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    ぐりぱん

    帰国前、ウズ人が声をひそめて私に話してくれた噂によれば

    グリちゃんは、命を狙われているのを

    パパがなんとか 自宅軟禁に押しとどめて彼女を守っているが、

    グリちゃんはロシアに逃げようとしたのだろうか 持っていた海外の資産のうち、

    金塊などをジェット機でロシアに移送したところ

    ロシアにすべて没収されてしまったとか何とか、そんな話を聞いた。


    その人は、私が置いて行くものから

    使えそうなものをいくつか もらってくれた。


    キシュラク(田舎の農場)では、11月でもビーサン履いてる人もあるんだよ、

    物がないんだ、お金がないんだ、

    君が捨てようとしているこんなものでも、そういう人にあげたら とても喜ばれるから、と。

    キシュラクの人たちの多くは現金収入がない。

    暮らしは食べものに困るほどではないにしても、

    それは貧しいし、お金がないから物が買えない。

    子供たちは 靴もなく着たきり雀でいるらしい。

    ところがそうした現状を訴えれば、即逮捕。

    表向き 問題ないことになっているのだそうだ。


    そんな人たちがいる一方で、ものすごい額の資産を貯めこんでいたグリちゃんは

    いまウズ人の非難の的だ。

    まるでマリー・アントワネット。


    パンがなければお菓子を食べればいいじゃない、と言ったアントワネットとは違い

    グリちゃんは 高所得者層に向けてはパンもお菓子も供給していた。


    グリちゃんが持っていたブランド Guri のショップはじめ

    彼女の店やアトリエ、映画館は潰れたが、

    5月の時点で ミラバッドにある クラブ Fashion Bar と そのBakeryはまだ健在だった。
    ベーカリー
    まったくもって美味しいわけではないが、

