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    懐かしさの向こう側

    私がウズベクに行く前は

    テレビでシルクロードなんていえば ほぼ敦煌あたりの特集だったが、

    ここ2年くらいで 世界を紹介する番組がやたらに増え、

    中央アジアにもずいぶんテレビカメラがやってきた。

    今季から、深夜からゴールデンに昇格した番組

    スゴーイデスネ!視察団には

    タシケント東洋学大学出身のウズベク人歌手

    アノーラちゃんが引き続き 準レギュラーくらいで出ている。

    なんと身近になったことだろう。


    特に今月は、トルクメニスタン・キルギス・ウズベクと立て続けに

    テレビで特集番組が組まれた。

    ウズベク編ではあちこちに知り合いがちょこちょこ映るので

    懐かしさもひとしお。

    ついこないだまで、私もそこにいたはずなのに。

    持ち帰ったハチミチやジャムを立てつづけに食べきってしまい

    焼きたての あのナンの香りが恋しくて仕方がない秋の空。

    心だけ勝手にトリップしていて なんだかブログは全く手につかず。


    見逃した方は、再放送をどうぞ。

    空白のシルクロード~ウズベキスタン世界遺産の旅~
    BS-TBS 11月23日 (日) 15:00~16:00 (再放送)


    トルクメニスタン篇で気づいた変化は、

    ・私が訪れた2011年には出来ていなかった娯楽施設が増えていたこと。

    ・情報統制していることを 認めたこと。

    ・日本からの観光客を取り込む姿勢を強め

    ユーラシア旅行社からはツアーもでていること。

    とにかく、以前よりオープンになり 地方福祉が是正されて

    豊かで発展し続けている国であることを強調していた。


    ちなみに そのトルクメツアー、

    全行程 ガイド・移動・食事・入場料・ビザ付きで 8日間では298,000円だが、

    なんと中央アジア4カ国周遊22日間だと 598,000円だそうである。

    どんな人が行くんだろう。

    そして バスツアーでは どこまで見ることができるのだろうか。


    トルクメンは個人の自由旅行が認められないことにはなっているが

    実際はトランジットビザを発給しているので

    トルクメを通り抜けるだけの旅行者が5日間はウロウロ出来るわけである。

    住んでいる日本人も増えたし、

    中央アジアやCISの雰囲気、ロシア語を多少でも知っていれば

    何食わぬ顔で ぷらっと歩けないことはない。

    私は3年前 アシュハバッドで 路線バスに乗った。

    タクシーにも乗った。

    白亜の大理石で建てられたエリア ベルセンギを一歩出れば

    タシケントと変わらない旧ソ連の古びた団地が並ぶ 穴ぼこだらけの道を歩いた。

    中央アジアのラスベガスを目指すと言っていた

    カスピ海沿岸のトルクメンバシュの市街地は

    まるで 函館あたりの漁師町のような

    板張りのうらぶれたおんぼろアパートが びっしり並んでいた。

    外国人と接してはいけないらしいのに、子供たちがハローハローと声をかけてきた。

    二面性があるな、と感じたトルクメニスタン。


    ああいう所に住んでいた人達は

    今どんな暮らしなのだろう。

    どんどん新しい真っ白な大理石のマンションに移ることができているとは思い難い。

    そういうところがどうなっているか、垣間見える様なツアーだといいなぁ。

    キルギス・アゲイン ~キルギスの おいしい♪

    キルギスの名物と言ったら、スーパーや路上で売られる発酵飲料

    ショロ。バザールのものが最もディープ感漂う。
    ショロ

    ビールのおつまみには、ミニでカラフルな かわいいクルト。
    ビシュケク クルト
    ウズベクで苦手な人は、このサイズで試してみては。


    ビシュケクでキルギス料理を食べるなら ベタなのはジャララバード。
    ビシュケク ジャララバード
    ここの肉じゃが炒めは とても日本人好みの醤油味でオススメだ。


