 祝日能などで お馴染みの 番組だ。

    公演予定時刻から考えて、羽衣などは ちょっと 端折るのかもしれない。


    うちの父は、能楽ファンで、

    祝日能を テレビで必ず見るのは もちろんのこと、

    小さいうちから 何度か 能楽堂にも連れて行かれた。

    不思議な物で、子供の時は、飽きもせず じっと舞台を見つめて

    面白かった?わかった?の問いには、分かった、面白かったと 答えた と言うが、

    大人になってから 誘われた時は、狂言は面白く見たものの、能では爆睡してしまった。

    父いわく、夢うつつの 幽玄の美が 能の 真髄なのだそうだが、

    本当に寝てしまっては 身も蓋もない。

    今日は 寝ないぞ。

    だいたい、お酒の話は 美味しそうだな~と思うから 寝ないのよ、

    問題は 羽衣ね。


    …ウズベク人も、寝ないかな。

    ちょっと客席も気にしつつ ウズベク人の 反応を 見てみよう。

    ・会場:国立音楽院(コンセルバトーリー) 大ホール
     18:30開演 5分間 能についての解説。
     能公演は18:45頃~20:40頃 予定
     入場無料、入場自由

    冬場はコート着て見る様な会場なので、スースーするかも。

    足もとは あったかめが おススメ。

    韓国で開拓したもの

    日本はどうだった~、と聞かれるので、帰国時のお話をば しばし。

    まずは、韓国譚だ。当然ながら長い。


    仁川で トランジットなので、

    ここで 最長時間をとり、9時着 19時発の便にした。

    日本が一年半ぶりなら、韓国も一年半ぶりだ。

    (ウズベクへ来る時にも トランジット最長便 にしているからね)

    当然、旧友と会って、美味しいランチに連れて行ってもらわなくっちゃ。


    いつもは 羽田―金浦 利用なので、

    仁川からソウルに出るのは 7年ぶり くらい。

    空港鉄道で 弘大入口 まで出て、地下鉄で乗り継いで

    永浦洞のロッテ百貨店で待ち合わせ。

    1時間ちょっとで着いちゃった。空港鉄道、やっぱし 速い!

    しかも、車内にWIFIルーターが設置されてるって、スゴくないスか!!

    どう見ても 70過ぎのおじいちゃんが どピンクの スマホ いじってる!!!


    永浦洞は、駅前に老舗百貨店が2店舗あって、

    大きな複合センタービルみたいなのもできて、

    日本で言うなら 新橋みたいな 飲みに行く街、でもある。

    何がある、というわけではないけど、美味しいものは 集まっている所なのだ。


    その、せっかくの永浦洞なのに、

    土曜の11時に 開いてる店がない。

    24時間営業が多いソウル、しかも永浦洞、と ナメきっていた友人、慌てる。


    そして 友人が出した 答えは、コレ。
    ヌルンジペクス
    ヌルンジペクス2

    ソウルから車で30分ほどの 京畿道義王市にある

    山村(산촌サンチョン)のヌルンジペクスッ

    分かりやすく言うと、参鶏湯サムゲタンの 具と スープを 分けて、

    具の 肉と もち米は そのまま 塩に付けながら、

    濃厚なスープは さらに お米を足して 石鍋で煮詰め、

    お焦げを たっぷりと作ってから 供する

    新感覚 参鶏湯、と言えば いいかしら。


    参鶏湯もそうだけど、具の肉よりも、圧倒的に この お焦げ入りスープが 旨い!

