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    おいしいフェア☆ラヴァッシュ

    今日は、ファストフードの一種、ラヴァッシュ。

    言ってみれば、ラテンのブリトーだ。

    薄いチャパティのような皮に、

    ケバブのような肉と野菜を巻いて食べる。

    с собой ッサボイ(テイクアウェイ)の定番だ。

    一般的なラヴァッシュは、下の写真手前の感じ。
    ラバッシュ(350x262)

    良いヤツは、パリパリと薄い生地で、巻いたあと再度焼いてくれる。
    ラバッシュの良いの

    料理としてはファストフードだけど、

    作り置きをしないこの国では、けして手早くさっとは買えない。

    下手すると20~30分待たされることもある、スロ~フードでもある。

    おいしいフェア☆ナン・リピョーシカ・ノン・ノン

    大切な物を忘れていた。

    ウズベクと言えば、というか 中央アジアと言えば、

    нонナンだ!

    ナンは、スペル的にはノンだが、インドのそれと同じく、

    発音はやはりナン。

    もしくはロシア語でлипешкаリピョーシカと呼ばれる。
                  е
    (わざわざ近所のお兄ちゃんにスペルを聞いたのに、間違いとご指摘あり。お兄ちゃん!)

    とにかく、タンドールで焼くところからしても

    インドのナンと起源を同じくするものとみていい。

    違うのは、けっこう分厚い 円盤型であること。

    真ん中が平たく、そこの地方思い思いの模様がスタンプされること。

    シャシリクとナンとチャイがあればもうウズベク基本定食だ。
    ノン (250x188)
    シャシリクはもちろん、ラグメンやプロフにも必ず供される。

    日本人からすると炭水化物取り過ぎだろ、と突っ込みたくなるが、

    一人で一枚ペロッと食べる人も少なくない。

    一枚400ソム(15円)くらいから

    焼きたてがあちこちで売られている。


    特にサマルカンドのナンは、海外土産にするほど有名で、

    ウズの人でも喜ぶ贈り物だ。

    違いは、塩水で表面をピカピカに磨き上げてから焼いてあること。

    どっしりもっちリして、味も塩気が強いので、2週間程度は日持ちする。

    地球の歩き方には「2年もつ」と書いてあるが、

    それはさすがに嘘だとウズ人は笑っていた。


    アフガニスタンナン、というのもたまにある。

    小さめ、薄めで、穴がたくさんあいていて、

    バターが塗られ、ゴマがふってある。

    前日のラヴァッシュと共に映っているので参照されたい。

    おいしいフェア☆サモサ

    ナンが出たので、インドつながりのサモサをば。

    インドのサモサは、

    カレー風味のおじゃがを包んで揚げた感じだが、

    ウズのサモサは、パン生地で包み焼きあげる。

    カレー風味でもない。

    中身は おじゃが 肉 かぼちゃ キャベツ の4種がメジャー。

    サモサ

    市内に何店舗かあるカフェブハラでは、

    サモサは2000ソム(70円)もするが、

    その分大きくてアツアツの、肉汁たっぷりジューシーな物が出てくる。

    おいしいフェア☆ラプシャ

    おいしいフェア、と書きながら、

    おいしいラプシャに当たることはまれだ。

    лапшаラプシャは麺入りチキンスープ。
    ラピシャ クル
    会計表の一番上、チキンのラプシャ1500ソム(50円)。


    味は店ごとにかなり違う。

    その麺は、平たい蒸し麺で、

    何だか もそっ、ざらっとしているのが多い。

    チキンスープは、この国では珍しい塩の味付けで、

    ひと口目は懐かしい味なのだが、

    ふた口目からはしょっぱい、しょっぱい、となる。


    でも中には、ある。旨いラプシャが。

    それは、ウズベク人のお家にお邪魔するか、

    キルギスの田舎チョンケミンの民宿ASHUアシュで味わえるのだ…

    遠いな。

    ウズベクでもしょっぱくないラプシャを見つけたい。

    今日で解放?!打ち上げ

    6/25~8/5の40日間は、チッラ と呼ばれる酷暑期間。

    暦の上では、一応今日で終わり、のはず。

    まぁ今年は幸いにして、噂に聞いていたよりは暑くなかった。

    クーラーも昼間に3回しかつけなかったし、

    家の中は、窓際で35度くらいまでにしかならない。

    石造りの家は涼しいのだ。

    …冬はどうでしょうかね…

    さて、これからは長い残暑の後、徐々に秋がやってくる。

    暑さをいとおしむ気持ちで飲もうじゃないか。

    暑かったね~、おつかれ~、私
    ビール瓶
    サルバスト、というウズ産ビール。

    赤が一番安くて、お店で飲んで2700ソムくらい(90円)。

    ペットボトルで生ビールを売ってくれるところもある。
    ビール売り
    4月は3800ソムだったけど6月は4000ソム(130円)/ℓだった。

    7月、別の店では4500ソム(150円)だった。
    ビール
    ドイツ風、らしい。

    興味ある方は、ユヌスアバッドのモール内か、

    ナボイ劇場脇 南大門隣の酒屋にどうぞ。

    いずれにしろこちらのビールは軽い。


    人気なのは、ロシアのバルチカ7 または 3。

    コペンハーゲンのTUBORGなど。

    おいしいフェア☆つまみ

    こっちではウォッカもポピュラーだが、

    一番ポピュラーはやはりビール。