    ウズベクから行くなら、ビシュケクの国英飯店(グォーユィン гоин)を覗くと
    国英飯店

    中華食材・雑貨・家電が手に入る。
    国英
    日本風のお菓子や調味料も買うことができる上、

    タイミングが良ければ ウズにはない中国野菜も。

    地球の歩き方のビシュケク地図に ゴーイン の名で載っている。

    大通り沿いで、漢字が目立つのでバスからも分かりやすい。

    欧米系バックパッカーに人気のゲストハウス

    インターハウスから バスで一本だ。

    キルギス・アゲイン ~ザ・夏休み

    海のないウズベキスタンに3年もいると、

    きれいな青い海を見たい という欲求は日に日に強くなる。

    夏休みをとって日本海に行ってきた。

    ビバ海の幸!
    岩カキ


    さて、夏のキルギスでも やはり泳ぎたいし 魚も食べたい。

    イシク湖のチョルポン・アタで ちょっとしたリゾート気分を味わった。

    チョルポン・アタは部屋貸しの客引きおばさんが 写真を持ってウロウロしているし

    宿探しはその場で何とかなる。

    以前泊まったRADUGAよりも東寄りの 賑やかなエリアに宿を決め、

    荷物を置いてすぐ、湖へ向かった。


    あぁ、今年も来たよ イシク クル、天山山脈。
    イシククル らくだ
    湖岸をラクダが歩く。 パラセイリングもある。

    スタイル抜群のキルギス人やカザフ人がビキニで歩いている。

    スカーフ巻いたおばちゃんがアッパッパ姿で浮いている。

    異国のリゾート感 満々。


    ふと後ろから 「ピ~バ ルィ~バ ピーバ ルィーバ」と聞こえてきた。

    振り返ると 干し魚ぶら下げた おばちゃんが通るところだった。
    イシククル ピーバリーバオパ

    では頂きましょう、ピーバ(ビール)と
    イシククル ピーバリーバ
    ルィーバ(魚)!

