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    夜行列車に乗って

    先日放映の「世界の村で発見!こんなところに日本人」では、

    ウズ仲間から 今 くじゃく姫映ったね~ と実況メールが入った。

    ウズベクで一世風靡したくじゃく柄のロングカーデを着たおばちゃん

    ― くじゃく姫は
    くじゃく姫
    数秒の1カットの内に 2人も映っていて、いまだ健在のようだ。


    主人公の日本人はマラディエッツ!!!マサキ!!さんの後任隊員さんだった。

    舞台はシャワット。

    ウズベクのかなり西の方で

    タシケントから夜行列車で17時間半ののち

    バスで4時間位揺られて ようやく到着する村、と紹介されていた。


    JICAの地方隊員さんは、三カ月にいっぺん程

    タシケントの事務所へ状況報告のために上京することになっている。

    西方の隊員さんは実際 夜行でも上京しているけれど、

    移動手段はこれしかないわけではなく、

    タシケント~ウルゲンチは飛行機があるし

    ウルゲンチ~シャワット間も タクシーを使えば1時間位。

    時間を取るか、お金を取るか、旅情を取るか、効率を取るか、

    その辺は選択肢がちゃんとあるので

    もっと気軽に行けたらなぁ と思う人が もしあれば

    数時間で行くことは可能な場所だ。


    私は夜行列車や夜行フェリーでは 国内外問わず 殆ど眠れたことがない。

    翌日とっても辛い。

    それでも 夜行の旅への憧れは強いので

    リピートはしないけれど 1路線1回は試したいと思ってしまう。


    私が、この夜行列車に乗ったのは ブハラまで。

    (ブハラには朝7時ごろ着。ウルゲンチには昼1時着。)

    その時の客車は、放送で紹介された車両よりも古いタイプで

    北斗星を思いださせる レトロなレトロなものだった。
    ブハラ行き寝台特急 (350x263)

    ブルートレインが無くなっていく今の時代、こうした寝台体験は楽しくもある。

    でもやっぱりいろいろ辛い。

    寝心地とか、振動の伝わり具合の強さとか、空調とか。

    そして一番は トイレ。


    トイレが汚いとかって言う問題は、たいしたことじゃない。

    昔の新幹線のトイレもきれいではなかったし

    それは辛いことには入らない。

    何が辛いかって、それはサニタリーゾーンの存在だ。


    サニタリーゾーン。

    それは、トイレ使用禁止区間。

    駅に近づいてから、停車中、そして駅をある程度離れるまで の間

    下手をすると1時間以上 トイレに入れなくなるのだ。

    トイレには鍵がかけられたり、車掌が前に立って通せんぼしたりする。


    昔は線路上に垂れ流していかたら 世界的に、もちろん日本も、そうだったが

    ロシア含めCIS全般には 未だこのルールが残っている列車が多い。

    昼間の列車ならば みんな起きていて トイレに行くタイミングは見計らうことができる。

    でも夜行ともなると、眠れようが眠れまいが、

    列車のスピードが落ちたり ガッチャンと停まる振動をきっかけに

    あ、トイレ行っとこうかな と みんなリズムが同じになる。

    チャイの国だから、列車の旅のお供も当然たっぷりのチャイ。

    チャイの利尿作用が 揺られ揺られて 効果倍増。

    その時に1時間以上トイレに行けない、というのは

    結構な緊迫事態につながるのだ。


    ウズベクやロシアやロシア語圏で夜行に乗る方、

    トイレはお早めに。
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    ウルゲンチ・ヒヴァの旅⑬ 職人の手仕事を買うの巻(お土産後篇)

    ヒバのモチーフは、スザニに 絨毯に 木の扉に 宮殿のタイルに

    イチャン・カラ中に施されて、繰り返し繰り返し 目にする。
    ヒバのスザニ
    hiva door

    見る度に、その細かさ、複雑さ、曲線の優美さに 圧倒され、

    そして手に入れたくなる。

    何とか一つ、この模様が入ったものを記念に。

    ところが、スザニは高い。絨毯はもっと高い。木彫りは高くて重い。

    そんな訳で 私は 昨日の500円のプリントポシェットには大感激だった。
    ヒバの模様


    さてヒヴァは、殊にスザニが美しい。

    テクニックはごくシンプルなのに、

    立体的で丁寧で、柄が特別だからだとおもう。
    hiva szani2


    イチャン・カラ内には、スザニセンターがある。

    目抜き通りに近い方では

    上記のような大判のスザニや 惚れ惚れするほど美しいクッションカバー、
    hiva szani1

    麗しい細かな模様の絨毯が飾られ
    hiva carpet
    ヒバ絨毯

    その製作工程も見ることができる。
    絨毯工場(スザニセンター) (263x350)
    ヒバ絨毯工場
    本当に良いものを買いたい人なら、ここはどれを買っても外れがない。

