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    新札でました

    そういえば、ホットなニュースを忘れていた。

    ウズベキスタンの通貨ソム(スム)は

    長らく最高紙幣が 1000ソムで 実勢レートで30円ほどの価値。

    何百ドルか両替すると 身代金持ってるみたいなことになってしまって

    不便極まりなかった。
    身代金


    私がいるころに5000ソム札が出たのが 超ビッグニュースだったのだけれども、

    このほど、ようやく10000ソム札が出たのだ!

    10000sum.jpg
    10000sum 2

    AKIPRESSより


    これで旅行者のバッグは、ソムであふれかえらずに済むし

    持ってきたお財布でお金を管理することができる。


    まだたくさんは出回っていないらしいけれど、

    これからウズに行かれる方は、両替は10000ソム札を指定すると便利です。

    「10000」 は ウズ語で オンミン

    「新しい」 は ヤンギ 。

    この辺 連発すれば通じるでしょう。

    ウズベク人の名前

    ウズ太郎との毎日はEテレを見るのがやっとで

    ウズベキスタンのニュースをリサーチする暇もない

    この頃ではあるけれど、

    それでも世界のテロのニュースの犯人が

    立て続けにウズベク人だったのは耳に入ってきた。


    サンクトペテルブルクの地下鉄爆破テロ犯アクバルジョンは

    キルギス人ということになっているけれど

    オシュ出身のウズベク族だという。


    イスタンブールのナイトクラブ銃乱射事件の容疑者アブドゥルカディリも

    ストックホルムのトラック事件の容疑者ラフマットも

    ウズベク人。


    アクバルジョンは アッラーを「偉大」と讃える名 アクバルに

    ウズベク語の「くん」や「ちゃん」に当たるような 男性用の愛称ジョンがくっついた名前。

    偉大君。


    アブドゥルカディリは 「有能」という意味があるが

    ウズベクでは大変有名な イスラム詩人の名でもある。


    ラフマットは「慈悲」というような意味で

    ウズベク語では「ありがとう」として

    毎日毎日何度口にするかわからない言葉でもある。


    いずれも ムスリムらしく、かつ 大変に ウズベクらしい名前の持ち主。

    彼らに何があったんでしょう。


    2年前、アメリカのウズベク人 という記事を書いた。

    このところアメリカでは 悪役がウズベク人になっている、と。

    それが世界に波及し始めている。


    ロシアから独立して20年、地方から出てきて 世界を知ったウズベク人は

    自分の生まれたところの 純朴さや まじめさや のんびり感や あるいは貧しさを

    何だか、なんだか、 なんでこうも違うものかと

    自分たちと 他の国の人間との違いって何なんだ と

    自分に向き合い自分に問い続けてしまうところがあるんじゃないかなー。

    そうすると、神の言葉が身近に思えたり

    他者が堕落して見えたり

    扇動的な言葉が魅力的に心に響いたり、

    そういうことがあるのかなーって。


    彼らの美しい名前を聞くだに、なんだか彼らのバックボーンを思ってしまう。


    ウズ太郎に愛称をつけるとしたら、

    ウズベク式に言うと

    ウズトンジョン。

    ウズトンジョン、ウズちゃん、君は人を傷つける人にならないことを願います。








    スルタノフ氏 来日す

    抑留者資料館の館長 スルタノフ氏が来日した時の記者会見の模様が

    youtubeにアップされたので 興味深く見た。

    https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=uXJeKVIcpE8

    抑留者のフィルム

    2016年が明けた。

    ロシアの習慣で年越しパーティーこそ力を入れるけれども

    ウズベキスタンの新年は春分の日のナウルーズだから、

    1月はただ寒く寂しいだけのタシケントの街。

    今頃はそれはハッとするほど美しいチムガンの雪山が クッキリ見えるんだろうなぁ。


    帰国して一年半以上経過し、

    いつ止めようかと思いあぐねながら

    未だダラダラ続けているウズベクブログ。

    ウズ太郎が出来てからは月イチで書くのがやっと。

    今年は たまにネタができた時だけアップすることになっていくでせう。


    新年一発目は、テレビ番組と

    ウズベキスタンに抑留された日本兵たちの記録映画の上映会のお知らせ。