    激高カフェ La shakar のスイーツ類と 菓子パンを

    多少気軽にイートインしたり、テイクアウトできるBakeryは ランチも可。

    真冬のウズは チョコの季節なの

    年末 ハミッドオリムジョン駅の近くにオープンした

    Dolce ITALIA2号店。

    ショコラテリアだというので、行ってみた。
    Dolce Italia2
    実際には カワイイ型抜きのチョコが並ぶだけだけれど

    充分に キレイだし 華やか。

    ビターの板チョコを試してみたが、割と美味しい。

    オリーブオイルや パスタといったイタリア食材も棚に並べているので

    チョコもイタリアからのものを こちらで溶かして

    型にはめているのかもしれない。


    本店のウリの ジェラートはなくて、

    アイスケーキや クッキーサンド、バーアイスなどが豊富。
    Dolce Italia3
    珈琲はあるが、ホットチョコレートが無いのは残念。


    チョコは g計り売り、

    ちょっと詰め合わせてもらって幾らいくのか不安になるが、

    いずれにせよ、こちらではバレンタインの習慣が無いので

    本当に本命の人だけに、日本式アタックを敢行するには 使える店だ。


    義理チョコで良い人にはこちらを。
    ウズで買えるチョコレート
    甘辛両党のおじさまに教えてもらった

    スーパーで買える なかなかイケてるチョコ。

    ウィスキーにもよく合う。

    厳寒のアイスもまた風情

    この夏 売れに売れた 本格ジェラーテリア Dolce ITALIA

    2号店が間もなくオープンだそう。
    DOLCE ITALIA2

    しかもショコラテリア(チョコ屋)を併設するらしい。

    いつできるかな。← もうオープンしてた。


    メトロ ハミッド・オリムジョン駅と メトロ オイベック駅を結ぶ

    サディク・アジモフ通り(日本大使館前)の、だいぶハミッド・オリムジョン寄り

    シャストリ通りと呼び名が変わる

    インドのシャストリ公園や おいしい菓子店ウプリェタイカの近く。

    ちなみにウプリェタイカ、イートイン可になって ますます便利。

    配達もしてくれるし、サービスも良い。

    ケーキ類もチョコ味は 割と何でもオススメできる。

    2号ブーム

    最近、BOOKCAFEが ナボイ名称国立図書館の中の1階に

    2号店をオープンさせた。

    ここはドリンクしかないが、図書館でのお勉強で疲れた脳みそには

    ありがたい存在になるだろう。

    BOOKCAFEは紅茶も様々な茶葉が選べるので、アールグレイ好きには嬉しい店だ。


    またまた最近、カフェКАФЕの2号店が

    ミノール駅の近くにオープンした。

    アミールティムール通りを北上し、ミノール駅の手前 GoldenRiverで右折、

    100m程行った 中華料理ハルピンに向かう小道のやや手前、左手にある。

    ここはケーキ類もあるので本店同様に楽しめる。


    このところタシケントはカフェブームなのだろうか。

    コーヒー一杯で 軽くランチができてしまうくらい取るというのに

    結構どこも若い子で賑わっている。


    この国の大学生はあまりバイトをしないのに、

    いったいそのお金はどこからやってくるんだ。

    反対にバイトをしている大学生は、苦学生に近く

    かなり真剣に働いているので 遊ぶ暇がない。

    そんな子が間違ってふらっとこんなカフェに入ってしまったら

    度肝抜かれちゃうよ、かわいそうに。


    つい1~2年ほど前までは、私だって こんな甘いもので喜んでいた。
    チャクチャク
    ウズベクのポン菓子的な チャクチャク。小麦粉を練って揚げて蜜で固めてある。

    アイスだって、出来合いのを買うのが普通だった。
    アイス

    ↓韓国の「龍のひげ」にそっくりな トルコ菓子ピシマニーヤ。
    駄菓子
    極細鶏卵素麺 卵抜き 的なもの。

    ナッツやゴマの おこし。
    駄菓子おこし
    これは韓国では カンジョン(強精)と呼ばれ、やはりそっくり。

    全く完全なる りんご飴。
    駄菓子りんご飴

    他にも、ピーナッツが一粒乗ったカシュカシュした焼きメレンゲは、

    私の愛する 月世界 にそっくりな。

    濃ゆいコーカンドハルヴァは 黄味時雨風。

    ねっとりとしたハルヴァは 黒胡麻スイーツ。

    TASHKENTというブランドのサロームカは プリッツのロースト味。

    素朴なだけに、和菓子や駄菓子に通ずるものが多いのである。

    ただなにせ、甘いのだ。あっま~いのだ。


    だから、これらを 日本や韓国とのつながりをかんじるわ~ 懐かしい味だわ~とか言って

    買ってた日々はどこへやら。

    もうすっかりカフェに入り浸り。ジェラート食べまくり。

    レモンメレンゲパイ食べまくり。 お金使いまくりである。


    この物価の急騰は

    5000ソム札の発行くらいでどうにかなるものではないよ、ウズさん。

    相変わらずかなりの札束を数えなくてはならないし

    収入は増えてないのだから。


    そういえば先日、両替に普通に混じってきた5000ソム札。

    大事にとってあるけど、この感覚って、2000円札的な。

    夏の味よ さらば

    涼しいと、だんだんアイスという気分でもなくなっていくけれど

    昼間はやはり、ちょっと食べたくなるし

    冬は乾燥するので、夜中にやっぱり食べたくなる。

    結局年中食べたいアイス、それでもやはり あの真っ青な空の下が一番よく似合う。


    ブロードウェイカフェと ミラバッドのアルファベーカリー

    韓国系なので 夏期は パッピンス(氷あずき)を出している。
    パッピンス
    パッピンスは、ピビンパプと同じく 混ぜに混ぜてから

    2~3人でつつきあいながら食べる かき氷パフェのようなもの。

    2年前は7000ソムだったブロードウェイカフェは、今年15000ソム(550円)!

    驚異の値上がり率。


    スンドゥクには 通年でアイスがあり、

    レーズンと胡桃がぎっしり入ったアイスに もこもこのカプチーノを飲むと
    スンドゥクのアイス
    ステキカフェで甘いものを食べたい、という欲望は割と満たされる。