    私はあちこちで 壁掛け用や帯用やクッションやバッグやベルトやらで、

    もろもろのスザニグッズに総額600ドルくらいは費やしていることになろう。

    もしあの全てを買わないでいたら

    ここで1枚買えたかも~、と 一瞬後悔するほど美しいものばかりだ。

    いや、でもスザニの帯は絶対欲しかったものだし、

    みんなとっても気に入ってとっても悩んで買ったものだから、良いの。

    ここで買えなくっても、あたし平気。

    だって、 ここから少し奥まった裏通りにあるスザニセンターの本部には

    手頃なスザニの小品が沢山あるからー。
    ヒバのスザニ土産

    なんと400円くらいから。

    額に入れれば かなり素敵に見えるはず。

    無地の帯やバッグにつけるのもアリですね。


    こんな風に刺している所を間近に見られるし、
    ヒバのスザニ工房

    刺し方を教わったり、うわぁうわぁと声をあげてばかり。
    hiva szani3

    一作品仕上げる苦労を実感することができるだろう。


    男の手仕事は 木彫りだ。

    イチャン・カラのあちこちで こうした幼き職人が
    ヒバの職人たち2
    ヒバの職人1
    トンテンカンテンやっている。

    作っているものは、家具だったり お土産だったり。

    ウズ土産の定番の ラウヒ(折り畳み式 コーランの書見台)や
    バラク・ラウヒ (250x188)

    折り畳み式かごも見かけるが、
    かご

    この辺はタシケントの方が得意。


    ヒヴァの特色はやはり彫刻。

    カッティングボードや
    ヒバ土産 木彫り
    フォトフレームが ヒヴァらしい。

    最近は、ケイタイで動く扇風機なんかもある。
    ヒバのお土産 扇風機

    ミナレットをかたどった置物もあったので、
    ミナレット土産
    これを塩コショウ入れにしたらいいのに、と あちこちの店に強く薦めておいた。

    それだけで いろんなウズレストランが テーブル分だけ仕入れてくれるじゃない。

    でもね、反応は 「あ~、ハハ」。

    やる気出せよ。


    マスターとなった職人さんが手がけるものは、

    注文を受けて作る 文化財の修復などに使う こうした扉。
    乙嫁の戸

    漫画「乙嫁語り」を読んだ人なら ちょっと感激する光景だと思う。

    こういう扉がゴロゴロしているのだから。


    そして、タプチャン(縁台)の製作もしている。
    タプチャン50000ドル

    あまりにも見事な彫刻で、おいくら万ソムか聞いてみた。

    シッピング代込みで 50,000ドル(当時500万円)だって。おほ。


    楽器屋さんでは、お遊びのミニチュア楽器が
    ヒバ土産 ミニ楽器

    800円くらいから。

    ちゃんと弾けるって、一曲奏でてくれたけど

    私の腕ではその再現ができないので今はオブジェ。


    ウズじいの焼き物も ウズ土産の定番。
    ヒバ土産 うずじい
    私は こればっかりは欲しくないけれど、↑の

    タプチャンでゆんたくしているタイプは ちょっとカワイイなと思う。

    ウズじい抜きのタプチャンセットだったら、買ってたけれど

    ウズじいは しっかりタプチャンにくっついている。


    そしてこのウズじいの左奥に 今年の夏にオープンした COCOONでは

    農工大×JICAのプロジェクトで作った アトラス・アドラスを使った製品が

    並んでいる。

    アドラス・テディベアをはじめ
    アドラス熊

    手作りのシルクグッズを 是非連れて帰ってきてください。


    そして、この空とタイルの色を目に焼き付けて
    うろこ雲

    4泊5日の ヒヴァから始めるウズのWEB旅は 帰路につきます。

    ウルゲンチ・ヒヴァの旅⑫ お土産を買うの巻 前篇

    イチャン・カラの中は、入った途端に お土産物屋さんが

    バーン!と お店を広げていて

    カラフルな手作りアドラス傘を広げた屋台も

    ドーン!と 続いたりして
    アラクリ・ハン・メドレセ前 (350x263)
    土産物屋 (263x350)
    すごくテンションが上がる。

    何買おう、ワクワクって覗いてみると

    気に入るものがあるかどうかはその人次第だろうけど。

    でもヒヴァのお土産は 結構面白いと思う。


    ほうぼうの観光施設内に 日がな一日座っているおばちゃんは

    大抵編み物をしている。
    キョフナ・アルク (3) (350x263)

    何を編むのか、といえば もちろん これ↓。
    靴下 (2) (350x263)

    ユルタ(遊牧民のゲル)の魔除け模様としてもおなじみの

    うずまき模様を編み込んだ室内履き。

    素朴な2色使いもあれば

    模様を刺繍で縁取ってシャープに際立たせたタイプもあり。

    配色は おばちゃんの気まぐれと 毛糸の都合。

    いろんな色柄サイズから、お好みを探すのは楽しい。
    靴下 (350x263)
    中でも、この↑ハイソックスタイプは かなりオススメだ。

    まず何より、本当に暖かい!

