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    ウズの野菜

    冬の間、バザールの野菜は 凍る。

    一度 凍った野菜は、味が落ちるうえ 足が速いので

    店の人だって 売れそうな相手には 黙って売りつけてくる。

    凍った野菜を 掴まされないためには

    朝イチで、つまり 凍ったものが まだ凍ったままでいるうちに

    見極めに行くに限る。

    そして常日頃から、同じ店で買い、顔になっておくこと と、

    必ず「凍ってないよね?」と念押ししながら ガシガシ触り、匂いをかぐ

    というアクションを見せること だ。


    それでも、年明けから2月末までは スーパーに鞍替えして

    バザールへは 買いに来る人が減るので、

    バザール内の店も 休業するところが多い。


    そんな訳で、ずっと うらさびしい グレースケールな感じだったバザールが、

    3月になって 店も 客も 色とりどりの野菜やフルーツも 戻ってきて

    一気に 総天然色、オールカラー! 息を吹き返した。


    そんな中、「あ!生姜がある~!そっか~、春なら普通のバザールにも出るのか~」と

    手を伸ばした、ら、全然ちがう野菜だった。

    ジャガイモみたいな野菜よ、と言うので 買うことにした。

    何かの根っこには違いないが、匂いはない。
    ブーブーいも
    生のまま かじってみると、かなり味がしっかりして、ショリショリ。

    新じゃが っぽい感じがしたので、試しに 素揚げ にしてみた。

    揚げたら シャキッとするかと思ったら、意外に グシュッとして

    おじゃがと言うよりは カリフラワーの芯を揚げたときの あまい味と 触感。

    美味しかったんだけど、

    その直後から おなかが 張って張って たまらない。

    そして びっくりするほど オナラが ぷーぷー 出ずっぱり。


    ジャガイモやニンニク、羊の肉は、食べ過ぎると オナラが出るものだが

    それは臭いがあって、あまり大っぴらな音は出ない。

    でもこの 根菜は、ガスがものすごい勢いで腹腔内に充満する割に

    臭いがない、ただ ぷーぷー なだけ。

    自分ちで食べる分には、無害と言えるが、お腹の張りっぷりは結構つらいものがあった。

    何度か聞き直したんだけど、どうしても覚えられない名前だった。

    私が ブーブー芋 と 命名してしんぜよう。

    日本でも、ある野菜なのかな~。

    食べる時は、ぷーぷー対策に 少量ずつを スープなどで、の方が 良さそう。


    ちなみに、ウズのおじゃがは 赤い皮の インカのめざめ 的なやつが

    美味しいとされている。
    ウズ野菜
    人参は、日本でもおなじみのオレンジの他、

    真っ黄色が さらなるメジャー。

    首の方は 大根みたいに青いので、そこは 分厚く皮をむくのが ウズ流。

    日本食をひろめる

    食品サンプル①
    食品サンプル②

    写真で見ると なんと おいしそうな。

    でもこれ、実は 食品サンプル。

    本物ではない。

    ウズでこんなの見せられると、日本人は悶絶だ。


    これらは、ブハラにある 日本センターの5周年記念イベントで

    日本食紹介として 展示されていたもの。

    実際の日本食を食べたことのあるウズ人は、多くはない。


    そんな訳で、ウズの日本語を学ぶ学生さんと

    日本食 調理実習をやってみた。


    ウズで手に入る食材で、禁忌に触れない、わかりやすい味の料理、

    ということで、協議の末、

    牛玉お好み焼き↓ のりまき と 奮発したドバイの冷凍マグロでお寿司(右奥)
    日本料理inウズ
    そして ウズ人も大好きな ビーフカレー。

    オール炭水化物だけど、さらに ナンまで登場…。


    ところどころに、私の手持ちの

    わさびチューブや おかかや 中濃ソースや かんぴょうを

    使ったので、「日本の味」を 感じてもらえたみたい。

    みんな 僕も すし握ってみたい~ とか、私も のりまき巻く~ と

    楽しく 日本文化を 体験。

    初の生魚に キャーキャー言ったりしながら 美味しく食べてくれた。
    日本料理 学生と

    今回で得た教訓は、

    ①酢飯は リンゴ酢では 作るべからず。(のりまきは可、魚には合わない)
     といって、ウズの酢は 70% と非常に強力。薄めて煮切るなど 工夫すべし。

    ②醤油は ウズ産を使うと ウズ味になる。ケチらず日本のものを用いるべし。

    アトラスの オーダーメイド①

    とうとう オーダーしてみた。

    パリトー アトラス
    パリトー①ヤンギアバッドバザールで見つけた化繊布を

                  コートジャケットの裏に貼ってもらった。

    材料は持ち込みなので、お仕立て代のみで 25,000ソム(800円)。

    街を歩けば ウズ人に褒められる仕上がりで この安さに 大満足!