    ここのアイスは 2スクープで5500ソム(200円)。


    この夏は大変お世話になった、

    マリナ(ラズベリー)とスメタナ(乳脂肪15~20%のサワークリーム)を

    凍らせるだけの簡単アイスクリームも、

    マリナは もうほとんどおわってしまったので打ち止め。

    杏のピュレをたくさん作ったので、それを小出しに

    今度はカイモク(乳脂肪25%UPのクリーム)と凍らせて 秋冬を乗り切ろう。


    今は毎日、スイカをジュースにして飲んでいるけれど

    先日メロンのコンポート(果物の煮汁)なるものを頂いた。

    炭酸水で割ると、フレッシュメロンソーダ。

    どちらも日本ではできない贅沢。

    味わえるのもあと少しだ。

    Caffee' issimo

    甘味特集で紹介したカフェがオープンした。

    Caffee' issimo
    カフェイッシモ
    オープンエアスペースのある イケてるカフェに認定。

    イタリアillyのコーヒーを飲むことができる。
    カフェイッシモ4

    デザートも割と充実していて
    カフェイッシモ2
    ジェラートは、こってりスイートなアメリカンな感じ。

    店内は割と広く、一人でもゆったりお茶ができる。
    カフェイッシモ3


    クロワッサンはチョコ味とシナモンアップル味。

    パスタなどの食事もできるので

    ブランチにも便利だ。
    イッシモのぺペロンチーノ


    Wifiは かなりサクサク。スマホで動画が ほぼ切れずに見られる。

    スザニ教室の帰りに入り浸り中。


    11:00-24:00 年中無休

    アミールティムール通り

    オリエント寿司ハウスTOKYO

    甘味特集

    毎日まいにち、あっついよ もう~。

    先月、オイベック駅近くに オープンした イタリアンジェラート屋が大盛況だ。

    Angel'sFoodの向かい、DOLCE ITALIA。
    イタリアンジェラート
    イタリアンジェラート24
    お金を払ってレシートを受け取り
    イタリアンジェラート3
    レシートと引き換えにアイスを盛ってもらうシステム。
    イタリアンジェラート4
    基本が Wスクープで、4000ソム(160円)。←6/22より 5,000ソム(180円)に値上げ。

    その辺のソフトクリームの3~4倍するけれど、

    でも おいしい。

    チョコなんて かなり リッチなテイスト。

    友人の話では、ラッテ(ミルク)は おススメしない!そうです。



    右隣は ケーキ屋 PAPAtort

    サクサクのクッキーと、

    生フルーツとチョコを組み合わせたケーキが 濃くて美味しい。

    この濃さは、冬向きかもしれないけど。

    隣同士でちょうど良いんじゃないかな、ジェラートと。



    ケーキでは、最近は カフェКАФЕが 楽しい。

    日替わりで、季節のものを使っていろいろ作っている。

    例えばマカロンなんて、普通の3倍くらい大きくて
    Kafeのマカロン
    フルーツ入りなのが新鮮な食感だ。

    フルーツジュレの乗ったレアチーズケーキは割とイケていて、

    マリナのタルトなど、キルフェボンですか、的見た目なものも。

    ↓クラフィティは小麦粉の量が多すぎ、
    КАфеのキッシュ
    エッグタルトだと思い込んで食べたたものは ↑ 実はバナナタルトで

    どうも 粉モノ、バナナものは 常に残念。

    でもキッシュは美味しい。



    その近くのBOOKCAFEは、コーヒーが美味しくなったし、

    紅茶も アールグレイや ダージリンなど 茶葉がいくつも選べて

    WIFIもサクサクで、1Q84もあるし(ロシア語版)、日本のカフェにいる気になれる。
    BookCafe.jpg
    ケーキは、りんごのクランブルが まちがいない味。



    お子さんのいる日本人奥さまに教わったのは、

    バブール公園の裏、バブル通りを入ってすぐの

    Cake Lab。イートインなし。普段は8時、日曜も5時まで営業 なのがウレシイ。
    ケーキラブ (263x350)

    このエクレアチックな シュークリームは、
    ケーキラボのシューエクレア
    皮は良いんだけど メレンゲと粉糖の入ったペカペカしたクリームが 好みじゃない。

    しかし、そのクリームに フルーツが合わさると 気にならなくなる。
    ケーキラブ2
    このマリナのタルトは リピートしたい美味しさ。

    丸いのは クッキー生地に包んだ まるごと姫リンゴで、これも好き。

    チーズケーキは、前も言った様に チーズケーキだと思わなければいい。

    ヨーグルトムースタルト、としては まぁまぁ。



    最近できたお店はまだあって、

    日本大使館のある サディク・アジモフ通り を

    ハミッドオリムジョン駅方向に 行くと、

    インド人がよく写真を撮っている シャストリ公園がある。

    そのちょっと先にあるのが ウプリェタイカ。イートインなし。
    ウプリェタイカ
    ケーキ屋というよりは、パストリーで 菓子パン以上ケーキ未満といった品ぞろえ。