    そして北欧テイストの色を選べば 履き姿も かなりカワイイ!
    靴下

    クリスマスが近づくこの時期、吊っておくのも絵になるかなー。
    靴下とツリー

    彼も気に入って履いているし

    老若男女問わず好評だ。

    目の前で編んでる人の手仕事品は あまり値切れなくて

    私は20,000ソム(当時750円)で買ったけど

    ハートの強い人はもっと安く買えるでしょう。


    同じく私のオススメは、以前も紹介したことのある

    この ラクダちゃん腹巻↓。
    はらまき
    まぁダサいけど、

    まぁあったかいから、巻いてごらんなさいって。

    キャメル×ラム ウール 20000ソム(750円)と、

    キャメル ウール100% 25000ソム(1000円)とがある。

    好きな手触りで選ばれたし。


    ヒヴァでは、他の地で見ないようなカバンを見つけることが多い。

    例えば ウズ各地の名勝をプリントしたトートバッグ。
    お土産 ウズトート2
    お土産 ウズトート

    ヒヴァならではの模様で、木彫りやスザニに多用されているモチーフを

    プリントしたマリン風のポシェット。
    ヒバの模様

    500円とか1000円といった価格で 買いやすく、

    日本でも使いやすいデザインはウズでは貴重。

    ただ、こういう ちょっとしゃれたものは

    在庫がない。現品限り。一点もの。これもウズ流。

    もし気になるものを見つけたら、買っておいた方が良い。


    オリジナルなお土産にこだわる向きは、

    服を仕立ててもらうのは いかが。
    テーラー

    エスニックな服を着たマネキンが立っている土産物屋の中には

    ミシンを置いているお店も結構ある。

    試着して、なんかブカブカで だっせ、とか思っても

    大丈夫、アタシが今ちゃちゃーっと縫っちゃるから お買いなさいよ!って

    ぴったりマイサイズにお直ししてくれる。

    また、気に入ったアドラスの反物で

    テーラーメード も可能。

    シンプルなワンピースやスカートくらいなら

    イチャン・カラを ひとまわりして来る間に出来上がる。


    レストランの回で紹介した アートレストランのある

    アラクリ ハン メドレセには、
    アラクリ・ハン・メドレセ (350x263)

    フェルガナ マルギランの工芸家センターの染色職人さんが

    時折出張して アトラスの反物、バッグ、ポーチなど マルギランのお土産を売っている。

    他にも ベカサムやジャンダ織りのストールなど

    ちょっと他で見ないウズの織物があって いつも掘り出し物に出会える。

    先述のトートバッグもここで見つけたもの。

    メドレセ内 右手中央あたりのドアのないオープンスペース。

    布好きにオススメだ。


    次回は、職人の手仕事を買う の巻。

    スザニや木彫りの工房を訪ねます。

    ウルゲンチ・ヒヴァの旅⑪ 世界遺産の美しいところ

    青の都サマルカンド に比して 茶色い土壁の印象が強いヒヴァ。
    ジュマ・モスク前 (3) (263x350)

    でもタシュ・ハウリ宮に一歩入れば、

    驚くほどの青 蒼 藍。
    タシュ5
    タシュ4
    タシュ・ハウリ宮殿 (263x350)

    中に入っても

    青い寝室。
    タシュ1

    青い壁。
    タシュ3

    そして圧迫感すらある豪華な天井。
    タシュ2

    相当な財を相続しながら、灌漑事業と5度のブハラ侵攻で

    かなり食いつぶしてしまったという アッラーフ・クリ・ハーン。

    この宮殿を見れば、理由がそれだけではないのは明らかだ。

    ブハラや、地方部族、そしてロシアと張り合って

    踏ん張っていたハーンを支えた 気合いの王宮である。


    反対に、どこまでも茶色のまま美しいのは

    ジュマ・モスク。
    ジュマ・モスク扉 (263x350)

    200本以上の柱が生み出す光景は とにかく神秘的。
    ジュマ・モスク (350x263)

    一本一本デザインの違う柱の中で

    最も古い柱が これ↓。
    ジュマモスク 最古柱
    1000年以上前のものだそう。

    みんなが なでなでしてきたのかな。

    光と影を 強く意識しながら
    ジュマ・モスク (2) (263x350)
    木肌に魅入られる時間。

    静かな溜息をつき終えたら、

    光と影の中で ゆっくり座って おばちゃんとポツポツおしゃべり。
    ジュマ・モスク (8) (263x350)