    アトラスのオーダーメイド②

    ゾクゾク頼んでみた。


    こんな感じで…とデザイン画を描いて持って行き、

    それをもとに一緒にチョルスーまで買い物に行き、

    布を選んでから 採寸 仮縫い 調整で 約一カ月。
    プラチエ
    プラチエ②
    ほぼイメージ通りに 出来上がっている。

    違うのは、モデルの体型だけ、ね。


    ワンピースは お仕立て代で 180,000ソム(6,000円)。

    ここは、以前何度か見たファッションショーに出てた

    デザイナーのアトリエなので、

    多分かなりお高いほうだと思う。

    街の仕立て屋さんなら きっと もっとリーズナブル。

    でも、私が美容室を紹介してもらった おしゃれウズ男子の

    御用達テーラーである上に

    家から5分の距離なのが とても便利なので 思い切って お願いしてみた。

    布代も オールシルクと言うのに 2,000円もかかっていない。

    日本でシルクワンピをフルオーダーしたら、いくらになることやら…

    ということで、またも言い訳。

    記念になるから、ねー。

    アトラスは こんなものまで

    アトラスの布を 選ぶのは 一苦労だった。

    チョルスーの布屋には 本当に沢山の柄・色・厚さ・素材があって、

    何度 お店に行っても 迷って 目移りして 買えなかった。

    結局、こんなものを作りたいなぁと イメージを固めるまでに半年ほどかかって

    ようやくデザイン画とデザイナーを同伴して 購入の運びとなった。


    ワンピのオーダーは終わったが、まだ 着物や 帯も 作りたいし

    しばらくはアトラスやスザニのことばかり考えていたので、

    こんな小物が目に入ったら

    もう夢中で 手に取ってしまうのは 仕方のないことだったの。
    スザニ スリッパ

    最近は、お客さまも増えてきたので

    2足 衝動買い。

    意外とフカフカで 気持ちいい。

    お値段は、値切って 清水の22ドル!

    いつもは300円ショップのスリッパ履いてるくせに、

    飛び降りたわ~。

    おトイレ 借りに入った デデマンホテルの売店で。

    高い おトイレになっちゃった…

    お花見

    今ウズベキスタンは 最高気温30℃。

    いつのまにか 春 通りこして 夏だ。

    夕方 ピアノ弾きながら 「あ~ビール飲みた~い」と喉が訴え

    さっそく クッシが 美味しい 今日この頃。


    最後の 冷たい雨に 散らされた子もいたけれど、

    今週のウズベキスタンは お花見日和。

    ウリッ(あんず)とボドム(アーモンド)には

    振り返るほど羽音を立てたミツバチが たくさん集まっている。

    杏 白
    杏 満開

    日本人にしたら、もうこれは 桜と何が違うの って感じで

    春だ~うららだ~眠いな~かゆいな~。

    とりあえず、借景で お花見ブランチ。
    杏で花見

    庭には ついこないだまで 弱々しく雪に埋もれてたくせに

    ほうれん草かよっ つーくらい立派に伸びてきたタンポポ。

    すでに うらめしい。

    草むしりを思うと げんなりだよ。


    もう 洗濯ものも 部屋干しから 外干しに 切り替え、

    衣替えも終了!

    いよいよあの ピーカン ぱきんぱきんな 夏が来るなぁ。

    ウズのギャラリー

    ウズの NBUナショナルギャラリー(独立広場前)に行ってきた。

    入場料500ソム カメラ持ち込み料3,000ソム(計115円)。

    ウズは、お金さえ払えば、大概どんなエキシビションも撮影可。
    ギャラリー

    アート全盛期の作品は、カワイさも全開。
    タプチャンじいさんKurzin(1923) CHAYHONA(茶店)

    線画②線画①

    ウズさん、これで絵ハガキ作ったら売れると思うんだけど…

    陶芸教室

    タシケントの陶人といえば ラヒモフさん、と言われる

    親子三代の 窯が ある。

    おじいちゃんが Mukhitdin ムヒッディンさん(故人)