    軽く燻製にしてあって塩気が海にぴったり。


    湖岸は敷物やパラソルのレンタル、麦酒屋、カフェ、貸しボートなど

    海の家のような機能は一通りそろえているので 手ぶらで行っても一日いられる。

    湖岸と大通りまでの間は 公園のようになっていて、リスが住んでいる。
    イシククル りす

    沿道には 露店が出て、マッサージやスパの看板も。

    大通りまで出れば様々なレストランや商店がひしめき、

    地元の人に聞けば モンチョ(サウナ)もある。

    心地よく暑く、水はきりっと冷たい。

    VISAの要らないキルギスは今がベストシーズン、行ってみたくなりませんか。

    キルギス・アゲイン ~ソン クルの魅力

    翌朝、頑張って起きてみたが 雲で朝日は見られず。

    朝食後には日が差しはじめ すっかりいい天気。

    私達は馬に乗ることにした。


    小学生くらいの女の子が颯爽と乗りこなして連れて来てくれた あおと白。
    ソンクル 乗馬
    そしてコーチについてくれたお兄ちゃんの栗毛。

    暴れん坊将軍の気分で 湖岸を走ったり、
    ソンクル 乗馬2
    天空の大草原を駆ける という、ステキな経験をした。


    でも明るい中で見てみれば、

    トイレはぼっとん、糞保管はビニールシート、
    ソンクル ごみ
    穴を掘って 分別なく埋めていくだけのゴミ捨て場。

    宿泊客には、コチコルまでゴミを持って帰らせるなどの

    対策と教育をしなければいけないなー。


    ウズベクにも こういう澄んだ湖のそばでユルタに泊まれるようなところはある。

    でも、なんかこう…キルギスのソン湖は 思い出すだけで心洗われるほど

    なんかいいの。

    2泊3泊してみたい。

    キルギス・アゲイン ~ソン クルの風景

    前回行きたくて行けなかったもう一つの場所が ソン クル(ソン湖)だった。

    イシク クル(イシク湖)より南側の、かなりの高地にある湖で

    夏でも激寒という場所だ。

       ↓ビシュケク ↓バラクチ ↓チョルポンアタ  ↓タスマ
      
         ソンクル ↑コチコル           ↑カラコル


    カラコルから イシク クル南岸を周って行く方が景色が良いそうだが

    今回私達はカラコルからイシク クル北岸のチョルポン アタへ直行したため、

    一度 ビシュケクに戻り、マルシュルートカ(乗合ミニバン)でコチコル、

    コチコルのバス停からすぐの CBTトラベルで手配してもらった車で

    ソン クルへ向かうルートをとった。


    コチコルまではおよそ3時間。

    サービスエリアのようなところが時々あるので、間に一度休憩をとった。

    売店では、こんなアシュランフー弁当や
    アシュランフー弁当

    おほっ、むきだしのナプキンがバラ売りされていたり。
    むき出し販売中


    コチコルで 車の手続きをし、ドライバーの到着をしばし待ち、

    そこからソンクルまでは くねくね山道を2時間弱。

    途中、魚屋さんエリアで一度目の休憩。
    コチコル 魚
    どの店も一様に メニューは開いた川魚のムニエル。
    コチコルル 魚2
    その場で焼いてくれる。

    これは行きも帰りも 必ず食べた方が良い。

    おいしいから。絶対だから。


    さらに行くと 景色がよくなってくる。
    ソンクル 絶景

    ピクニックのおじちゃんがいたり、
    ソンクル パンダ牛
    パンダのようなスタイリッシュな牛が草を食んでいたり。

    ここを過ぎると かなりの細道をこわごわ登っていき、

    やがて おとぎ話のようなユルタが見えてくる。
    ソンクル虹
    着いた時は雨あがりで 虹がかかった。

    台所ユルタ↓と 遠くに見える水色の小屋がトイレ。
    ソンクルユルタ

    先ほどの魚屋では半袖だったのに、

    キャーキャー言いながらユルタに飛びこむほど寒いので ミルクチャイを頂く。
    ソンクル犬
    その間、じっと見つめる歓迎犬。寒くてもけしてユルタには入らない。

    隣のユルタが寝床。
    ソンクル寝床
    すぐ荷解きをして パーカーとダウンをひっぱりだした。

    8月なんですけど。


    ともかくソン湖へ来たんだから、湖を見ようじゃないの。

    苔に覆われたボコンボコンした湖岸を進むと
    ソンクル
    まぁ、澄んでいること。 

    あいにくの曇り空で 壮観だという落日はクッキリとは見られなかったものの
    ソンクル 夕陽
    なんて良い雰囲気のところだろう。

    これこそが雲の上の暮らしだ。


    ユルタのエジェが、干した糞が燃料のペチカで プロフを作ってくれた。
    ソンクル かまど
    ソンクル プロフ
    ウズベクより かなり さっぱりしっとり。

    たっぷり食べたら、エジェは サァ寝れ、とペチカをかき回した。
    キルギスペチカ
    待って待って!

    持ってきたペットボトルで 歯を磨いて、

    遠くの寒いトイレまで歩き、

    ウェットティッシュで顔を拭き、

    激冷えのマスクシートを決死の思いで貼って、

    ありったけの服を着て

    準備オーケー。

    寝る直前にもうひとかけ糞を足してもらって 消灯。

    …顔がマジさみぃよ。 布団がマジおめぇよ。

    寝苦しかったのか 夢見がかなり悪く 絶叫、みんなを起こした。

    キルギス・アゲイン ~ひと てしごと

    キルギスにはキルギスを心から愛している人が多い。

    通るたび印象的な 国旗の山とか、
    愛国心

    車に国旗とか、国旗Tシャツを着ている男性とか、バカスカ見る。
    カラコルバザール
    家の中も こうした↑キルギス柄の布団、クルパチャ、クッション、絨毯、食器。


