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    タシケント温泉 メルシアン

    タシケントを発つ日、

    私は職場始め お世話になったところへ あちこち挨拶に行き、

    合間には 大好きなプロフ屋で 最後のランチをした。
    プロフ1
    プロフ2

    そして夕方― 空港に行くまでにはまだ間がある。

    暑くて埃っぽいタシケントを1日動きまわっていた身で

    飛行機には乗りたくない。

    わずかな隙間時間に、温泉へ行った。

    やはりタシケントの垢はタシケントで落として帰らねば。


    タシケント中心部から、ゴルフ場方面へ車を走らせると

    まず目に入ってくるのは SHIVAKI japanの工場。
    温泉1
    ウズベク家電メーカー Artel の工場と並んで建つ SHIVAKI は、

    ロシア東欧に強い家電メーカーで、

    前身は日いづる国 日本で生まれた会社、という触れこみになっている。


    その胡散臭いSHIVAKIを横目に ゴルフ場の前も通り抜け、

    そのまま市境の検問を越え フェルガナに向かう道を走っていくと

    右手に 高い塔と警察の詰め所が見えてくる。
    温泉2
    その先でUターン。

    タシケント方向へ戻りつつ、
    温泉3

    アフマッド ヤサウィーという 元高麗系コルホーズの集落を目指す。
    温泉4
    アフマッド・ヤサウィーは カザフのトルキスタンにあるイスラム教の聖地に祀られた

    偉大な詩人の名前。

    210ヘクタールに800世帯4000人が身を寄せ合って暮らすうちの

    約半数がいまも高麗系である。

    この辺は、パリットアッジェールや北斗星などの優良コルホーズが固まっている。


    右手を注意しながら進むと、

    SURAMKENTという農村に入る立て看があるので そこで右折する。
    温泉5
    牛や羊を横目に見ながらひたすら道なりに進むと、

    建物の門が見えてくるので、これを左折。
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    さらに道なりにうねうねと進むと、やがて突然ハングル看板が現れる。
    温泉7
    画像は裏から撮っているので、