    胃に 優し~くて、それでいて、しっかり お米が お腹に溜まっていく。


    あぁ、今回もナイスセレクトだよ、ありがとう~!と

    ウマウマ食べていたら、突然 胃が 重くなり、お腹が破裂しそうに 張ってきた。

    冷汗まで出てきて、ビールも 肉も 受け付けない 緊急事態。

    トイレに こもっても治らず、

    泣く泣く ヌルンジ(お焦げの意)を残して 薬局へ 向かった。


    薬局のおじさんに症状を説明すると、一言「食生活が悪い!」

    …お恥ずかしい…

    実は事情があって、2週間以上 外食続きのうえ、

    キッチンの天井が落ちたりで、家でも コッコ麺とかばっか 食べていたのだった。

    言い訳の仕様もない 食生活ですわ。

    しかも今日は 徹夜明け ときている(飛行機で眠れなかったの)。


    そんな訳で処方された胃薬二種を 栄養ドリンクで 飲み干すと、

    (なぜか韓国は 必ずドリンク剤で 薬 飲むのだ←って どんだけ韓国で痛い目見てるんだか)
    韓国の胃薬

    飲んだ瞬間から す~っと 張りが引いて 苦しくなくなった。

    今からなら、ヌルンジ 食べられる、と言って 呆れられたほどの 回復ぶり。

    おそるべし、韓国のお薬。


    しかし、トラブルは これで終わらなかった。

    ま、とりあえず 飛行機の時間まで お茶のみにいこっか、と

    仁川方面へ車を走らせていると、

    追い越しざまに 何がしか 訴えていく トラックの運ちゃん。

    え~ なんだろうね、と車を停めてみると、

    後輪が ペッチャンコに パンクしていた。


    ここは高速道路。

    バスも タクシーもない。

    飛行機まで 時間があるとはいえ、

    私 こっから ヒッチハイクして 空港行くのかしら~なんて

    考えていたら、友人は素早く保険会社に電話、

    車を降りて ガードレール外で待ちましょう という。

    そして 待つこと わずか 15分。

    JAFみたいな車が来た!早い!

    そして、スペースもあるので この場でやっちゃいますね、と言って、

    ものの5分で スペアタイヤに付け替えて、じゃっ と 爽やかに去って行った。

    人生初の パンク体験、20分で終了。

    スピード韓国の中で、最も 尊敬した瞬間だった。


    そして、あれは夢だったの?と思う程 時間のロスもなく

    カフェに着き、おしゃべり。

    いま流行っているものを教えてもらうと、

    PSY の ♪江南スタイル が 韓国だけでなく アメリカで話題なのだという。

    ソン・ガンホの様な見た目に反した 軽やかな 乗馬風ダンスと、

    「♪オッパン カンナム スターイル(日本的に言えば、= にいにいは 麻布スタイル)」

    のリフレインは、確かにキョーレツ。

    PSYは、ロンドンオリンピックの 韓国の応援ソングを 歌っているのを見て

    ウズベクでも ちょっと気になっていた。

    聞けば彼は、兵役時の 市役所勤務の態度が悪くて、

    2回も徴兵された経歴の持ち主らしい。

    確かに 言うこと聞かなそうだ。

    その後 日本で、彼を紹介するテレビを 偶然目にしたので、

    もう日本でも 知ってる人 多いんだろうと思う。

    気になった方はコチラ


    そんなこんなで、江南スタイルのリフレインのまま、

    夜11時半ごろ、ようやく実家に到着。長い長い帰国路となった。

    日本で流行っていたもの

    昨日書いた通り、日本に帰っても

    胃袋をリフレッシュさせる必要があったので

    しばらくは食生活をつましく 粗食、家食。


    母が作ってくれたのは、今 大ブームの 塩麹メニュー。
    塩麹

    築地小町でおなじみ、浅田水産のお姉ちゃん から 買った カサゴの煮付けと

    塩麹に漬け込んだ豚肉とピーマンの炒め物

    きゅうりの塩麹もみ

    だだ茶豆 と トマト


    この塩麹、スーパーに行っても、デパートに行っても、

    あるわあるわ。

    知らぬ間に 日本中が、塩麹に沸いている。

    塩麹そのもの も 売っているし、塩麹商品も 塩麹メニューも

    ものすごく豊富。

    甘酒 では売れなかったのに、

    塩 麹 がついた途端 このブレイク!

    麹ジャム なるものまで売っている。

    これに 塩 を入れれば 塩麹、お湯で延ばせば 甘酒 になります、とな。

    ただの 甘酒の素 じゃないか。

    名前を買えただけで、売れている。

    これまで古臭かった べったら漬けも、麹漬って いった途端 大注目よ。

    子供のころから 甘酒 大好きな 私には、アラ今頃気づいたの?って

    バカバカしい気もするけど、

    日持ちのする 瓶詰めの 麹ジャムは ウズに持ってきた。


    それで、塩麹 の次に来るのは、

    塩ヨーグルト、なんだって。

    水を切って 塩を加えた ヨーグルトは、下ごしらえから 調味料としてまで 万能なんです~、と

    さも自分で発見したかのごとく 紹介する 料理研究家。

    そんなの、ギリシャ、トルコ、ウズ、羊を食べる国の人なら、

    どこでも 昔っから やってますから~!!