    コチコルから ソン クルという湖に向かう途中、

    ピクニックをしているキルギス人に行きあった。
    コチコル 記念写真
    ウズベクならドッピだが、キルギス人は背の高いフェルト帽をかぶっている。

    なんてカワイイんだろう。


    夏でもこの帽子で暑くないのかというと、

    背の高い帽子と頭の間に空気の層ができるので

    夏涼しく 冬温かいらしい。

    彼らは、これまで一度も一緒に写真を撮ったことがないので、

    ぜひ今一枚撮ってくれといった。


    翌日 コチコルの旅行会社で事情を話すと、無料でプリントして預かってくれた。

    なんて親切なんだろう。

    彼らは写真を 受け取りに来ただろうか。

    今も旅行会社の壁に貼りっぱなしだろうか。


    このコチコルの旅行会社CBTトラベルは、

    ALTYN KOLという土産店とカフェを併設している。
    コチコル
    この売り上げの22%を店が取り、5%を税金に収め、

    残りの73%は作り手に渡るという 手仕事応援システムになっている。

    こんなに明快だと、作る方も買う方も気合が入る。


    キルギスのお土産は、やはり フェルト。

    ビシュケクに オシャレなフェルトデザインショップTUMARがあるが、
    ビシュケク tumarキルギスアート
    お高め。              素朴なカワイさで言ったら ↑コチコルだって負けていない。

    キルギスでは スザニは今は盛んではなく、あるのは黒地のアンティーク↓。
    コチコル アートキルギスのスザニ
    代わりに、フェルトでスザニ柄を再現したタペストリーなどが作られている。

    私が買ったのは ブーツ スリッパ
    あしポカ2013 2
    ユルタ型小物入れ ブレス ピアス。


    キルギスって、人も物も あたたかい。

    やっぱ、寒いからかな。

    キルギス・アゲイン ~タスマ村のせっけん

    ホームステイ先のお母さんも参加している せっけんグループ ブグエネは

    フェルト工房と隣同士。

    その辺に生えている薬草やハーブを集めて
    タスマ ブグエネ材料の薬草

    乾燥させ
    タスマ ブグエネ材料

    水と合わせて100度ほどに熱くなった苛性ソーダを冷まし

    45度に熱した 綿花油とひまわり油を加えて

    1時間ひたすらシェイクシェイク。最近は道具を発明し効率6倍だそう。型に入れて2日固める。
    タスマ ブグエネ

    小さくカットし1ヶ月熟成させる。形を整えて出来上がり。
    タスマ ブグエネ石鹸

    ハーブの他にも、杏や シーバクソン等の実ものや、

    カモミールなどの花から油分を精製したり、

    プロポリスやコーヒー、ヤギミルクなどの

    ナチュラルな材料で作られた せっけんとクリームは

    スーっとするエッセンスオイルの香りがついていて甘くない所が良い。

    髪からつま先まで、赤ちゃんの肌にも使うことができる。


    もう一つ、薬草を燃した灰を煮立てて天然アルカリをとりだし

    動物の脂と混ぜて作った キルギス古来のせっけん シャカルの技術も伝承。
    タスマ ブグエネ仕分け
    伝説のナチュラルせっけんとして 復活させている。
    タスマ ブグエネ幻の石鹸
    完全無添加でアレルギーの人にも良いそうだ。


