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    アドラスを作る現場 ~マルギラン~

    アドラス・アトラスで 有名な、

    フェルガナの マルギラン。

    今日は その 工房の様子を ご紹介。


    サイード アフマドフッジャ マドラサ(旧神学校)の中にある

    ミリー フナルマンドチリク マルカジ(=伝統工芸家センター)と

    ガイドブックでも 有名な ヨドゥゴルリク工場 の 両方を尋ねた。

    以下、両工房の画像を ごちゃ混ぜに アドラスのできるまで を追う。


    工芸家センターの入り口は、ウズ語の看板を読まなければ ただの メドレセ。
    アド工房1 (350x263)
    繭を茹でながら、絹糸をひきあげる。 ひとつの繭から およそ1.2kmの糸がとれるという。

    すぐ隣で、引き上げたばかりの糸を 縒って 紡いでいく。
    アド工房2 (263x350)
    生糸の 輪っか ができる。

    当然、先ほどの釜の中には 裸になったお蚕さんが プカプカ。

    集めて、池の お魚のえさ にする。ハチも ガツガツ 食べにくる。
    アド工房3 (263x350)
    注文に応じて 天然素材で 染める。

    縦糸を 織り機にかける。
    アド工房4 (263x350)
    機織りは 長い縦糸の調整をしながら 歩いたり 織ったり。

    縦糸のみがシルクの アドラスと、オールシルクの アトラスがある。
    アド工房5 (350x263)
    1反は 50m と聞こえた気がするんだけど、空耳だったかも。

    そんなこんなで、こういう絣の反物が、
    アド工房6 (263x350)
    こんなに カワイイ☆スカーフに 加工されたりする。

    インドバティック風の 木の スタンプ プリントも やっている。
    アド工房8

    どちらの工房ものんびりした雰囲気だが、メドレセの方は 見事なアイバンが!
    アド工房7


    それぞれの工房の特徴を述べておくと、


    工芸家センターは 小物やワンピが カワイくて お安い。

    反物は、素朴な感じの アドラスが中心。

    ゆったりとした店内は 見やすいように 工夫されている。

    けれど、商品に汚れがあったりして、まだまだ 管理面が 弱い。


    ヨドゥゴルリクは 小物の充実度は低いが、商品は きれい。で お高い!

    モダンな模様や、

    コットン100%、あるいは クレプデシン、分厚く目の詰まったアトラスまで

    幅広い 種類の 生地を 持っている。

    だが、店は 棚式で 見にくく 値引きにも応じない スノッブな感じ。


    つまり、ばらまきタイプのお土産や 一風変わった小物を求めるなら センター。

    一枚だけでいいから、高品質のスカーフが欲しい、というなら ヨドゥゴルリク。

    なんかなんか 素敵な布を買いたい~ という人は 予算に応じて。

    センターなら メーター 5~6ドル。

    ヨドゥゴルリクなら メーター 12ドル。


    ワタクシ個人的には、センターの方が 激しく 燃えました。

    ヨドゥゴルリクでも 欲しいものは あったのだけれど、

    センターで燃え尽きた後だったので 予算的に断念。

    という具合です。


    センターの場所は、ヨドゴルリクから近い。

    多分、この B の辺。
    マルカジ
    マルギランの街まで来たら、メドレセの場所を 人に聞いてください。

    マイ・ブランド☆アドラス

    ついに完成!チモラーシカ ブランド

    チモラーシカブランド
               ティッシュカバー と ブックカバー。

    …いや、別に売りませんけどね。

    お土産用に 大量オーダーしてみた。


    チョルスー バザールには、布屋さんの脇に

    大抵 大なり小なり お仕立てコーナー がくっついている。

    基本はもちろん 洋服や ウェディングドレスの 仕立て。

    私が行った時は、素敵な 結婚式用と思しき 真オレンジの ゲストドレスの 仕上がりを

    チェックしに、おでこに シルバーのリボンを巻いた 若い お嬢さんが 来ていた。


    そこに、布や ひもや 見本や 文庫本と ティッシュの空き箱 を 持参して

    これ、この色で 何個作ってね、というイラストと 連絡先付きの メモを 差し出すだけ。

    で 何とかなる と思ったんだけど、

    おばちゃんは ティッシュカバーを 初めて見たらしく、ちょっと自信なさげ。

    全部 直線断ちの 簡単な仕事だから、ね ほら 見本あるし、出来るって!と

    説得して、引き受けてもらった。

    ここにいる縫い子さんは、たまたまかな、ほっとんど ロシア語が通じず

    ウズ語での デティールを確認しあう会話は かなり厳しかった。

    でもまぁ、本日 無事 完成!УРА


    縫い賃は、

    ティッシュカバー 6,000ソム(200円)

    ブックカバー 5,000ソム(170円)