    いずれも、戦争に翻弄された日本人男子の人生を見つめる企画だ。

    今にふさわしいと思う。


    二年前の11月、私はパリにいて

    先日テロリストに襲撃された あのカンボジア料理店で舌鼓を打っていた。

    当時から美味しくて若者に話題のお店だったから

    私達のようなツーリストだってふらりと立ち寄ることもある。

    二年前の日が あの日 だった可能性だってあったはず。

    私が、友人が、テロに巻き込まれることが

    これから先は全世界で あるんだ、と震撼した日。

    他国の戦争に不用意に関わっている場合でも

    遠くの戦争に無関心でいることが許される時代でもない。

    過去から学び、争いをなくす。

    これってどんな宗教だって否定できない真理なんじゃないのかなー。


    ・1/9(土)13:00-14:00 NHK-Eテレ
    「こころの時代 こころの壁を超える~文化人類学者・加藤九祚~」

    テルメズで仏教遺跡の発掘活動を続け

    ウズベクの小学校の教科書にも載っている加藤先生の半生のインタビュー、

    昨年九州エリアで放送され好評だったそうで全国ネットでも放送、今回は再放送。


    ・1/23(土)12:00-13:30 東京霞が関
    「日本ウズベキスタン協会主催のトークイベント」

    タシケントの日本人墓地の向かいにある抑留者資料館の館長さんを迎え、

    彼の集めた抑留者の映像を上映する大変すばらしい企画。

    私もできることなら行きたいけれど、ウズ太郎・・・ウズ太郎・・・

    詳細は以下、日本ウズベキスタン協会facebookより。

    日本ウズベキスタン協会 The Japan-Uzbekistan Association
    2015年12月14日 23:32 ·
    .
    「本邦初公開!タシケント日本人抑留者資料館所蔵映像「ヒイラギ」の上映
    & タシケント日本人抑留者資料館館長スルタノフ氏の解説!」

    現在、スルタノフ氏来日に際して外務省と最終調整中ですが、
    タシケント日本人抑留者資料館で上映されている「ヒイラギ」を
    当協会で見られる非常に貴重な機会をご用意しました。
    「ヒイラギ」はスルタノフ氏が作成し、日本人抑留者についての調査、
    日本人抑留者の当時の様子などの貴重な資料映像です。
    今回はスルタノフ氏ご自身より詳しく解説もして頂きます。
    「ヒイラギ」の日本での上映はもちろん、スルタノフ氏による講演も
    日本では初めての機会ですので、どうぞこの貴重な機会をお見逃しなく、
    ぜひご参加下さい。

    日時: 2016年1月23日(土) 12:00~13:30
    会場: 日本プレスセンタービル10F (東京メトロ霞ヶ関駅 / 都営地下鉄内幸町駅)
    参加費: ¥1,500 (会員・学生は¥1,000、留学生・中学生以下は無料)
    定員: 最大50人を予定
    お問い合わせはトークの会専用メール( talk-uzbeku@nifty.com )へ
    お願い致します。
    協会事務局、会場へのお問い合わせはご遠慮願います。
    詳細は当協会HPにて
    http://homepage2.nifty.com/silkroad-uzbek/works/2015/39.html

    首相訪ウズ

    ウズベキスタンにいる邦人は、

    そのほとんどが JICA関係者。

    ついで大使館、商社、その他企業、JETRO等の駐在組。

    そして、今なら「なぜここに日本人?」的な番組にもってこいの

    個人で契約している大学の先生や日本語教師、

    技術協力で来てそのまま請われて現地企業に就職した技術者や

    プロのサッカー選手。

    ロシア語をはじめとする語学留学生。

    国際機関のウズベク担当者またはその家族、

    あるいは劇場の指揮者や芸術監督が たまたま日本人だった、というケース。

    そんなこんなでせいぜい100名もいるだろうか、というくらいだが

    旅行シーズンも終わりウズベク航空直行便も途絶えた今週に

    日本人が ががっと増える。


    関係筋には去年からずっと要請されていた首相の訪ウズが

    延ばし延ばされ この程ようやく実現するのだ。

    明日から、モンゴルと 中央アジア5カ国を歴訪するとのこと。

    お付きの人から、民間企業まで かなりの人数がウズにやってくる。

    しばらくはニュースに ウズや ○○スタン の名を聞けることになるだろう。


    首相らは、日本人抑留者墓地ナボイ劇場を訪れるという。
    ナボイ劇場

    ナボイ劇場では、

    これは日本人によって建設された劇場である という記念プレートが
    ナボイ プレート (250x188)