    実際には アリラン療養院が右折、温泉メルシアンが左折。

    アリラン療養院は、韓国が2010年に建てた特養老人ホームで

    身寄りのない高麗人が40人ほど暮らしているという。

    ここには 高麗人の暮らし博物館 を作る計画がある様なので

    興味のある人は見学してみると大変興味深いのではなかろうか。


    ここを曲がるとすぐ正面がメルシアンの正門になっている。
    温泉8
    ここまで、タシケント中心部からおよそ車で30~40分。

    正門をくぐって右に進むと、温泉場である。


    この温泉は、地下2400~2600mから

    毎分27トンも湧き出る 源泉61度の豊かな水量で

    ウズベクで唯一の硫黄温泉である。

    アトピーなどの皮膚疾患から、気管支炎などにも効き目があるという。


    1965年に高麗人が掘り当てサナトリウムにしていたものを

    2003年に韓国人が買い取り リフォームしたため

    なかは古さが否めないが 不潔ということはない。

    脱衣場は鍵のかかるロッカー、トイレ、鏡付き洗面所が設けられ
    温泉9

    大きな湯船の他、水風呂、温泉と地下水の水槽、サウナ、シャワーがあり
    温泉10
    アカスリとマッサージのオーダーも可能。


    ひとり25000ソム(750円)、VIPカードがあれば15000ソム(450円)。

    タオルは2枚渡され、アカスリタオルは無尽蔵に積んである。

    石鹸とシャンプー、ドライヤーが備え付け。

    男性なら手ぶらで、女性はコンディショナーと化粧水を持って行けばいい。

    季節により営業時間は異なるが、

    今のところは 13:00-20:00、月曜休。


    近くに豚牧場があり、シーズンになるとレストランがオープン、

    サムギョプサルや家鴨料理を出す。

    緑の中、縁台に寝そべって休んでは また湯に入るスタイルで、

    近隣の高麗人や韓国人は10日ほど湯治に通うという。

    高麗コルホーズを訪ねる 韓国人の観光ツアーにも

    ゴルフとともに必ず組み込まれている、名所である。


    硫黄臭はかなり強いので、湯上りにはしっかり石鹸で身体を洗い

    シャワーでよく流さないと、数日は自分が ゆで玉子の臭いになる。


    しかし、お客も少なく 大変リラックスできる 懐かし沐浴湯の風情は

    なかなか素敵。

    思わず鼻歌なんか歌っちゃうと、

    湯加減を見に 突如ウズ人スタッフが入ってくることがあるので こっぱずかしいかも。

    案外なかった、きれいになる話

    11月にオープンしたばかりの SPA DAY(旧 現代マッサージ) に行ってきた。

    バブル公園の手前、花屋や ラグマン屋や 韓国料理店チョンギワがある通りを入り、

    バブル公園に沿って歩いていくと、公園の柵が途切れたところにある。
    SPA DAY

    施術中は 怪しげな緑の照明。

    BGMは サックスでジャズアレンジした70年代の映画音楽が中心なので

    ちょっと眠っちゃう、という風にはならない。

    だってこの緑のライトに ♪エマニュエル夫人 がかかったら、そりゃ吹いちゃうでしょう。


    メニューは、

     クラシック(全身)オイル マッサージ

     経絡マッサージ

     フットマッサージ

     タイ式マッサージ

     ストーン テラピー

     エステ

     アカスリ(男性)

     サウナ(フィンランド式、ロシア式 葉っぱマッサージ)

    美容室、ネイルサロン併設

    各個室にシャワー完備。WIFIフリー。

    お茶サービスあり。


    私は、ストーンテラピーを受けてみた。

    約1時間で 90,000ソム(3,200円)とお高め。


    完全な すっぽんぽんになり、

    Tバックの紙パンツとガウンで大事なところを隠しつつ

    施術台に寝そべる。顔部分は穴があいているので 首もラクチン。


    全身を オリーブオイルでマッサージしながら、

    炊飯器で(!)温めた石で 揉みほぐしつつ 置き石をする。

    じ~んわり温まって、かなり気持ちが良かった。

    ちょっと風邪ひきかけたかな、と思って行ったのだが、

    マッサージと その後の勇諾の火鍋で、完璧に 風邪は吹っ飛ばした。


    マッサージだけをとっても、

    これまで受けてきたタシケントのマッサージの中ではピカイチ。

    仰向けになる時も、しっかりバスタオルを広げて 見ないようにしてくれるので

    恥ずかしがり屋さんでも安心だ。

    90,000ソムというと惜しいけど、日本の半額と思えば 許せる。

    シャワーも清潔で 気持ち悪い感じが無いので

    リピートはあり、ですね。


    VIPルームは ソファー、テレビ、ジャクージ、水風呂、サウナが付いて

    70,000ソム(2500円)/時間。 7人くらいまでは余裕で入れそう。

    ここでさらに何か施術を受ければ 追加料金がかかっていく仕組み。


    家族や友達と裸の付き合いがしたい時、

    銭湯やサウナが恋しい時、

    行ってみるのもいいかもしれない。


    ただし、マッサージは ストーンテラピーのみをオススメする。

    オイルマッサージはマスターによって うまい下手に大きな差がある。

    男性が受けられるメニューは、アカスリ、タイ式など多くはないので 要確認。

    社長は 高校の時 日本語の授業があったので ちょっぴり日本語が話せる と笑う韓国人。

    マッサージのマスターは英語もOK。

    10:00-24:00営業
    要予約 
     ロシア語:+99890-133-0740
     英語  :     281-6016
     韓国語 :+99898-812-2344