    材料費を足しても、原価 ひとつあたり 350円以内 ってとこ。

    …あら、これ、商売になるかしら。

    瓜売り と いちじくもも

    すっかり 毎日メロン生活が 板についた 今日この頃。

    こんな車も バンバン 見かける。
    メロンバン
    はい、全部、メロン。

    閉まりきらない トランク で 走ってる車なんて 当たり前だ。


    今年は、去年ほど 取締りがないのか、

    バザールでも見かけるけれど、

    メロンとスイカの 販売方法は、基本的に 路上。


    地方から、上の様に 満載で運んできた メロンとスイカを

    路肩に 大抵はテントを建てて、なければ木蔭に

    丁寧に山積みする。
    スイカ
    そして、24時間 数週間、誰かが 張り付いて 寝ずの番を するのだ。

    だから、この時期、メロンと スイカは 24時間 買いたい時に 買える。

    夢の国。


    さて、バザールでの主役は 今は 桃 かな。

    「桃くださいな」というと「コート着てる子?着てない子?」と聞かれる。

    コート(パリトー) とは つまり 産毛の有無 を聞いている。

    そう、ウズベクには 産毛の無い つるりんとした 桃や 杏が あるのだ。

    でも あたしゃ コート 着た子 が好き。

    で、今日は いちじくもも を発見したので 買ってみた。
    いちじくもも
    奥の 普通の桃と 比較しても 小ぶりで うすべったい のが分かる。

    かたちが 無花果に似てる、というだけなんだけど、

    無花果と 桃が 大好きな私には 飛びつく ネーミング。

    どちらも キロ3,000ソム(100円)!!

    結婚したいあなた! ウズに くるべし!!

    ウズベク ブログ ウォッチャーなら お気づきのことと思うが、

    このところ、あちこちのブログに 続けて登場しているモスク、 ザンギ・アタ。

    特に、Uzbek Friendsさんの周りでは、ちょっとしたブームといっていい(笑)。


    地球の歩き方 最新版 にも載っている 祈りの名所 ザンギアタは、

    本来、聖水の湧き出でることで有名な ハウズ(池)のある モスク と 霊廟。
    ザンギアタ1
    ザンギアタ2

    いまは 修復中で ちょっと 忙しないところもあるが、

    水と緑にあふれた のんびりとした 雰囲気が 素敵なところ。


    ここがなぜ、今 一部のイポンカ(日本女子)に ブームを巻き起こしているか、というと

    なんと 婚活パワースポットであるからだ !


    三度 詣でれば たちまち 縁あり、

    未婚ならば 結婚相手に、既婚ならば 子宝に 恵まれるであろう。

    というわけで、ウズベチカ(ウズベク女子)には 昔からの 人気スポット。

    しかも噂では、効果てきめん という。


    さらには、昔から 旅の無事を祈願するモスクとしても知られ、

    女性だけでなく、老若男女が 足繁く通う ありがた~いところなのだ。


    ちょうど旅に出るところだったので、

    お守り代わりに カワイイペンダントを購入。

    シェルプリントに アッラフの名を 象眼してある。6,000ソム(200円)。
    アッラフ ペンダント
    肝心の 旅には、この子を持って出るのを忘れてしまったが

    無事帰ってこられた。おかげ様。


    ザンギ・アタの行き方は、

    ショータ ルスタベリ通り(BON!やKANISHKAのある通り)を ひたすら南下。

    Serg'eli Сергели へ ようこそ! と大きく かかれた 陸橋をくぐったら

    すぐ一番右の道に入り、そのまま道なりに。

    やがて、ザンギ・アタ地区に 入り、参道の土産物屋と 美しいタイル が見えてくる。

    途中、SAMO という トイハナ(結婚式場)があり、

    その真隣のカフェが 美味しい タバカ屋。タバカ しかない タバカ屋。

    賑わっているので きっとすぐに 分かる。


    さぁ、ほら、国内の隠れパワースポット巡りも良いけど、

    ウズにも いいとこがあるよぉ~。

    自家製カッテージチーズ

    いつもの 牛乳屋に 持ってきてもらって

    さぁ、いつもの低温殺菌60度30分、と思ったら

    出かける用事が出来てしまい

    なんだかんだで 2日近く 火を入れられなかった。


    におってみたら、心なしか いつもより 酸っぱいかな?という匂い。

    ちょっとどうかな~、と思ったけれど

    「牛乳は 膜が 張れば 安全」説 を信じて、火にかけた。

    膜が張ったので、よしよし、と そのまま弱火で ほっておいて

    そろそろ時間かな、と ふと見やったら!

    お豆腐みたいなカードと 乳清に 分離している。

    …これは…カッテージチーズ??


    私の記憶では、特別新鮮なお乳に 何だか

    牛の 胃液だかなんだか 酸っぱい感じのものを足したらできる代物で、

    日本では お酢とか レモンで代用すると 思っていたのだけど、

    勝手に やや酸っぱくなったお乳 自分自身で できちゃった…


    とりあえず、濾してみたら、ちゃんと カッテージチーズになりましたよ、みなさん。
    カッテージチーズ

    近所のお兄ちゃんのママに話したら、夏には 間々あることだという。

    へー。

    天井落ちて テンションもガタ落ちだぜ、ワイルドだろ?

    明け方5時、ドーン!という轟音で 目が覚めた。

    絶対、ウチで 何かが 起きた!