    金属泥棒に盗まれてしまう事件があったばかり。

    今度は盗まれないように、以前よりはるか高い場所に

    石膏で掲げたらしい。


    歴訪に先立ち、先月あたりから

    新聞各紙はウズベキスタンを特集していたし、

    また最近も

    テルメズからドイツ軍が撤退するとか、

    カムチック峠のトンネル工事が順調で いずれはタシケント~フェルガナ間

    果てはキルギスまで 列車を通す予定とか、

    ニュースはどんどん入ってきている。


    アメリカはアフガンにまだ居座る。

    テルメズに程近いクンドゥズの国境なき医師団医療施設が

    米軍に空爆されたのは記憶に新しいところ。

    なのにドイツ軍はいなくなってしまう。

    かつての ウズベキスタンイスラム運動 の拠点とも言われていた

    フェルガナ~アンディジャン~オシュを国際列車で結んで

    物や 或いは人も行き交うという。

    結構いろいろ心配だけど・・・。


    大きなうねりの中にいるような気がする これからのウズ。

    平和なまま、駐在する邦人がもっと増えると良いねー。

    単身赴任じゃなきゃ、家族は絶対日本に、という国になりませんように。

    抜けないウズ癖

    ウズベキスタンでは、プリングルスは高級品だ。

    輸入品だから 値段が国産ポテチと比べて

    べらぼうに高いのはもちろんだけれど、

    その空き容器にすら価値がつく。


    嘘だと思うなら、ヤンギアバットバザールか

    その辺のフリマっぽい露店に行ってみれば良い。

    筒の部分だけだったり、プラスチックのフタだけだったり

    いずれにしろ絶対 プリングルスの空き容器が売られているはずだ。


    実際プリングルスのフタは、とっても便利なのだ。

    私もこのフタは捨てずに愛用していたし、

    日本に帰って来た今も つい捨てられない。


    何に使うかというと、
    150812010314 (350x263)

    コップやマグカップに ぴったりのサイズなのだ。

    密閉は出来ないけれど、大概のカップにかぶせることができちゃうの。

    稀に密閉もできるくらいぴったりな 小鉢や瓶にも出会えちゃう。


    ちょっとフタをしたい時ってあるではないですか。

    作業している人に、ここに置いとくわね~と飲み物を出す時、

    ティーブレイクを終えて席を立つ時、

    ちょっとした乾物を水に戻している時、

    そして冷蔵庫内でスタッキングしたい時、

    ラップじゃなくて フタ! これは便利。


    日本には、吸盤になるシリコンラップが 今や100円で売られているから

    必要無いんだけれど、

    ウズベクでは本当に便利だったので

    つい日本でも取っておいてしまう。


    ちなみに、↑の画像にあるコップも

    わざわざウズベクから買って帰って来たもの。


    今やガラス製品は ほとんどがトルコ辺りからの輸入なので

    余計なデザインや色柄が付いているくせに

    結構高い値をつけているウズベキスタン。


    でもこのコップは、

    ソ連時代のスタローバヤ(食堂)で コンポータを頼むと出てくるような

    超レトロなコップなので 最近のウズでは見向きもされていない。

    けれど シンプルで丈夫で使いやすく、かつ激安。

    ウズの民芸、と言って良いのでは。


    ウズでコップを揃えたい方には とってもオススメ。

    チョルスーの金物屋で見つかる。

    ウチくる ?!

