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    結婚シーズン、なのに…

    ラマダンが明けた9月から10月は

    結婚式のハイシーズン。

    最近は平日でもほぼ毎日、どこからか結婚式の宴の歌が流れてきていた。

    散歩にはもってこいだけれど

    朝の7:30からブブゼラまがいの

    ブオブオいう楽隊の音が鳴り響くのはさすがに…。

    朝からプロフを食べる想像をしちゃうので ちょっとウッとくる。

    想像してみたい方はコチラ(動画)


    さて、近所でもこれだけ多いのだから

    身近にないわけがない。

    同僚の知り合い (直接にはほぼ無関係)が 結婚式の招待状をくれた。

    こっちでは、ガイジンが式に来ると箔がつくらしい。

    招待状

    アッサロームアレイクム!尊敬する○○さん!
    あなたを愛する我が子供たち ・・・君と***ちゃん達の
    結婚パーティーの参列者と共に
    2011年9月16日18時から行われる「ビソル-アクショム」(?)にご招待します。
    +++家より尊敬をこめて。
    会場:結婚式場「ハヨット」住所:コイリク、タクサ公園3


    へぇ楽しみ、と思ったのだけど、残念ながら都合がつかなくなってしまった。

    彼の結婚式、行けなくなっちゃったんだけど、

    そういう場合ウズではどうするの?

    日本だと、お祝いだけは渡すもんだけど…

    と同僚に聞いてみると、

    あれ、言ってなかった?!結婚式、なくなったんだよ、とのたまう。

    …は? 何、延期?

    ううん、破談。

    招待状まで刷った後で 何があったら結婚やめちゃうの~???


    聞けば、この国では式直前の結婚ドタキャンは

    大変ポピュラーなことらしい。


    この国はお見合い結婚がマジョリティー。

    お母さん同士が、この子ならうちの子にぴったりと見込んだ子を

    我が子に紹介するシステムが 未だに一般的なのだ。

    お母さんが選んだ嫁なら、嫁姑問題もうまくいきやすいし

    当人同士もうまくいくはず、ということだそうだ。

    母が、ムスリム以外は駄目、と言っているから、と

    せっかく彼氏彼女がいても結婚できない子も大勢いる。

    壁は宗教だけではない、

    人種、民族、国籍もごちゃ混ぜのこの国で

    そこにこだわる家庭は 少なくないらしい。

    例えばタジク女性をめとるには、タジクに最低1年住まなければならないとか

    トルクメ女性をめとるには20,000㌦の税金を納めなければならないとか

    国際結婚の規定が厳しい国もあるので CIS諸国での恋愛は難しい。


    とにかく、そんななか、理想的な結婚相手を

    親に選んでもらえるのは、婚活に焦る男子には楽と言えば楽な話だ。

    しかし、中にはそういうことが得意でない親もあるだろう。

    事前の情報収集も充分せず 薦められるがままにお見合いさせて

    本人同士は気に入ったのに

    新郎の家を見に行ったら、こんな貧乏家に娘はやれない!みたいなことになるらしい。

    そう、ウズは 式場・新居(親同居もフツー)・家具・これまで新婦を育てたお礼金、全て新郎持ち。

    だいたいこれに3000万ソム(100万円)ほどかかる。

    男の子は自分で婚活しない代わりに せっせとお金を貯めているのだ。

    そりゃ、何とかかき集めた100万円で、家のみてくれにお金を割けないところだってあるだろう。

    というのに、ビンボーを理由にドタキャン横行…。

    新郎は本気で泣いちゃうよね。


    ちなみに、うまいこと結婚式前夜まで持ちこたえれば

    こんな風に ホテルのビアホールを借り切った前夜祭をしたりするらしい。
    ディスコナイト
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    グリーシャ目を覚ます

    昏睡状態から覚めたので、一般病棟に移す、と

    連絡が入り、

    グリーシャとの面会が解禁された。

    神様、本当に本当に本当にありがとう!


    タシケントの西端のメトロ チランザール駅の方にある大きな病院で

    一階で面会の旨を伝えると、

    医師に確認をとって、300ソムの靴カバーを買わされて

    初めて病棟への立ち入りが許された。

    日本よりちゃんとしている。

    靴カバーをはめるころには、病室から付添いの誰かが迎えに来る仕組みで、

    初めてグリーシャの奥さんに会うことができた。


    細身のグリーシャに対し、こちらはふっくらどっしりとしていて

    バランスが取れているというか、

    きっと仲の良い夫婦なのだろうという雰囲気がうかがえ

    何だか安心した。


    しかし4人用の相部屋に入ると、

    ベッドの上のグリーシャはいつにもまして細く

    まるで おじいちゃんのようだった。

    首にはコルセット、左肩から肋骨にかけて包帯ぐるぐる、

    内臓も損傷があったらしく、お腹を開けて手術をしたと言う。

    足は無事だが 左腕とあばらを3本を折っており、

    とにかく上半身が動かせない状態だった。


    見ているだけでこちらまで痛いほどの怪我で

    かける言葉も見つからなかったが、

    医者は、大丈夫、心配いらない、よくなる。と繰り返してくれた。

    でも奥さんは泣いていた。

    グリーシャは、痛いので、うんうんいいながらも、

    「大丈夫だよ」と言った。

    そんなわけないのに。


    彼は5階ではなく6階から落ちたのだそうだ。

    ウズは、グランドフロアーを0階とするところと1階とするところがあるから

    どちらか分からないけれど、15~18mくらいから落ちたということになる。

    良く死ななかった、それだけでも良しとしなければならないけど、

    でも一体どうしてこの高さから落ちなければならなかったのか、

    帰りの車から6階建てのビルを眺めながら

    はらはらと涙がこぼれた。

    うちにまた来てくれるの、待ってるからね、と言って出てきたけど、

    いつ社会復帰できるだろうか。

    働けるだろうか。


    グリーシャの口癖は、「人間 止まったら錆びる」だ。

    睡眠3時間でも、働き続けてる方が健康でいられるんだ、と

    休んじゃうと具合悪くなっちゃうタイプなんだ、と。

    一生働いていたい人なんだろうなぁ。


    それにしてもあんなにぐるぐる巻きなのに、10日で退院なのだと言う。

    きっとそれ以上は保険適応外とか、

    ベッドを空けろと言うことなのだろう。

    休んでいたくないグリーシャには、この方が却って治癒力アップ、するといいな。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
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