    朝、家事を終えたエジェ達が集まり仕事開始。

    お昼はみんなでランチ。
    タスマ ブグエネのランチ
    いろんな話をしながら 時間を過ごすエジェ達。

    これは、単に村おこしというだけでなく、

    女性の自立と 家庭からの解放を促す取り組みなのだそうである。

    エジェ達は時には出張もし、製作から営業 販売 接客まで 一貫して担い、

    売り上げを管理して 生産計画を立て、設備投資や利益分配をする。

    自信、安定、助け合い、地域とのつながり、

    そういうものを育てるお手伝いが JICA隊員さんの活動だ。

    やりがいも涙も、とっても濃密なキルギスの2年間だったはず。


    私がウズベクに及ぼしたことって何かあるかな。

    何のためにウズベクにいたかな。

    考えさせられるタスマの1日だった。

    キルギス・アゲイン ~タスマ村の暮らし

    タスマ村のメインストリートは こんな感じ。
    タスマ 目抜き通り
    いちばんの、いちばんの 目抜き通りです。

    右脇に、萬屋さんがあります。

    すれ違うのは、徒歩か 馬か 馬車。
    タスマ 激走
    乗せてもらうと 世界がぶれて見えるほどガタガタ揺れて自然と笑みがこぼれてしまう。

    少し丘を登ると この景色。
    タスマ 絶景
    高原の花々は可憐で
    タスマ動物3
    馬は神々しい。


    うつくしい。

    うつくしい。

    うつくしいけれど、これは真夏の風景。 8月で すでに寒い。

    冬は-20度ほどにもなるという。

    タシケントも 数日なら そのくらいは行くが、ここは冬の間中ずっとだ。

    うつくしいけれど、さぞや きびしいことだろう。

    寒い冬、村にひとつのサウナ モンチョで
    タスマ モンチョ
    みんなで楽しく暖をとるそうだ。


    せっけん支援をしているJICA隊員さんは、

    こんな ザ・スローライフでホームステイをしている。

    この日は私達もお世話になった。


    お家のインテリアは、キルギスらしいユルタの魔除けの模様がいっぱい。
    タスマキルギスアート

    4歳の女の子のご馳走は りんご。夢中でかぶりつく。
    タスマホームステイ
    しょっちゅう 停電 停ガスするので、

    お料理は 外のキッチンと 中のキッチンを 使い分けながら

    お母さんは こんなきれいな おいしいご飯を作ってくれた。
    タスマご飯
    手作りパン バター 茄子トマトサラダ ラタトゥイユご飯 ピリ辛ペースト添え

    このご飯の抜き型は、なんと スプライトのペットボトルの底↑。

    お客様やお子ちゃまに、真似してみたいテクだ。


    ここのお母さんは、4歳の他にもお姉ちゃんと乳飲み子を育てつつ

    旦那さんと親戚の若い子たちのご飯も面倒見て

    日本人女子をホームステイさせて、

    停電したり 水が豊富でない環境で

    パンから何から三食作って、工夫しながら 掃除 洗濯、

    せっけん作りも やっている。

    毎日全力でクタクタだろうに

    そんな暮らしの中で、ご飯をあんなふうにカワイく盛ってくれる心の余裕、女子力。

    感服。

    キルギス・アゲイン ~タスマ村のフェルト

    カラコルからタクシーで 1時間も乗るだろうか、というあたりに

    Tasma タスマ という村がある。


    5月に テレビ朝日系「世界の村で発見!こんなところに日本人」でも

    紹介されたばかりのこの村は、

    JICAが支援する一村一品運動を通じて クリスマス時期には無印良品にも商品が並ぶ

    フェルト製品の産地として 日本でも知っている人がいると思う。
    タスマ フェルト羊

    ぬいぐるみの世界観そのままの こんな
    タスマ動物
    こんな のどかな村の中に
    タスマ動物2

    タスマのフェルトグループ AKSHOOLAの工房はある。
    タスマ フェルト工房

    エジェ(キルギス語の 姐さん=おばちゃん)達はのっぱらでも作業。
    タスマフェルト
    手作業で フェルトのゴミを取ったりもするが、

    羊の刈った毛を洗ったり 煮たり 染めたりするので 設備もいろいろ必要。
    タスマフェルト1タスマフェルト2
    最近入ったばかりの洗濯機は大活躍だという。

    布団の打ち直しのように、叩いてフワフワにしたり ローラーで延ばしたりして紡ぎ、        
    タスマフェルト4
    ナチュラルかつカワイイ色に染めあげたら、
    タスマフェルト3
    しっかり 型にはめながら成形して