    ウズベキスタンに着任して最初の夏休み、私はキルギスへ避暑に出かけた。

    好意でキルギスであちこちを案内してくれたマクサットさんは

    私達よりほんの少し年上なくらいだったが とても落ち着いた人で、

    私達がウズベキスタンから来たということもあってか、

    車内のBGMに Ялла(Yalla ヤッラ)を選んだ。

    yalla2.jpg

    ―Yalla は ペルシャ系の言葉がもとで Let's Go! という意味だよ。

     ソビエト時代に流行ったグループだけど、

     ウズベクの出身さ、今も有名だよ。

    と教えてくれた。

    とても耳馴染みの良い 懐かしいメロディーで、

    Yalla と言う名前はすぐに覚えることができた。


    その後 ヨルダンに行った時、ドライバーが Yalla yalla! と言うのを

    よく耳にした。

    あちらでは今でも さ、行こ 行こ! と使う言葉なのだ。

    ウズベク語では yalla よりは やっぱり Ketdik(ケッディク)の方が

    一般的だし、タシケントでは男の子たちが さらに縮めて Ketdu (ケットゥ)! と言ったりする。

    私も ケットゥ ケットゥ を好んで使っていたけれど、

    言うと大抵笑われた。

    行こうぜ とか、或いは さ、行った行った 的なニュアンスなのかもしれない。


    そんな訳で 私には Yalla は やはり Let's Go ではなくて

    グループの名前という印象の方が強い。

    フォークグループ、と言って良いのだろうか。

    ソビエト時代なのでロシア語で歌っているけれど

    題材はどれもウズベクの田舎の風景を切り取ったもので

    旋律もフォークロアな感じ、

    懐かしい様な どこか寂しい様な そういう曲が目立つ。

    yalla.jpg

    モスクワなんかで聞いている人にとっては、

    たまらなくエキゾチックに響いたのではないだろうか。

    例えて言うなら、本州の人間が聞く 沖縄の 島人ぬ宝 とか 涙そうそう のような。

    或いは、いい例えではないかもしれないが

    チョー・ヨンピルの 釜山港へ帰れ がヒットした感じ、と言った方が良いのかもしれない。

    近い様でいてよく知らない、でも懐かしい、行ってみたくなる土地の歌

    そんなイメージだったのだろうと思う。

    未だに、ロシアの コメディクラブ などの バラエティ番組では

    中央アジアをネタにしたコント(もしも旦那さんがタジク人だったら とか

    もしも上司がカザフ人だったら みたいなコント)をやる時に

    Yala がBGMにかかる程、中央アジアを代表するメロディーとして定着している。


    その Yalla、 先日紹介した

    サマルカンドのドーム などよりずっと流行った曲がある。

    いまでも 街やテレビや結婚式などで耳にするし、

    Yalla のボーカル ファルフ・ザキロフは テレビ出演はもちろん
    farrux Zakirov
    有名レストランなどでディナーショーやコンサートも精力的に行っているからだ。


