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    ナウルーズ スマラク

    今日、22日は ナウルーズ(春分の日)。

    昔は、この日から一年が始まったとされている日で、

    ウズベクでも かなり大事な お祭り。

    もちろん祝日。


    ナウルーズに付き物なのは、

    スマラク という どろろ~んとした液体。
    スマラク


    材料は、小麦・水・油。

    まず、小麦をコットンに包み 水に浸けること12時間。

    その後 冷暗所で5日間おいて 発芽させる。

    その麦芽を、ひき肉機に 3回かけて、麦芽汁と 絞りカスに分け、

    麦芽汁・水・油を 人が 丸ごと ゆだりそうな 大なべで 火にかける。

    これを交代で、焦がすことなく 21~24時間 混ぜ続けると出来上がり。


    火を止めたら、3~5時間も放っておくと

    スマラクの表面に なにがしか 模様が 浮かび上がる。

    これで一年の吉凶を 占ったりするらしい。

    また、きれいに洗った 小石を 入れておいて、

    みんなに配る時に、小石に当たった人はラッキー、という

    ガレット・デ・ロワみたいな お遊びもある。


    これは、一族とか、ご近所、あるいは職場単位で

    みんなで お金を出し合って 交代しあって、

    一つの鍋を かき混ぜる 共同体の 絆の 確認行事。

    混ぜてる間は、しゃべらないのが基本らしいけど、

    ま、当然しゃべるでしょう、ウズ人だから^^

    で、銘々の 願い事を 念じながら 混ぜるのだそう。

    そして、一度この スマラク作りに かかわったら

    7年連続で参加すると、ハッピーになれる率が アップするのだとか。


    このスマラクの起源は、ウズ人曰く、何と3,000年前。

    ゾロアスター教下の食べ物だという。

    これだけ古く、また これだけ長時間かけて作られる食べ物は

    他に類が無いのではないか、とウズ人たちは 胸を張る。

    確かに、保存食である 発酵食品や 乾燥食品は 放置時間が長いだけ。

    これは 常に 誰かがついて 火にかけていなければならないうえに、

    保存食ですらないのだから、

    拝火の民に ふさわしい食べもの と言う気がする。


    スマラクの名の由来には、伝説があって、

    昔々、あるところに それは貧しい 母と 子どもたちが 暮らしておった。

    家には、わずかな小麦以外には、その日 食べるものも なかった。

    考えた母は、かさ増しのために 小麦を 水で煮ることにした。

    子供たちには、美味しい料理を 作っているように 見せるため

    鍋に石を入れ、音をさせながら かき混ぜた。

    サラサラの汁が ドロドロになるよう 母は一晩中 鍋を かき混ぜつつけたが、

    とうとう 疲れて 眠ってしまった。

    母の夢の中では、たくさんの 天使が かわって 鍋を 混ぜていた。

    朝になり、母と子らが 目を覚ますと、そこには

    焦げることなく 美味しそうに固まった 小麦の煮汁が 出来上がっていた。

    母は、天使のおかげ として、これを 村中に配って みんなで おなかいっぱい食べた。

    それから一家は、幸せに暮らしましたとさ、というお話。


    スマラクとは、

    ぺルシャ語の スィ(=30)と マラク(=天使)を

    合わせた言葉で、

    30人の天使、という意味 なのだそうだ。


    気になるお味は、

    きなこに 黒蜜を 混ぜ混ぜしたような、

    日本人には 何とも懐かしいお味。

    ほのかに 甘くて、ほのかに りんごの様な 爽やかな香りがする。

    そのまま食べるほか、パンに付けたりもするのだが、

    私のおススメは、ヨーグルト。

    そして、白玉にも 絶対合う気がする。

    なんちゃって わらび餅、っぽく 頂けそうよね、奥さん。


    2月末~4月頭までは バザールにも プラカップで 並ぶ。

    選ぶポイントは、まず味見。

    そして ほの温かいのを ゲットすること!
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    キルギス⑮ フォトジェニック

    キルギスは、道端で 

    羊 や 牛の 群れ など ウズよりも多く見かけることができる。
    牛のお通り

    中でも 羊は、カメラを向けると 「ん?なにか?」てな顔で

    見つめてくれるので、撮りやすい 被写体だ。

    ハイ、チーズ

    それよりもカメラを見つめてくれるのが、ラクダちゃん。

    野良ラクダ、というのはいないけど、

    「野良か、野良なのか?!」と思うほど

    誰もいない道端にたたずんで草ハムハムしてたりする。

    いつまでも、いつまでも、「なに~?なに~?なんか用~?」と

    走り去る車に 問いかけてくる カワイコちゃんだ。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
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