    ぬいぐるみや 携帯ケースや バッグなどを作っていく。

    なかでも、キルギスの くるくるだい という鳥の特徴的な巣↓
    タスマフェルト 鳥の巣バッグ
    を模したバッグが 看板商品↓。
    一村一品

    一村一品のアンテナショップは 首都ビシュケクのアラ・トー広場と カラコルにあり、

    その他ホテルやショッピングセンターのお土産コーナーにも

    スペースを得ていて、外国人に人気。

    フェルトの他、ジャーキーやハチミツも素晴らしい味なので ぜひともゲットして頂きたい。


    そして、一村一品の もう一つの主力商品が せっけん。

    私達が去年の夏タスマを訪れたのは、このせっけん作りを支援している

    JICA協力隊員さんに会いに行くため。

    同じCIS在住と言えど こんなに違うのか、という

    穏やかで厳しい暮らしがそこにはあった。

    キルギス・アゲイン ~カラコルへ

    CIS諸国といえば、直行便の少なさと VISAと レギストラーツィア(滞在証明)が

    旅行のネックだ。

    だが、カザフスタンは 15日以内の滞在に限り

    今年の7/15から1年間 試験的に日本など先進国に対して VISAを免除することにした。

    ウズベクも、VISAか レギストラーツィアの緩和を試みてくれると、

    もっと観光が振興するのに。


    その点 キルギスは、VISA不要。2ヶ月以内の滞在はレギストラーツィアも不要。

    エアーチケットさえ取れれば すぐ行くことができる、 ウズベクから最も近い外国。

    在ウズ邦人にとっては 格好の避暑地だ。


    初年は ベーシックに ビシュケク~チョン・ケミン~イシククル・チョルポン アタ を巡ったが、

    3年目は その時行けなかった場所を周る。


    まずは、ビシュケクの西バスターミナルから キルギスの東端 カラコルまで、

    ひたすら横断する。

    タクシーで 7時間は覚悟しなくてはならない所を、

    ぶっ飛ばすドライバーにあたり 驚異の5時間 で到着した。


    カラコルは、天山山脈 ハンテングリ登山のベース。

    ザックを背負った欧米人の姿も目に付く。


    山の向こうは中国、ウイグル自治区やタクラマカン砂漠へと続く。

    ドゥンガン系(中華系ムスリム)が多く入ってきた地域のため

    お寺のような 独特のモスクが建てられた。
    カラコルドゥンガンモスク
    釘を使っていないそうで、築100年。

    老朽化のためか 建て替えたい模様で

    門の脇に寄進箱を設置している。
    カラコル ドゥンガン
    だがモスクの完成予想図が まったくイマドキ。

    ドゥンガンらしい この屋根の反りかえったシノワズリなモスクに こだわっていてほしい。


    白樺で建てられた ロシア正教会も 築100年以上。
    カラコル三位一体教会

    古いものが似合う街だ。


    アンティークショップには

    モスクワオリンピックグッズやチェブラーシカ、
    カラコルアンティーク
    古い古い フェリクスMの計算機などが所狭しと並んでいた。

    ソチ前、モスクワ五輪のミーシャグッズは ずいぶん高騰したらしい。

    ロシアで買うと高いが、CISではガラクタ価格。

    コレクターには CIS地方めぐりを オススメする。


    さまざまな民族が定着した様子のカラコルは、

    バザールはドゥンガン色が強く

    ラグマンと寒天の冷やし中華 アシュランフーの食堂が目立つ。
    カラコル アシュランフー

    バザールの食堂のアシュランフーと
    カラコル食
    食後のチャイ。 必ず ミルクティー。


    街には青い目や金髪の人も沢山暮らしている。

    素敵なカフェや 美味しいパン屋さんもある。


    タタール料理レストランもあり、

    このお好み焼きのような バインセオのような野菜卵巻きは
    カラコル タタール料理
    人気メニューだという。


    宿は Green Yard。

    その名の通り、見事な緑の庭が広がっていた。
    カラコルのホテルグリンヤルド庭
    WIFIフリーの 非常に清潔で快適なペンション風のホテルで、

    40ドル/泊。 オーナーは英語もできる。

    住所:14 Novostroika st. Karakol 電話番号:+996392243228


    国境近くの端っこの「町」、というイメージだったのに

    思ったより断然 「イケてる街」 だったカラコル。

    翌朝、カラコルのバザールからタクシーを ふんづかまえて

    いよいよ本物の田舎 「村」へ向かう。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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