    強風で 窓が閉ったり 網戸が外れたりしたこともあるので

    各部屋を見回ったが、これといって異変なし。

    仕方なく、玄関を出ようとして 見やったキッチンが なんか 夜目にも 白い。


    え~え~え~?なに?

    と電気をつけたら、この始末。
    惨事2

    天井の一部が崩落したのだった。
    惨事1

    コンクリ片が舞いあがって、キッチン中が もやって 真っ白。

    コンクリ片は 侮れない 衝撃が あったらしく、

    プラスチックの 踏み台が ひしゃげていた。
    惨事3

    いやぁ、明け方で助かった。

    もしキッチンにいる時だったら、もう 脳天 ブチ割れて 即死だよね。

    日ごろの行いが良いから、神様が助けてくれたんだよ、と

    音を聞きつけて 駆けつけてくれた お兄さんが 言ってくれた。

    ありがとう、神様。

    でも助けるくらいなら、こんな目にあわせないで~。


    これまでも よく 壁や 天井は 乾燥のためか ピラピラと ペンキが剥がれてきていたので

    キッチンの天井も含め、ペンキの塗り直しは もう2回も やっている。

    それでもまた、ひびが入っていて そのうち来るな、とは思ってた。

    でもまさか、天井ごと落ちてくるとは 思いもしなかった。


    キッチンの上は 洗濯物干し場。バルコニーだ。

    去年の秋、せっせと ビニールシートを張ったあそこ

    秋冬の長雨に備えた 防水処理だったのだけど、その前から もう水は 浸みていたようだ。

    ひびが入っていたのと同じ形に、茶色いシミができていた。

    ここから、バルコニーの床と、キッチンの天井の間に 隙間を作ってしまったのだ。

    まだ、何だか 隙間が プカプカしている部分が見えるので

    崩落の危険性がある。

    早急に バルコニーの強度チェック、防水加工、天井の張り直し が必要。

    こないだトイレを直したと思ったのに…

    なんて修理の多い家なの!

    っつーか、これ最早リフォームの域じゃ?!

    大家は、まだ アメリカから 戻らない。


    でも、重い重い がれき を 片付け、

    丸一日 お掃除しながら思ったの。

    天井の一部だけで こんなに大変で 心細い思いをするんだから、

    震災で 家が壊れた人や 土砂が入ったところは どんなにか大変だったことだろう、と。


    どなたか、要らないヘルメットをお持ちの方は、

    よかったら譲ってください、念のため。

    もちっこ

    先日 お邪魔した 日本人奥さまの おもてなしは

    なんと、おもち!
    もちっこ

    パン焼き機の機能で とっても簡単なの~ とおっしゃるけれど、

    そのお味と ふわんふわん クニュンクニュン感は とても 簡単ではない。

    貴重な 納豆と 大根おろしで パクパクと頂いてしまった。


    つきたての びろびろした おもちって 本当に 美味しい。

    これがあれば、大福とか、いちご大福とか、雪見だいふくとかも、できちゃうじゃない?

    ゆめが広がっちゃう~。


    後日、さらに そのパン焼き機の 焼きたてパンまで 頂き、

    あらためて パン焼き機の すごさを 実感。


    かなり めんどくさがりの私にも、

    イーストだの バターだの 計って セット、みたいなこと

    定期的に出来るかしらね。

    日本に帰った時、電気屋さん覗いてみよう。

    おもち、つけるヤツ…

    でも、持って帰ってこれっかな。

    酒とか、刺身とか、持ってきたいのに。

    どこでもドア、ほしい。

    せめて ヤマト便、来てほしい。

    お手製のカバー

    暑い日中、駐車は 日陰がマスト。

    でも、だだっ広い 駐車場だと そうもいかない。


    日本でよく見かける アルミ色の 車のカバーや

    100円ショップなどで売っている 銀色の 日除けは

    こちらでは、無くはないけど ほとんど見かけない。

    代わりに、こちらが メジャー。
    お手製

    コットン製の ナチュラル エコ仕様 となっております。

    これ縫い上げたお母さん、技だわ!

    こんな薄手の布ですから、効果は未知数。

    ウズベクの そば

    ウズベクにも そばの実がある。

    そのまま 茹でて、付け合わせにして食べるので

    そば粉はないけれど、ミル機能のあるミキサーがあれば自作は可能かと。

    どなたか、腕に覚えの方、ぜひ ウズで そば打ちなすって。

    そばの実

    覚えのない方は、韓国食材店(ミラバッド 한중 건강원など)で 乾麺が 買える。

    買ってはいけない

    самрай サムライ と書いてあったので 買ってしまった ポテチ。
    サムライチップス

    うっすいので、刀でスライスしてやったぜ、

    という様な ネーミングなのか と思うのだが、

    塩味は 買ってはいけない。


    塩辛すぎる!!

    海の家で食べるなら もしかして美味しいかも。

    あとは ウォッカとか ビールの おつまみなら 耐えられるかも。

    でも、これは体に悪すぎる塩加減。

    お塩 命!のウズ人も、これはさすがに苦笑いだった。

    小さいお子さんなら 喉が焼けるでしょう。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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