    我が家でも ギリシャ料理から取り入れて 12年前から 羊には 塩おろしにんにくヨーグルト。

    こういうの食べてれば、

    ウズの クルトとか アクローシカとか、どうじない っていうか 大好き~だと思う。

    塩ヨーグルトにハマった方は、ウズ方面、向いてますよ。

    脱原発

    反原発・脱原発の運動は、

    私の帰国中も よく 目にし 耳にした。

    ↓は 霞が関の 脱原発テント(9/7)。
    脱原発テントDSC_1031 (350x263)

    こういう座り込みは、韓国ではよく見るけど、

    日本で1年以上も続いているというのは あまり聞いたことがない話だ。


    これを見た日、たまたま TBS系列と名乗る 無作為電話アンケート がかかってきた。

    2030年までの脱原発は可能だと思いますか?

    次の民主党党首にふさわしいと思う人は誰ですか?

    解散時期は いつが ふさわしいと思いますか?

    マスコミは、今の政権に どの程度 批判的 あるいは 好意的だと思いますか?

    などなど。


    正直、外国にいて トップニュースの拾い読みしかしていない 私には、

    いまの日本政治のディティールは よくわからない。

    ただ言えるのは、節電も とっても大事だけど

    異常なまでの 暑さと寒さ、地球がおかしくなり始めてる今、

    より 電気に依存する生活に なっていくだろう ということ。

    それと、選挙の度に ものすごい額の お金が飛ぶ ということ。

    どうせ大して変わらないんだから、選挙の回数だって減らすのがエコじゃないかしら。

    コロコロ変わるよりは、やれるだけ やる方が いいんじゃないかしら。

    外国人に「ニッポンの首相の任期はいつから一年になったのか?」と聞かれるたび 恥ずかしい。

    でも日本で暮らす人からしたら どうなのかしら~、今すぐ変わりたいのかしら。

    なんとか維新の会とか、あちこちで 大旋風を巻き起こすみたく騒いでるけど

    何だか 現実のニュースなのだとは 受け止められなかった。


    ウズにいても、選挙権はある。

    どうしたら、いまの、未来の自分のためになるのか、

    いまの自分の、外から日本を見る視点は、

    客観的なのか、曇ってるのか、無関心なのか。

    なんか自分でも モヤっている。

    大人になれない、迷える 良いお年頃です。


    無印良品では、レジ横に こんな手拭いが。
    気力手ぬぐいDSC_0948 (350x262)
    名付けて、気と力 手拭い。

    「電力」 だけ、若干 プリントの色が 薄いんです、と囁かれて 思わず購入。

    でも、どう見ても 一色刷り。やられました。

    っつーか、洒落た 宣伝文句よね。

    怒る気は 起きません。

    脱粗食

    実家の片づけ ばっか やってた この夏は

    あまり 食べたいものを 食べに行けなかった。


    断捨離したわけで。

    ずっと捨てられずに とって置いた

    宝塚炭酸せいべいの缶も もう錆びていて あえなくお別れ。
    青春よさらば

    つぎ込んだ果ての プログラムやCDやビデオは 売ってもわずか217円…

    捨てるよりはまし、と 自分に 言い聞かす。


    そんな訳で、胃と家が 多少スッキリしたところで

    食べてきた 日本の味とは、

    築地 場内と場外際きわの うな重
    日本の食
    銀座 三州屋の アジフライ定食

    築地 うおがし銘茶の 大人のかき氷
    大人のかき氷

    京都 丸田町御前 大善の 鯖寿司とさんま寿司
    大善DSC_1001 (350x263)

    それから、すき焼き、焼肉、フレンチ、中華も いただきました。

    …ふりかえってみれば、堪能してるね、充分。

    お魚、さしの入った牛肉、フレンチと本格中華は どれも ウズにないから 恋しくなるのね。


    人気だという 渋谷の 美登利寿司系 回し寿司 活 にも初挑戦。
    美登利寿司活
    お値段の割には 美味しくて びっくり!