    彼らの最大のヒット曲は

    彼らの出身地をモチーフにした Уч кудук('Ochi Kuduk ウチクデュク)。

    三つの井戸 と言う意味の地名で、ソビエトでは

    ロシア語の три колодца として発表された。

     熱い太陽に照らされる中 旅してきたキャラバンの渇きをいやす

     砂漠のオアシス ウチクデュクの三つの井戸よ

    と言うような歌詞で、ウチクデュクの名が連呼される。


    でもこれは日本人なら多分 十中八九 ♪ウチくる~ と聞こえる。

    空耳アワーに投稿したいと常々思う程だ。

    さぁ、聞きたくなったでしょう。

    思わず井戸の水が欲しくなる超砂漠なPVはコチラ

    ロシア語の歌詞はコチラ

    ちなみに↑歌詞サイトの 上方にある

    ♪ Тональность ►Плюсовки

    というところ、

    ♪ Тональность でキーの高低と テンポの遅い早いを選んで

    Обработать

    を押すと確定、

    ►Плюсовки から 歌入り、カラオケ、などのバージョン別音源を選んで

    再生することができる。

    これであなたも ウチくる をマスター、ウズのカラオケで歌えます。


    他の名曲は、

    Шахрисабз (シャフリサーブス)動画はコチラ

    Чайхана(チャイハナ) 動画はコチラ

    Караван(キャラバン)※あまり素敵な動画は無し

    Чинури(チヌリ)※あまり素敵な動画は無し

    など。

    このYallaの曲一覧から 曲名を探せば

    先の 歌詞と音源のページに飛べる。


    私は スマホに入れて 目覚ましに設定してあるので

    未だに毎朝聞いていて飽きないし

    桜見ながら Yallaを聞いていると

    あぁ去年の今頃はウズの桜を見ていたのになぁ、と とってもノスタルジー。

    今のウズポップスも良いけど、

    ウズの誰もが知る 懐メロも、ぜひどうぞ。

    ずっと平和で

    BBCによると、投票率70%の段階で

    ウズベキスタン大統領選は 77歳のカリモフっちが4期目の再選で決まりの模様。

     ↑ 開票後 得票率は 90.39%だったと発表

    もちろん 彼が出馬を決めた時点で決まっていたことだけれど、

    引退もチラつかせていた時期があっただけに

    やはり体制は変わらずか、という感が大きい。

    あと5年の任期、全うできればカリモフっちは82歳、独裁30年。

    彼の健康が大きなカギとなる。


    自宅軟禁中のグリちゃんに代わり、

    最近は次女 ローラちゃんが露出急上昇中。

    パッと見はグリちゃんそっくりの華やかな容姿で

    UNESCOの仕事などをしている。

    噂ではずいぶん前から グリママとローラちゃんvsグリちゃん の構図があったとか

    聞こえて来ていたから、今こそ活躍のチャンスなのかもしれないが

    これだけ似ていると、グリちゃんの代役にしか見えない。


    でもお家騒動なんかしている場合ではない。

    いま、ウズベクの関係者は心配しているようだ。

    一連の IS人質・テロ事件、特にチュニスの美術館襲撃で

    ウズベキスタンの印象まで悪くなるのではないか、

    ウズベクへの観光客が減ってしまうのではないか、と。


    ウズベクは、いかにもイスラムらしい建築や美しい芸術に

    触れられる国の中では、女性ひとりでも 比較的安全で 行きやすく 親日的な国だ。

    こんな時代になってしまったからこそ、

    イスラムの文化圏を見てみたい人には穴場的な観光地であるだろう。


    ウズさんの心配が杞憂に終わって、4月からの観光シーズンに

    多くの日本人ツーリストが訪れてくれると良いと思うけれど

    ではウズベクは絶対安全かと言ったら、もう誰もそんな約束は出来ない。

    タシケントに比べれば地方は警備も手薄だし、

    武器も手に入るし、

    多民族で 国籍も宗派も 顔を見ただけではまったく判別できない。

    ISを支持してテロ準備していたとされるウズベク人がアメリカで逮捕された事案がある以上、

    そういう人が母国で何か起こさないとも限らない。


    その意味では、大統領が変わらず体制も揺るがなかった今回の選挙結果は

    観光客招致にはプラスに働くだろうか。

    この独裁体制がこのままでいいのか、という議論とは全く別の次元の話として

    安定したマンネリ国家は 混乱する革新国家よりは

    表向き平和で 押さえつけも効くかなー。

    でも不満も募るよなー。

    やっぱりカリモフっちの健康状態がカギ、ということだろうか。

    ずっと平和でいるってむずかしいこと。


    4月から、NHK-BSプレミアムでアジアハイウェイを行く紀行ドキュメントシリーズが始まる。

    6月に予定されている第3回の放送では

    ソ連独立25年目のウズベク・カザフ・キルギスを走る。

    カメラを向けられて、独立して良かったか と聞かれれば

    大抵は 良かった、としか答えられまい。

    でもそう答えた時の 間や表情をじっくり見たいと思う。



    夜行列車に乗って

    先日放映の「世界の村で発見!こんなところに日本人」では、

    ウズ仲間から 今 くじゃく姫映ったね~ と実況メールが入った。

    ウズベクで一世風靡したくじゃく柄のロングカーデを着たおばちゃん

    ― くじゃく姫は
    くじゃく姫
    数秒の1カットの内に 2人も映っていて、いまだ健在のようだ。


    主人公の日本人はマラディエッツ!!!マサキ!!さんの後任隊員さんだった。

    舞台はシャワット。

    ウズベクのかなり西の方で

    タシケントから夜行列車で17時間半ののち

    バスで4時間位揺られて ようやく到着する村、と紹介されていた。


    JICAの地方隊員さんは、三カ月にいっぺん程

    タシケントの事務所へ状況報告のために上京することになっている。

    西方の隊員さんは実際 夜行でも上京しているけれど、

    移動手段はこれしかないわけではなく、

    タシケント~ウルゲンチは飛行機があるし

    ウルゲンチ~シャワット間も タクシーを使えば1時間位。

    時間を取るか、お金を取るか、旅情を取るか、効率を取るか、

    その辺は選択肢がちゃんとあるので

    もっと気軽に行けたらなぁ と思う人が もしあれば

    数時間で行くことは可能な場所だ。


    私は夜行列車や夜行フェリーでは 国内外問わず 殆ど眠れたことがない。

    翌日とっても辛い。

    それでも 夜行の旅への憧れは強いので

    リピートはしないけれど 1路線1回は試したいと思ってしまう。


    私が、この夜行列車に乗ったのは ブハラまで。

    (ブハラには朝7時ごろ着。ウルゲンチには昼1時着。)

    その時の客車は、放送で紹介された車両よりも古いタイプで

    北斗星を思いださせる レトロなレトロなものだった。
    ブハラ行き寝台特急 (350x263)