    ウズの床屋

    ねばってねばって、3カ月髪を切らなかった。

    タイ旅行の時に日本人美容室で切って、

    また更に3カ月が経過。

    もういい加減、ウズで切る時が来た。


    ウズ女子は髪が長いので、髪型からは美容室の力量を計りにくい。

    ウズのおしゃれ男子を呼びとめて、行きつけを聞いてみた。

    紹介されたのは床屋に毛が生えたようなサロン。

    日本人の髪はタタール人の髪に似て、

    柔らかいのでスタイリングがしにくいと言いながらも

    丁寧に切ってくれた金髪のお姉さん。

    やっぱ上手とは言えない。

    でも要望を聞こう、応えよう、という姿勢と

    変に話しかけてこないプロ意識に 満足。

    (私は場つなぎ的に 話しかけてくる美容師やマッサージ師がキライ。)
    (プロならば 私の髪や凝りだけに集中していてくれなくては。)

    15,000ソム(500円)は、ちょい高い方みたいだけど ガイジン価格かも。


    写真は、まだふんぎりがつかなかった頃

    髪を切りたい、という男子について行った時のもの。
    床屋
    なんとビックリの自立式シャンプー!

    見てて腹イタイったら

    ちなみにこの床屋は8000ソム(270円)。

    タシケントのサウナ

    ここはチムジルパンみたいなの、ないの?と聞いたら、

    サウナに連れて行かれた。


    ハマムみたいなのを想像したけど、

    フィンランド風というのかしら。

    焼け石にジュッと水かけて熱波を浴びる

    木のサウナだった。

    しかも!混浴、というのですかね。

    1グループでサウナ1個、なのだ。

    つまり、日帰り温泉で露天風呂付きの部屋を貸し切るみたいに、

    サウナルーム自体を、時間を区切って貸し切りにするというわけ。

    女性は、ミセスに限り男性と同室を許されるのだそう。

    サウナ
    分かりづらいけど、

    白い扉の奥に見えるのが、水風呂代わりのプール。

    水深2mはあると思う。

    白い扉はシャワーで、

    手前の木の扉がサウナ。

    そして右手前の縁側みたいなベンチで、シーソルトマッサージ

    即ち海水塩アカスリか、オイルマッサージを受けられる。

    写真を撮っている辺りにテーブルとイスがあり

    飲んだり食べたりできるようになっている。


    部屋にはツイタテがあって、

    飲んだり食べたりしている人から見えないように

    サウナに入ることも可能。

    なので、3世代家族や、友達夫婦とかの混浴状態でも安心な仕組み。

    一人がサウナ、一人が泳ぐ、一人がマッサージ、の間

    残りの人は飲む、という結構 贅沢な遊びだ。

    男同士で裸になってガハガハやりながら、ってのが楽しいらしい。


    つまりですね、飲んで、即、サウナ、プールじゃぽ~ん、マッサージ。

    …死なない?


    マッサージの担当は38歳にして20歳の息子がいるという

    ロシア系のお姉さん。

    月イチで塩アカスリやりに来ると良いんだって。


    サウナの外は、ネイルサロン。

    2階はディスコ。

    美と娯楽の追求施設なのですな。

    アンタレス、という青い文字に 真っ赤なサソリの電飾の建物。

    タシケント駅を背にして左手、立体交差の向かいあたり。

    ここ以外にも、ロシア・フィンランドスタイルのサウナは 市内に豊富。

    韓国inタシケント 美容院

    日本の理容技術は世界トップレベル。

    海外で髪を切ったことは何度かあるけど、

    ①言葉の壁に泣く

    ②出来上がりに泣く

    が常。

    先日タイで、日本人街の日本人美容室で切って、

    満足して帰って来たが、もう伸びてきてしまった。

    日差しが強いせいか、頭皮を保護しようと躍起になって髪が伸びている気がしてならない。

    そろそろ行こうかな~、と思い悩んでいるところが、

    ミラバッドからバブル公園方向に暫く行った韓国系美容室 The GRACE。

    美容院
    ここは皮膚管理、つまり簡易エステも併設していると広告に載っていた。

    ここの料理の油っぽさと、

    連日の暑さで、私のお肌はディープクレンジングが必要。

    バンコクでいろいろ試してきたのに、もう効果は切れた。

    思い切って行ってみるかしらん。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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