    下手なとこのランチセット食べるくらいなら ここの方が良い、

    けども、ネギの切り方が 超 雑だったり、なんかこう、リピートは無しかな、みたいな。

    結局 満足できなかったので 帰国直前に

    四ツ谷の やす秀 で しめ。

    旨い寿司を求める方、心からおススメします!

    そういえば

    能の反応ですけども、

    会場は、立ち見まで出る大入り満員、定員150%という混みっぷりだった。


    羽衣が 始まると、

    隣にいた ウズベク人夫婦は

    旦那が 奥さんに いまこれどういうシーン?と 聞いては

    奥さんが 娘から パンフを奪って 読んで聞かせるため

    始終 話している。

    話してない時は あくび連発。

    太鼓や鼓が鳴ると、それに合わせ足でリズムを取るので

    イスが ぎしぎし 揺れる。

    その人だけじゃなく、皆こんな感じ。

    とにかく会場は、ざわつきっぱなし。

    ただでさえ 分からない 室町語が、ほとんど聞き取れない。


    ・・・・・・・・・もう、うるさいんだよっ!

    っと、喉まで出かかったけど

    必死でこらえる。

    だって、日本人でも わかんないものを、ウズ人が 嬉々として見てる方が ヘンだもの。

    だいたい、オペラでもバレエでも、こんな調子だもの。

    仕方ない。


    ところが、あくびの音はあちこちでするくせに、

    見渡すと 寝ている人はいない。

    寝るには ざわざわしすぎているからか。


    そうして、羽衣が終了。

    と、拍手するタイミングを今か今かと見計らっていた 隣のあくびウズ人が、

    パチパチパチ!ブラボ~!!!

    と 抜かしたではないか。

    嘘つけ~!と 顔を まじまじ見て 言ってしまった。

    あくびし通しだったじゃないか!

    全く調子が良い。でもシラ~っとされるより、ずっといい。

    いや、ある意味 眠いのが 良い 能 なんだから、これで良いのか…


    そうして、割れんばかりの拍手を送ったにもかかわらず、

    帰る人が ちらほら。


    続く 狂言・棒縛りは、さすが。

    笑いは 万国共通。

    かつ 純粋なウズベク人には ぴったり ヒット。

    設定はよくわからなくても、

    あっという間に縛られてしまう太郎冠者や

    なんとか酒を飲もうとするジェスチャー、

    そして最もシンプルで分かりやすい ハ~ハ~ハ~ハ~ハ~の笑い方で

    大爆笑を取っていた。


    で、ここで、さらに帰る人が出て、

    最後の 猩々は かなりの人が 座って見ることができた。


    全身 真っ赤な 猩々が 登場すると、

    会場は ちょっと びっくりした雰囲気に包まれた。

    あの真っ赤なロン毛は、かなり パンク だものね。

    日本のイメージに なかったんだと思う。

    え~、なんか、ロック~♪ カワイイ☆ 的な 反応を感じ取ったのは 私だけ?


    水面を滑るように舞う 猩々の 足の運びは

    絨毯敷きの舞台では難しいのだろうに

    とても軽やかで、かつ、酒飲みたい気分 最高潮に 楽しそうだった。


    ここで 帰る人は さらに出て、最終的には、客席の9割前後が 残った感じ。


    シルクロードらしい楽器で ウズ音楽を演奏する ソグディアナ楽団が、

    夜空のムコウ と ウズのお祝いの音楽を 立てつづけに披露した。

    その中に混じって 囃子の笛の先生が 競演。

    邦楽はマイナー、ウズ音楽はメジャーもメジャー。

    即興で合わせるのは 聞いてる方までドキドキしたけど、

    クライマックスから ラストが ピタッと合って、

    おぉシルクロードはつながってる~!と感動してしまった。


    最後まで 残って 見てくれた ウズ人には 好評だったようだ。

    本当に、笛の音と 謡いの迫力は 美しいなぁ~ もっともっと 聞いていたいなぁ~と

    思った ウズの空の下。


    ↓は、焼き菓子に入れておいて 切り分けて これに当たった人はラッキー

    という 陶器の ミニ能面。
    フェーヴ陶器人形◆日本の能面雑貨フランス

    食べて ガリっとして 吐き出してみたら これ、だったら

    正直 気味悪いですけど。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
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