    春ごろ、オープンしたてで 恐る恐る入った時は お客来た~!的な 大歓迎を受けたが

    毎日少しずつ客足が増え、今では かなり繁盛している。
    ウプリェタイカのシュー
    ↑このチョコブッセなどは、まちがいなく駄菓子にあった 懐かしい味がする。

    マカロンは、BON!のケミカルな水色のものよりぐっと好感が持て、
    ウプリェタイカのマカロンとトリュフ
    中学生の手作りバレンタインみたいな トリュフは 他では見ないので、結構おいしい。

    私は、甘い物の中で 一番好きなのは

    プリンと シュークリームと どら焼きと カステラ。ファンタスティック4

    なので、初めてのケーキ屋さんでは必ず シュークリーム買うんすが、

    ここは、初め買った時 こんな風に掲げちゃうくらい美味しかった。
    ウプリェタイカのシュークリーム
    でもリピートしたらそうでもない…

    ムラがあるのかな~。レシピ変えたのかな~。

    割とカスタードっぽいクリームと、昔っぽい シュー皮が ノスタルジーだったのに。

    でもここは いろいろ素朴で きちんと作ってる感がするので つい買っちゃう。



    カフェКАФЕからもほど近い シャフリサーブス通り沿いに

    Basilic というグリーン系の レストランがあるのは 目立つと思う。

    ここは、レストランとしては お高いけれども

    デザートの ミルフィーユは ちょっとハマってしまう。
    basilic2.jpg
    パイシート薄いし、ふにゃふにゃだし、

    日本から来たばかりの人だったら、 ケッ て レベルだけど、

    ちゃんとカスタードクリームで、食べてるうちに

    あぁ!ミルフィーユだ~という実感が募ってくる

    不思議な 記憶後追い型スウィーツだ。また食べたくなってしまうのである。
    Basilicのフォンダン
    フォンダンショコラは、チョコクリームが小麦粉が多すぎて オシイ。

    それでも これはこれで 冬のさっむい日に食べたら 結構 感激するかも。

    もちろん お茶だけ利用 は可能。WIFIフリー。

    食事も悪くない。だって、本当にお高いもの。

    ランチで100枚使ってぶっとんだもの。



    最後は、やはりBON!の3号店。

    雰囲気の良い オープンカフェでお茶したい時、

    まぁまぁのスウィーツを出す店って

    実は ここと 先ほどのBasilicしかない気がする。
    BON!3.jpg
    ツムの裏手の青空本屋街がちょこっと途切れるところで 左折。


    近日オープン予定の、illy のコーヒーが飲めるらしいカフェ
    Cafeissimo.jpg
    オリエントグルメ 寿司ハウスTOKYOの隣。ラディソンBLU、ドルチェヴィータ斜め向かい。

    美味しいコーヒーを 期待してるよ。  
        ↑
    オープンしてます。

    コーヒーはストロングタイプで

    割りと美味しく、ジェラート、デザートも充実。

    チョコクロワッサンと シナモンアップルクロワッサンがあるので

    土日のブランチにオススメ。

    無休11:00-24:00

    BOOKCAFEの訂正

    BOOKCAFEのコーヒーが 前に試した時より 美味しくなっている。

    ケーキメニューについては近日 甘味特集 を お届けするので

    乞うご期待。

    タシケントのカフェ

    タシケントには、

    先日紹介した КАФЕBOOKCAFE のほかに

    カフェがないわけじゃない。


    例えば、

    coffeetime(サジク・アジモフ通り)…STUDIOのスイーツを担当 見た目のみ
    coffeetimeのカフェラッテ

    SUNDUK(サジク・アジモフ通り)…内装が楽しい ランチやサンドウィッチがおススメ

    BON!(ショータルスタベリ通り)…おしゃれカフェ 品数はNo.1

                        スイーツとカプチーノの味はいまいち

    Cafe JUM(ショータルスタベリ通り/国際空港)…コロラドか バン風 豆の挽売あり

    La Shakar(グランドミールホテル向かい)…メルヘン あり得ないほど激高 グリちゃんのカフェ

    Dolce Vita(アミール・ティムール通り)…ちょい前に流行ったカフェ ブリヌイあり

    Chill Out!(フルシット通り)…シェイクがある ラテは薄めだが スイーツはどっしり
    lacasamiaのシェイク

    Chico di coffee(アックルガン通り YOSHLIK NBUスポーツコンプレックスの向かい)…
    Chico de coffeeChico di coffee