    ミナレットも勧められるけれど
    ジュマミナレット
    見上げる方が空とつながれる気がする。


    ぐるぐる歩いて出会う、小さな入口の廟も

    中に入れば 息を飲む美しさ。
    廟の中

    お祈りをしてもらって、3000ソム(100円)ほどのお布施をして、
    廟2
    お供えのうす焼きナンを一口頂いて 外へ出れば

    もう何日もヒヴァにいるような気分になってくる。


    同じように 小さな博物館も点在する。

    楽器博物館や19-20世紀のヒヴァ写真ギャラリー、

    そして歴史博物館には

    8世紀からイスラム国家だったことを強く印象付ける

    アラビア文字の書籍や織物などが

    たくさん展示されている。

    ソビエト統治時代に発行された5000ルーブル札は
    ヒヴァ ルーブル
    なんとシルク製。

    紙が不足していたためだそうだが

    シルクにアラビア文字とキリル文字が共存するお金なんて

    これほどヒヴァの地理と歴史を映したものはない。


    このシルクマネーをたくさん使っていたであろうヒヴァ商人ヌルッラバイの
    ヌルッラバイ宮
    成金趣味な邸宅からは、西洋への憧れが

    ひしひしと感じられる。

    民族の交差点として古くから国際都市であっても

    「なんか最近 世界が近いぞ」

    1920年当時は、そんな風に感じていたのではないだろうか。


    ヌルッラバイ邸から イチャン・カラに戻ってくるには

    正門(西門)でもいいが
    城壁 夕焼け
    北門も近い。

    北門からは、ぐるりと続く城壁の上に登ることができる。
    城壁の上

    そこから イチャン・カラの目抜き通りに戻る間は

    世界遺産のなかで暮らす今のヒヴァの住宅街が広がっている。

    裏道

    こういうのが、一番ステキなところかなって

    遊び道具
    思ってしまう。

    ぐるぐる ゆるゆる 歩くヒヴァ。

    時を忘れる時間旅行。

    ウルゲンチ・ヒヴァの旅⑩ イチャン・カラを歩く

    腹ごしらえができたら、

    正門のチケット売り場で、おばちゃんからチケットを買う。

    有効期限は3日くらいあるので、2泊以上するなら日にちを確認すること。

    これを持っていれば、イチャンカラ内のほとんどの施設はフリーパス。

    高い所に登るときだけは別途 有料オプションだ と覚えておけばいい。


    さぁいよいよ世界遺産の街並みを 心行くまで堪能しに出かける。
    ヒヴァ地図 (350x263)

    ここは、ウズベク初めてでも ひとりでも

    ガイドブックを片手に歩かなくったって

    地図を確認しなくたって

    好きなところを好きに歩きまわっても大丈夫。

    見どころにも シャッターポイントにも 事欠かない。

    公衆トイレの管理費がチケット代に含まれているため

    トイレが無料かつキレイ目なのも うれしいし安心だ。

    本当に心の赴くまま、時間の許す限り 見て周ったらいいだけの

    素敵なステキな街だ。

    ただ、覚えておいた方が良いことはある。


    ヒヴァのランドマークは、

    ホテルの回でも紹介した 美しいモザイクの カルタ・ミナル。

    カルタ・ミナル (4) (263x350)

    私がウズベクへ行く時に購入した地球の歩き方’9-10の表紙だったので

    私にとってはウズベクのイメージそのものと言っても良い。

    朝の光も、夕陽を浴びた姿も いつでも視界にとらえておきたい

    憧れの存在。

    でも塔としては未完成の中途半端なシルエットは

    人によっては 不格好だったり 人工的 宇宙的に映るかもしれない。

    このミナレットは、周りを高い建物に囲まれていて

    表面積が大きく かなり光沢があるので

    光は反射し、影は くっきりと写りこんでしまう。

    タイルの色や模様を鮮明に写真に撮りたい人は

    太陽の位置とアングルをよく考えなくてはならない。


    ヒヴァのミナレットはこれだけではない。

    この街で一番高いのが、イスラム ホジャ ミナレットだ。

    イスラム・ホジャ・メドレセ (2) (263x350)

    45mの大迫力。

    たとえ迷ったり 方向が分からなくなったとしても、

    この塔が見えるところにさえ出たら、メインストリートに戻ってこられる。


    この塔は有料オプションで上に登ることができる。

    眺めはこの通りだが
    イスラム・ホジャの眺め (350x263)

    登るのは結構大変だ。

    真っ暗闇のなかケイタイで照らそうにも

    一段一段が高く、四つん這いのようにして登るため

    ライトは ほとんど役に立たない。

    狭いし暗いし ぜぇはぁ言うし、至って健康体 という人以外にはキツイ。


    実際、塔の前で 72歳の男性が登ってみたいが無理かのぅと悩んでいた。

    チケット売りのおばちゃんに 72歳って登れるかしらと聞いてみると

    多分むつかしいけど、登りたいなら登ってみればいいじゃない と言う。

    よし挑戦!と 一緒に登ることにしたものの

    結局半分ほどのところで、72歳はギブアップ。

    ゆっくりゆっくり座りながら降りて行った。

    何年か前には、別のミナレットで足を踏み外して

    上から下まで転げ落ち 複雑骨折でドイツまで緊急オペに行ったという

    日本人高齢者の伝説が残っている。

    そのミナレットはそれ以来 立ち入り禁止になってしまったそうなので

    それを収入源にしていたウズ人と 今後のツーリストにまで迷惑をかけることになる。

    くれぐれも無理は禁物。


    高いところからヒヴァを見るならば、

    キョフナ・アルクの見張り台に登っても良い眺めだ。
    キョフナ・アルクの物見台

    こちらはそこまでキツイ階段ではないし、

    イスラム ホジャ ミナレット自身が景色に入るので、よりオススメである。
    キョフナ・アルクからの夕景

    特に夕焼けの時間帯は、バラ色に染まる世界遺産の街と

    振り返ると西門の向こうに夕日が見えるので

    多くの観光客が押し寄せ シャッターをきるヴューポイントだ。
    キョフナ・アルクからの夕景2

    有料オプションは見張り台のみ、

    キョフナ・アルク自体はチケットで何度でも入ることができる。

    だいたい夕方5時で殆どのモスク、宮殿、博物館の扉は閉まってしまうので

    陽があるうちはどちらかといえば買い物より 見物優先で、

    街が夕焼けに染まりだしたら見張り台へ上るといい。

    土産屋台は太陽と共に閉店だけれど

    スザニセンターの付近の店舗は割と遅くまで開けていて

    暗くなってからも しばらくはショッピング可能。


    そして、ラクダちゃんの店じまいは 観光施設より更に早目なので

    らくだのカーシャ (350x263)