    おとうさんが Akbar アクバルさん

    そして3代目が Alisher アリシェルさん。


    ウズベク各地で出土した 土器 陶器から

    様々な時代のスタイル・色・柄を 研究し 再現する一方で、

    日本の意匠も取り入れるなど、意欲的にモダンな作品も生み出している。

    ここは、陶芸教室を開いていて、

    3代目から その伝統の技を 習うことができる。


    通い始めて2カ月、ようやく第一期の作品が焼きあがった。

    2ヶ月の変遷はコチラ。
    皿の変遷2

    土をこね、ろくろを回し、成型後 乾燥、やすりをかけ、

    地塗りをして焼成、絵付け、焼成、釉薬をかけ 焼き締め。
    皿の変遷

    菊練りの段階で、かなり空気を練り込んでしまったらしく

    皿は、焼いたら クラックが がっつり入ってしまった。

    日常づかいでは すぐ割れるだろうけど、

    と言って 飾っておくほどの 出来ではない。

    せいぜい 使ってしまおう。


    唯一 無傷で 生まれてくれた ミニピッチャー。
    皿 ピッチャー
    ミルク入れたり ドレッシングにもよさそう。


    第2期作品も 鋭意 進行中。

    今度こそ、うまく焼けて下さい。

    * ラヒモフさんの工房は、

    タシケント チョルスーの さらに西。

    ブニョドコールのホーム JARスタジアムがある辺り。

    建物も スタジオも ギャラリーも とても素敵だ。
    ラヒモフ1
    ラヒモフ2

    クッチャ メチット(kukcha モスク)のあるウイグル通りから左折。
    15,kukha darboza street,Tashkent
    +99871-249-0435

    パフタコールVSアルアラビ戦

    4/4(水)18:00~ JARスタジアムにて

    ACL パフタコール(ウズ)対 アルアラビ(カタール)戦を見てきた。

    今回は国際試合だからか、何と7,000ソム(230円)もとられた。

    パフタ in JAR

    カタールは、アクションもアピールも ハードで オーバー。

    試合中 2回も 乱闘騒ぎがあった。

    パフタVSアルアラビ
    でも結果は、先制点を取ったパフタコールが 後半に2点目、

    ロスタイム中にダメ押しの3点目を追加し 大勝利。

    サポーターの 騒ぎっぷりったら なかった。


    この日は 我らが33番 柴村選手は 残念ながら 控え。

    相変わらず 11番のイラークリが よく目立っている。

    ちょっと 獣神サンダ―ライガーを 思い起こさせる 髪型と体形で、

    なんか好き。

    ウズ人サポーターにも人気高し。


    ウズでは、サッカーは人気のスポーツだけど、

    女性は ほとんど関心がない。

    スタジアムにも女性がいることは まれだ。

    子供を連れてきただけのお母さん を除けば、

    本当に 1人とか 2人のレベル。

    今までは、女で ガイジンで しかも 一人で行ったりしていて

    周りからの 興味津々光線が 痛いほどだったが、

    今は 柴村選手のおかげで、日本人か、シバムラ見に来たんだな、と

    大変 友好的に 見守ってくれるようになった。

    こないだなんて、33の プラカードを持って

    祈るように見ていたら、

    隣のお兄ちゃんが「シバムラは君の旦那なのか?」ですと。

    …柴村選手は、独身です!

    つまり、熱心に試合を見ている女性は

    ファンより 身内に見える、というのが ウズ理論。

    お土産 セレクション

    日本からの 出張者や 家族の お土産は

    いつも どんなものでも 本当に ありがたいもの。

    特に最近 日本から 頂いた中で かなり嬉しかったものはコチラ。

    今後ウズに 御来訪予定の方、お土産に入れると喜ばれるでしょう。


    マル泰ラーメン
    マルタイ棒ラーメン1袋2食入1箱30袋マル泰ラーメン

    普段 インスタントラーメンを食べないので

    棒ラーメンというものを初めて知ったけれど、

    ビックリするくらい 懐かしくて美味しかった。

    思わず スープを 全部飲みほしてしまったほど。

    かさばらないし、老若男女 問わない味と思う。



    十万石まんぢゅう
    風が語りかけます
    埼玉銘菓のじょうよまんじゅう。

    一度見たら忘れられない ローカルCM

    「風が語りかけます。うまい、うますぎる!」で

    埼玉県民には すっかり おなじみ。

    私も 埼玉県民の彼に 教わって以来の 大ファンだ。

    賞味期限が短いのが難だが、

    そんなこと 気にならないくらいの勢いで 消費できる 旨さ。

    5個入りもあり。

    ご存じない方、これを機に

    小説「のぼうの城」片手に パクッといってください。

    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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