    しかも、しこたまウォッカを飲んだ後ビールでしめたりする。

    しかも、サウナまで行ったりする。

    死なないのか?と心配になる。


    ま、ともかく、つまみは何か、という話。

    ナッツが美味しい国なので、

    ピスタチオなんかもつまんでいるけど、

    このチーズ、ビールにはぴったり。
    ホテル裂けるチーズ (250x188)
    ホテルでは朝食にも出たけど、

    こりゃやっぱビールなのだよ。

    スモークチーズを塩水につけたストリングチーズ。

    すごくしょっぱいので、チビチビごくごく。

    おいしいフェア☆馬肉

    食事に呼ばれて、カズィーが出たら、

    おもてなし度はかなり上位だ。

    カズィーとは、馬肉のソーセージのこと。

    馬肉ソーセージ (250x188)

    塩気と脂が強いけど、新鮮なら美味しいし、

    これもお酒にぴったり。

    お酒が無いと、少し獣臭い。

    これのみじん切りと、ラプシャの麺を和えた冷たい食べ物を

    ナリンと言い、これはかなり食べやすい。
    キャラバン
    写真は、キャラバンの ナリン。コンソメスープが付くこともある。


    ちなみに、おもてなし最高潮の証は、

    ブリヌイ(ロシアのクレープ)の具にイクラが出た時、だそう。

    ラマダンなので

    チッラ終了前あたりから急激に熱い。

    誤字じゃない。

    熱い。

    今日は家の中で39度あった。

    また ろうそくが うなだれていた。


    こんな中、ラマダンが始まっている。

    19:37の日没まで、水以外口にしないという断食。

    それは、過酷だろうと思う。

    暑くて食欲がない日もあるけど、といって

    食べないと体力が持っていかれてヘロヘロになってしまうのだから。

    家の出入りのカザフ人修理工は、体が資本だから、とラマダンの断食はしない。

    知り合いのウズベク人は、一家で一人やればいいのだ、

    と言って自分が断食を引きうけている。


    今年はラマダン明けが8/31

    ウズ独立20周年記念日が9/1

    ここはみんなウカレテ飲むことだろう。

    飲むときはTUBORGかバルチカ7をお勧めしたい。

    なぜなら、日本のためになるから。
    TUBORG
    NIPPON
    「日本を助けて
     バックアップしましょう」

    売り上げの一部を日本への義捐金としてくれるらしい。

    がんばろう、ニッポン!がんばってるね、東北!

    おいしいフェア☆ペリメニ

    ペリメニ

    見ておわかりの通り、

    餃子がロシアに伝わったらこうなっちゃった、というもの。

    一口サイズの羊肉餃子を、たっぷりのディルとスメタナのスープで頂く、

    ロシア風ワンタンみたいなもの。


    お肉も入っているし、見た目クリームスープで

    こっくりした一品料理、に見えるけれど

    食欲がなくてもす~っと食べられてしまうありがたい料理だ。


    こちらでは単なる前菜の一つで、

    値段も1500~3000ソム(50~100円)とお安い。

    ラプシャか、ペリメニか、ボルシチか、を選び

    さらにメインを一品、ナンをつけて、というのがこちらのランチの普通。


    なので、ちびっこい私が一人でやってきて、

    ペリメニのみ、ナンも要らない、と注文した時の

    店員さんの憐れむような眼と言ったら…

    おいしいフェア☆モチキチリ

    モチキチリ…不思議な響き。

    正確にはモチキチリとモチキッチリの間くらいの発音だけど

    ともかく モチキチリとは何ぞや。


    ちょいと前に我が家で行われたプロフパーティーの時の

    カザン(鍋)を家に置きっぱなしの元コックのおっさん。

    いつ取りに来る?と聞いたら、

    じゃ、また何か作りに行くよ、という話になった。…にんまり


    で、モチキチリ、である。

    これは、食堂などでは出していない全くの家庭料理とのこと。

    ならばこの機会を逃すと二度と食べられないかもしれない。

    日本人にもおいしい名前のモチ?キッチリ?餅のごとく期待が膨らむ。


    さぁ、いよいよモチキチリの正体である。

    モチ、とは もやしや春雨でおなじみの 緑豆のこと。
    モチキチリ1
    さらにたっぷりの羊がポイントのお料理。

    まず、タマネギを炒める。油はプロフの1/3でOK。
    モチキチリ2
    そして羊を投入。

    もう美味しそう。
    モチキチリ3
    さらにトマトの薄切りと塩が入る。

    職人の眼力で豆を選別、水と共に投入。
    モチキチリ4

    ゆっくり豆を煮る間に、欠かせないサラダ、アッチュチュクの準備。
    モチキチリ4.5
    そしてウズ‐日 大卓球大会。

    お豆がふつふつ指でつぶせる位に煮えてきたところで米を投入。
    モチキチリ5
    もうおわかりだろう、キチリ、とはお粥のようなもののこと。

    緑豆粥 または おっさん曰く ウズベキスタン リゾットなわけである。

    お米が炊けてきたら…水分を飛ばし、
    モチキチリ6
    焦がしタマネギをのっけて出来上がり!

    ウズ人も今まで食べたことないくらい美味しい!と大感激の味。
    モチキチリ7
    モチろんキッチリ全部頂きました
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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