    乗ったり写真を撮りたいなら、通りがかったらその場でやっておいた方が良い。

    ウルゲンチ・ヒヴァの旅⑨ ヒバの食事情Ⅱ

    ③ファルフは、総金歯 バッチリマスカラ 前髪ぱっつんボブ

    の キリリとしたお姐さんが切り盛りするレストラン。


    オープンエアーに程良く日差しを遮って タプチャンやテーブルが並び

    テーブルクロスは派手なアトラス風プリントで、

    雰囲気はとっても気持ちがいい店だ。


    ただ、ホレズム料理ではなく 代表的なウズベク料理しかないので

    シュビット オシュやトゥフム バラクを試したい人にはすすめない。


    プロフがホレズム風に白っぽいくらいで、
    4ファルフ
    あとはラグマンやショルパなど ごくスタンダードなメニューだ。

    ココは味付けが ちょっと しょっぱ目。

    頼むなら、ガルプチ(ピーマンの肉詰め煮)か

    ペリメニ(水餃子スープ)が比較的イケているが

    団体客の後に入店すると売り切れていることが多い。


    Tea House と銘打っているので、 食事以外の利用も可。

    歩き疲れた頃 お茶とスイカを頼んで

    タプチャンでゴロゴロ昼寝、という使い方が チモラーシカのオススメ。


    なので、私は 客の入り具合を横目でチェックしつつ、

    ファルフの目の前の道を右手に折れて

    別の店をまず当たることにしている。

    ホテルも兼ねている ヘイヴァク だ。

    2ファルフとヘイヴァク


    ④ヘイヴァクは、

    ファルフよりも カワイさが際立つデコレーションのオープンエアが魅力。

    昼食 (350x263)

    ユルタやタプチャンもあって、ウズらしさ満点である。

    風の強い日や 肌寒いシーズンは ホテル内の食堂で食べられる。

    3ヘイヴァク

    夏のホレズム料理の代表 シュヴィット・オシュ
    シュヴィット・オシュ (3) (350x263)