    ブルートレインが無くなっていく今の時代、こうした寝台体験は楽しくもある。

    でもやっぱりいろいろ辛い。

    寝心地とか、振動の伝わり具合の強さとか、空調とか。

    そして一番は トイレ。


    トイレが汚いとかって言う問題は、たいしたことじゃない。

    昔の新幹線のトイレもきれいではなかったし

    それは辛いことには入らない。

    何が辛いかって、それはサニタリーゾーンの存在だ。


    サニタリーゾーン。

    それは、トイレ使用禁止区間。

    駅に近づいてから、停車中、そして駅をある程度離れるまで の間

    下手をすると1時間以上 トイレに入れなくなるのだ。

    トイレには鍵がかけられたり、車掌が前に立って通せんぼしたりする。


    昔は線路上に垂れ流していかたら 世界的に、もちろん日本も、そうだったが

    ロシア含めCIS全般には 未だこのルールが残っている列車が多い。

    昼間の列車ならば みんな起きていて トイレに行くタイミングは見計らうことができる。

    でも夜行ともなると、眠れようが眠れまいが、

    列車のスピードが落ちたり ガッチャンと停まる振動をきっかけに

    あ、トイレ行っとこうかな と みんなリズムが同じになる。

    チャイの国だから、列車の旅のお供も当然たっぷりのチャイ。

    チャイの利尿作用が 揺られ揺られて 効果倍増。

    その時に1時間以上トイレに行けない、というのは

    結構な緊迫事態につながるのだ。


    ウズベクやロシアやロシア語圏で夜行に乗る方、

    トイレはお早めに。

    タシケントは日本デー

    昨日3/1、タシケントのインターナショナル・ホテル(旧インターコンチネンタル)では

    1日限りの 日本料理デー だったそうだ。

    タシケントの情報サイト Afisha.uz によると

    お値段 39ドルで 気になるメニューは
    tonkatsu image

    味噌汁

    鶏肉の甘酢ソース

    牛肉の黒胡椒炒め

    子羊の照り焼き (羊は和食には…)

    焼きそば (これは多分 蕎麦を炒めたもの)

    魚のヤキトリ (なんじゃそりゃ?) 醤油とゴマ仕立て

    海老とイカの天ぷら

    蒸し米 (炊き立てご飯なのか おこわなのか)

    じゃがいものコロッケ

    野菜天ぷら

    とんかつ


    ・・・ホテルのイベントの割にはお金かかってないというか、

    タシケント市内のスシバーなんかの方が

    神戸牛ナイトとか 空輸刺身ウィークとか

    よほど頑張っている。

    家庭料理に毛の生えたようなラインナップで

    ホテルで出す和食 というよりは

    あなたの自宅でも タシケントの食材でこのくらいの和食は出来ますよ

    というデモンストレーションの様な。


    こういうのを見ると、

    かもめ食堂みたいな

    塩鮭定食 からあげ定食 おにぎり

    なんか出す店を、ウズでやってみたくなるなー。

    あと ウズの食材でいったら…

    鴨南蛮と、馬カツ、肉じゃが、がんもの煮びたし、

    鶏ガラ鶏チャーシュー煮玉子いりのラーメン、

    日替わりで

    オムライス コロッケ ビフカツサンド ピーマンの肉詰めフライ

    みぞれハンバーグ なんかの洋食系もイケるかもね。

    ま、ぜーんぜん儲からないだろうけど。


    День японской кухни
    1 марта
    International Hotel Tashkent

    International Hotel Tashkent приглашает на воскресный обед.
    Гости смогут попробовать такие тематические блюда, как:

    •Суп Мисо,
    ・Курица под кисло-сладким соусом,
    •Жареная говядина с черным перцем,
    •Жареные бараньи ребрышки,
     маринованные в соусе Терияки,
    •Жареная японская лапша,
    •Рыба «Якитори» с соевым соусом
     с кунжутными семечками,
    •Креветки и кальмары «Темпура»,
    •Рис, приготовленный на пару,
    •Картофельные крокеты «Корокке»,
    •Овощи «Темпура»,
    •«Тонкацу» из свинины.

    Цена: 39 долларов США*.

    *Оплата производится в сумах,
     по курсу ЦБ РУз на день оплаты.
    Также, к оплате принимаются
      Master Card, Visa Card и UZKART.

    Телефон для справок: 120-70-00.

    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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