    ディルの味が濃く、暑い日には なかなかのものだと思う。

    トゥフム・バラクは 定番の卵餃子の他、かぼちゃ餃子、肉餃子などの

    バリエーションも用意、スープ類も味が良い。

    清潔感があるので、都会的な女性にもオススメできる。


    ⑤ もう一つの都会的な選択肢が、アート レストランだ。

    目抜き通りをずっと真っすぐ行って、タシュ・ハウリの方に左折すると

    アラクリハン・メドレセの入口に オシャレな黒板メニューが立っている。


    私はあくまで ②の ミルザボシ が一番のオススメだけれど、

    予約が取れなかった時や ヒヴァで夕食を二度摂るチャンスがあるなら

    昼を ④の ヘイヴァク、夜は このアート レストランにするといいと思う。
    5アートレストラン夜景

    ここを夜にオススメする理由は、

    気温差が大きく 夜 肌寒いヒヴァでも安心の屋内レストランであることと、

    このメドレセでは、10月いっぱいくらいまでは毎晩

    ウズベク民族舞踊の興行がうたれているから である。

    ショー

    座ってお茶を飲みながら見るのは有料、

    周りのお土産屋をひやかしながら チラ見する分にはタダ。

    ガン見にしろ タダ見にしろ、興味がある人も ない人も、

    注文して料理が出てくるまでの間、楽しめると思う。

    ショーは、10歳くらいの坊やから おばあちゃんまで一家総出で、

    歌あり 詩的な踊りあり コミカルなダンスあり。

    いつも最後は末っ子の坊やが会場を沸かせている。


    肝心の食事はと言うと、慣れない旅行者にも安心感がある味で

    けして悪くない。

    ホレズム風のさっぱりプロフが人気で
    食 アートレストランプロフ
    売り切れてしまうことも多い。

    他にも肉団子のスープだとか、

    ちょっと こなれた感じのウズ・ホレズム料理を出す。


    欧米人がワインを傾けながらゆったり語らっている

    ディズニー・シーにでもありそうな凝った内装の

    大人なウズベクの雰囲気をまとう おしゃれレストラン。

    人気店なので、ヒヴァについた時点で 夜の予約をした方が良い。


    目ぼしいレストランは以上の5つ、ということになるが

    これはあくまで イチャン カラ内の話であることは

    繰り返しておきたい。


    イチャンカラ内でも 裏通りを歩いていると

    小さな食堂は他にもあるし、

    ものすごく お高そうなレストランも一軒ある。

    食堂なのか民家なのか判然としない

    こうした↓カザン(鍋)が グツグツしている所にも出くわす。
    食 カザン

    おいしそう~と見ていたら

    ケリン ケリン、オリン オリン(寄ってらっしゃい 食べてらっしゃい)と

    勧めてもらうチャンスに恵まれるかもしれない。


    また、目抜き通りを ひたすらまっすぐ行くと、

    元奴隷市場へ抜ける門を くぐる。

    ここからは観光客が殆ど足を踏み入れない 地元ウズベク人のエリア。

    すぐ右手には 霊廟か何かステキなイスラム建築が建っていて

    左手にはバザールが広がっている。

    バザールには いい匂いを漂わせているシャシリク屋や

    家庭的な小さな食堂が 軒を連ねているので、

    胃腸に自信のある人は こっちを試したら良い。

    挽肉(ウズ: キーマ/露:ファルシ)を脂身で巻いたシャシリクは
    食 ヒバのシャシリク
    ヒヴァの隠れ名物。


    チケット売り場のある正門(西門)を出たところにも

    レストランやカフェはあるし、

    更にバス通りまで出れば 何軒も見つけることができる。

    もしヌルッラバイ宮まで足を延ばすなら

    その前に地元向けの食堂が3軒ある旨 地球の歩き方に紹介されている。

    3軒のうち一番手前の ホジ・アクバルは

    シャシリクを、炭ではなく なんとパフタ(綿花)の枝↓で焼く
    ホジ アクバルのシャシリク
    珍しい店だ。

    もちろんパフタ収穫後の一時期だけのことだろうけれど、

    パフタを薪にする店を 私は他で見たことがない。

    秋にパフタ畑の近くに行く時は シャシリク屋をチェックしてみるといい。

    わずかに オイリーでスモーキーな風味が お肉に付いている気がする。


    他にも、白いプロフや 羊の煮込みなど 美味しかった。
    食 ホジ・アクバルの羊料理


    奥には川床っぽいテラス席があって、

    地元の人はよく来る店のようだったけれど

    ただ問題なのは、

    この店は 名にしおうウズベクのトイレの中でも

    チモラーシカ ランキング絶対一位の汚さ だということ。

    不動の ザ・ベリー ワースト オブ トイレ イン ウズ である。

    人によっては、せっかく美味しく食べたシャシリクが

    戻ってきてしまうかもしれない程の、もうそれはそれは。

    まぁ それを見に行くも また良し、ではなかろうか。フハハ。


    とにかく、他の地方に比べ一番特色のあるホレズム料理。

    ぜひ色んなものを試して

    おいしいものに出会えますように。



    ウルゲンチ・ヒヴァの旅⑧ ヒヴァの食事情Ⅰ

    ハッと気づけば もう霜月、ヒヴァは最低気温氷点下。

    遮るものがないせいか、風が強く冷たい。

    相当寒いだろうなぁ。


    Web上の旅行は、ヒヴァのホテルにチェックインしたまま

    ランチも摂っていない。

    ランチの予約に行きましょうね。


    ヒヴァは、世界遺産イチャン・カラの中のレストランの数が極めて少ない。

    そこへバスで団体旅行のドイツ人やフランス人や日本人が乗りつけるので、

    ハイシーズンのレストランは、どこも満席あるいは品切れになることも多い。

    また逆に観光客が少ないと、早々に火を落としてしまう店もあったりする。

    行き当たりばったりだと、ヒヴァの印象は

    やはり観光地に旨いもの無し…で終わる可能性もゼロではない。

    イチャンカラ内で食べたいのだったら、

    昼 夜とも 予約をしておくほうが まぁやっぱり安心だと思う。


    イチャンカラ内の わかりやすいところにあるレストランは 5つくらいだろうか。


    ①まず目に入るのは、

    カルタミナルを過ぎた目抜き通りの左手

    1m程高台になったオープンテラスだ。

    ここはWiFiもあって、連泊する欧米人がビール片手にボーッと本を読んだりしている。

    ただ、夕日前の時間帯になると それはそれは強烈な西日が差し、目も肌も痛い。

    そして昼夜 プロフなど食事もあるが、食べたら悲しくなるだけだ。

    ここは日中早い時間のお茶 と割り切るのがベター。


    ②その斜め向かい 目抜き通り右手に ミルザボシが見える。

    ここはB&Bだが、レストランのみの利用も可。

    私としてはまず一番に ここの予約を取りたい。


    ここの厨房を覗けばその理由が分かるだろう。

    厨房は、なんとオープンエアー↓。
    ミルザボシの厨房

    タンディールという窯(タンドリー)に藁で点火するレトロっぷり。

    まるで ウズベク映画村にでも来てしまったかのようだ。
    ミルザボシの厨房2
    しかもこの 小さな小さなチュチュワラ(ペリメニ)↑を見て!

    ウズベク式 水餃子とワンタンの間の料理だが、

    ここのは 本当に薄い生地で 本当に小さい。

    それを1000も2000も作って茹でているのだ。

    手間暇を惜しまない器用な仕事には打ちのめされる。

    美味しくないわけがない。

    メニューはサラダやスープが日替わりだが

    ホレズムのさっぱり プロフ↓、ディルの涼麵 シビット・オシュ↓
    食 ミルザボシ
    そしてチュチュワラ↑は ほぼ定番だ。

    他にも季節によってかぼちゃのサモサが出たり

    食後のスイーツもある。

    しかも、シーズン中の夜は前庭でウズベクダンスが団体客をもてなしていることがある。
    ミルザボシのダンス
    料理を待つ間、一緒にタダ見ができる。

    そんな訳で 今日の昼と夜の空き状況を聞きに行くのである。

    その日のランチはもういっぱいのことが多いので

    私は夜しか食べたことがないが、空いているなら昼夜ここで良いと思っている。

    ミルザボシのお姉さんと弟さんは英語と少し日本語ができる。


    ③ミルザボシに振られたら、

    目抜き通りをさらに進んで ラクダちゃんの前を通り過ぎると

    tea houseの看板を掲げた ファルフが左手に建っている。

    ファルフのお話は、また次回。

    ヒヴァ・ウルゲンチの旅⑦ イチャン・カラの宿

    さて、ヒヴァ市街地に入ると

    やがて車は 土の城壁に沿って走りはじめる。

    城壁

    ウズの名作時代劇映画「O'tgan kunlar 過ぎ去りし日々」で

    主人公親子がハーンに呼び出され上京するシーンは ここで撮ったに違いない、と

    勝手にワクワクする。


    この壁の中が ヒヴァ旧市街、全体が世界遺産の イチャン・カラだ。

    ヒヴァ地図 (350x263)

    車は門の前で停まる。

    ここで、決めておいたお値段を支払う。

    そして翌日の、空港まで送ってもらう車を確保しておきたい。

    この運転手さんに そのまま頼むのも良いが

    彼の居住テリトリーがヒヴァでない場合、

    空港に行くだけのために ヒヴァに迎えに来てもらうのは割高なことも。

    道中 運転手さんと その辺を相談して、場合によっては

    降りたその場で地元のドライバーを探してもらうのが良いと思う。

    ドライバーの電話番号は聞いておくこと。


    さ、荷物を持って 門をくぐる。

    門の左右にお土産屋さんがあり、

    右側の方の奥が イチャン・カラのチケット売り場。

    ただオバちゃんは優しいので、荷物を見たら

    先にホテルにチェックインして荷物を置いてからおいで、と言ってくれる。

    んじゃあとでね、と ホテルへ向かう。


    イチャン・カラではどこに泊まるといいだろうか。

    家庭的なB&Bもステキだけれど サマルカンドでも泊まれる。

    うんとディープなホームステイ感覚の安宿もあるが

    気候の厳しいホレズム、9月10月でも 夜はかなり冷える。

    砂漠で一泊してきた後でもあるし、

    お湯シャワーの出る カワイイ ホテルが良いのではないかしら。


    というわけで、とってもベタだけど、ホテル オリエント・スターは

    ヒヴァらしさを満喫できる宿だと思う。

    何と言ったって ヒヴァのランドマークタワー

    超絶美塔「カルタ・ミナル」を有する

    ムハンマド アミンハンの神学校を改装した メドレセ・ホテルなのだから。

    カルタ・ミナル (4) (263x350)
    カルタ・ミナルを見ていて気になるのが、右の↑メドレセにつながる橋。


    でもカルタ・ミナルは中に入ることができないため

    この橋にも登れないし、

    とにかく下から見上げるか 離れた見張り台から遠めに見下ろすしかできない。

    ところが、このホテルでは 運が良ければ

    この橋に出られるバルコンに面したお部屋(複数ある)に泊まることができる。


    学生の寄宿室を改装した客室は 全室 絨毯敷き。
    オリエントスターの客室2
    レンガと白壁で 間接照明なのに驚くほど明るい。

    奥の扉↓を開けると・・・
    オリエントスター 客室

    この眺めだったら どうです、ちょっと。
    オリエントスター ミナレット
    *老朽化が激しいので 橋に乗ってはいけない。

    シングルだと、中庭に面した一階になる率が高い。
    オリエントスターの中庭
    中庭にはいってすぐの柱にWiFiルーターが貼ってあるので、

    その真下なら WiFiフリー。

    夜は 元メドレセとは思えない花街チックなライトアップ。
    オリエントスター夜景

    階段は狭いので体の大きい人は通れないのでは。

    絨毯が心なしか しっとり湿っぽいかなーと思う日もあるし、

    アメニティも ティーセットもないし、

    朝食はあんまりイケてないし、

    コスパが悪いと感じる人もいるだろうけれど、

    外が寒いと ホテルが暖かいだけで うれしく

    大概 問題なくお湯も出るのは 本当にありがたい。
    1オリエントスターのバスルーム

    レセプションの天井やシャンデリヤなんて カワイくて溜め息が出る。
    0オリエントスターフロント

    カルタ・ミナル ビューの部屋に泊まれるなら

    一泊の価値はある。


    ちなみに、9月は予約でいっぱいのことも多く

    私も何度か断られている。

    ダメだったときは 例えば 南門近くの シャフリゾーダ。
    ホテル・シャフリゾーダ (2) (350x263)
    ホテル・シャフリゾーダ (350x263)

    周辺は観光客向けパフォーマンスの一切ない木彫り職人エリアで

    ノミではなく 電動ドリルでウィンウィ~ンと彫っている。

    観光客が歩いてくることも少ない住宅街で

    旧市街に住むウズ人の様子が間近に見られて面白い。

    裏道2
    裏通り

    また、冬季(11~3月)は イチャン・カラ内のホテルはこぞって休業してしまう。

    設備的には、車が停まった門前の マリカ・ヒヴァ が安心でキレイだ。


    耳の穴や鼻の穴や頭皮にまぶされたアヤズ カラの砂を洗い流したら

    お昼を予約して、チケットを買いに行く。

    ヒヴァ・ウルゲンチの旅⑥ ウルゲンチの食

    本来WEB旅は このあとヒヴァに行くが、

    ヒヴァと カラを 逆コースで辿る人には

    空港前に寄ることができる ウルゲンチの夕食を 一軒。


    店の名前は あるんだかないんだか、

    タクシーの運ちゃんに聞けば知っている

    地元の有名な川魚料理店だ。

    あなたの好きな よく行く旨い店に連れて行って、と言えば

    多分ここになるのではないかと思う。


    レストランは↓の様なサイズの半個室が並ぶ 川床になっている。
    食 川床食堂
    適度にプライベート、適度にオープンで 気持ちが良い。

    外国人はあまり来ないみたいで カメラをガン見の皆さん。
    食 川床食堂2
    ひっきりなしに 魚を揚げては運んでいく。


    川魚…と不安になる方、

    食 川魚のフライ

    ドーデス、おいしそうでしょう。


    ホレズム地方は アム ダリヤの恵の川魚のフライをよく食べる。

    さばきたてを ジャージャー揚げるので

    肉厚な白身で アツアツのうちは臭いもなく

    ビールによく合う。


    魚のショルパ(スープ)も おいしい。


    ゴロゴロして 空港に向かえば

    機内はぐっすり。




    ヒヴァ・ウルゲンチの旅⑤ 砂漠で生きている人

    シャワーがあるったって

    アヤズカラ 宿泊は、7~8月などの酷暑中は

    いやもうキツイよ、という意見も多い。

    ベストは6月や 9月なのだろう。


    反対に 10月は、朝晩もう かな~り寒い。

    水シャワーなんか浴びる気も起らない。

    遮るものが何もない砂漠の中では、

    風が強くて 砂にも対策が必要だ。

    帽子は飛ばされるので、ニットキャップやスカーフで、

    つるつるな服がベスト、サングラスとマスクは欠かせない。

    都会っ子は 風がビュービューいう音で眠れないので

    耳栓もいる。

    ライトダウンや 手袋も あるといい。

    それでも星や朝日を見るときは、

    ユルタの布団を1~2枚かぶっていないと いられない。

    朝食だって、満ちて来る日の光が待てずに この状況である。
    アヤズカラ ユルタ イシリク

    おじさんが、朝イチで イスィリク(魔除けの香草)を焚いて嗅がせてくれる

    この煙の暖かさすら ありがたい状態。

    朝ご飯が来た時は、もう 早くエネルギーを、カロリーをよこせ、と

    がっつくことになる。

    ご飯を食べている間に 陽が充分に登ると、世界は嘘のように暖かい。

    あぁ太陽はすごい、ビバ太陽、ご来光に拝む気持ち100%アグリーである。

    水はもちろん、チョコレートや ちょっとした食べ物も持参する方が良い。


    さて、昨日のラクダちゃん。

    朝食後とか、ランチを待っている間とか、

    おじちゃんの手が空いていれば

    有料オプションで 乗せてもらうことができる。
    ラクダとおっさん

    鞍をつけると すっかりおとなしく、
    らくだ鞍
    ウッフ~ン の~る~?と 飛び切りプリチーな サーラ10歳。

    追っかけて来た時の怖さは どこへやら。

    あれはどうやら娘のアイシャ3歳だった模様。


    おじさんに引かれ

    ゆっさゆっさ揺られながら ご近所一周歩いたり、

    写真を撮ったり、

    とっても砂漠らしい思い出になる。

    この料金は、ピチッと決まっていないみたいで

    5ドルの人もいれば25ドルの人もいる。

    まぁ、人によるみたいなので 納得いかなければ 明るく値切るべし。


    タタールの血が入っている しっかり者の女将ラーノさんは
    Rano opa
    UNESCOにとても感謝していて、

    ソーラーパワーで電力を賄えるのも、
    アヤズカラのユルタ ソーラー
    石造りの シャワールーム・トイレ・キッチン・スタッフの住居棟を建ててもらったのも

    私達には煉瓦を買うお金も建てる技術もないんだもの、

    UNESCOの支援無しには とてもできないことだったのよ という。

    観光客には がめついオバちゃんに見えることもあるかもしれないけど、

    話してみると 面白くてカワイイひと。

    中でも 日本人はもの好きにも 極寒のお正月に毎年泊まりに来てくれる人や

    ウズベク語ペラペラのJICAの若い子たちが大勢で遊びに来てくれて

    それがとっても楽しみなんだそう。

    ラーノさんにしてみれば、いつも同じ面々との暮らしで、

    なにしろ限られた観光シーズンに来るお客のほとんどが言葉が通じない。

    ウズベク語やロシア語が少しでもできる人が来ると

    おしゃべりできて嬉しいんだろう。

    だから、おしゃべり出来た人は、ラクダちゃんやなんか

    オプションがお安くなる率アップというわけだ。


    そんなこんなで、ユルタとのお別れも済んだら

    お迎えに来た車に乗って、

    一路 ヒヴァを目指す。


    アヤズカラの砂漠はこんな感じ。
    アヤズ・カラ (24) (263x350)
    砂なんだけど、砂漠と聞いてイメージするようなサハラ的な感じはない。

    だが、道々通りがかる左手には
    砂漠2
    こんな、サラサラ風紋つきの砂山が広がるので なんだか嬉しくなる。
    砂漠
    タシケントはオアシス都市だけれど

    そう、ホレズムは キジル クム。

    今は赤い砂漠の中にいるのだ。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して3年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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