      美味しいわけではないけれど、

      コーヒーの種類だけでなく チャイや 食事のメニューも豊富。

      一人がけソファと適度なうす暗さが 隠れ家気分で長居出来る。

      のんびり本を読みたい時に行く。

      小腹がすいた時のミニブリヌイが 1,000ソム(40円)~ なのが うれしい。


    こういう「コーヒー専門店」とは違う、

    街のフードコートみたいなところは

    コーヒーを頼んでも インスタントが出てくる。

    そういう時はあきらめて、

    クリームパウダーと砂糖を たっぷりいれて飲む。

    その方が美味しい。


    韓国パン屋の ALFA Bakery(ミラバッドバザール向かい)でも

    お茶をすることができるが、コーヒーはおいしくない。

    アルファ

    ここで食べるなら、チキンカツに限る。


    そして、二度と行かないカフェは

    ショコラートニッツァ(オイベック駅近く EVO裏)。

    ロシアの有名カフェ の名を冠してはいるが 真っ赤な偽物。

    居抜きのままの内装の趣味もひどいし、

    ショコラートニッツァ
    ホットチョコレートは 見事に残念な味だった。

    その上、偽物のくせに 値段がかなり高かった。

    下のメニューは 1年半以上前のもの。
    ショコラートニッツァのメニュー
    ショコラートニッツァのメニュー2
    当時の物価にしてはかなり高い。

    が、いまもこの値段だとしたら、おしゃれカフェの水準価格くらいだ。


    本当にこの国の物価の上昇はハイスピードだ。

    2年前、ここに来た当初は チャイが400ソム(15円)だった。

    コーヒーが その10倍もするんで驚き、

    ちょっとおしゃれな店では チャイも1000ソム(33円)する、と驚いていた。

    しかし今となっては、バザールのチャイハナですら

    チャイ1000ソムは当たり前になってきた。

    コーヒーは ラテ系が7~8000ソム(280~320円)にもなって

    東京と変わらない。


    日本から買ってきたコーヒーを家で飲むのが一番だけれど、

    もうお豆は 最後の一袋…

    ついカフェ利用率が上がる。


    ちなみに、私が通っていたコーヒー教室の 美味しい淹れ方(2杯分)

    ①お湯は3杯分の水量を 沸騰してから5分以上チンチンに沸かす

    ②温度調節のため 細口のコーヒーポットに差し替える

    ③コーヒーを落とすビーカー、カップ、
     ペーパーの場合は 紙臭さをとるため フィルターにも、
     お湯を注いでおく

    ④コーヒー豆は 二人分で スプーン3杯を均して入れる

    ⑤中央から十字に 花びら4枚を描くように湯をさす

    ⑥50ccほど落ちるまで待つ

    ⑦中央から 花びら8枚を描くように湯をさす

    ⑧泡が消えきらないうちに 再度十字に花びら4枚を描いて湯を注ぎきる

    ⑨300~350ccまで落ちたところで フィルターを外す

    ⑩美味しい部分は沈殿しているので ポットに差し替えることで攪拌する

    ⑪2杯の温めたカップに注いで召し上がれ

    いい豆で 上手く美味しく淹れられれば、飲んで15分で お通じ がある。

    若者の集うカフェ② BOOKCAFE で 日本を考える

    ここは タシケント?と 一瞬 わすれるような アーバンでコージーなカフェ。
    BOOKCAFE2.jpg

    それもそのはず、ここBOOKCAFEは オーナーのラジズさん(37)が

    サンクトペテルブルクやモスクワ、そして東京の おしゃれカフェを周って

    集めてきたエッセンスを詰め込んで できた 彼の夢の空間だから。


    ちょっと話を聞いた限り、

    彼は ウズベクではかなりセレブな部類にいるように見受けられた。

    毎年、家族と数カ月は 東南アジアのリゾートに バカンスに出かけている。

    このカフェの他にも、ビジネスを手掛けているに違いない。


    昨年も、日本に「カイゼン」を学ぶ研修旅行に行ってきたと言う。

    日本では、東京の他 京都 大阪 神戸も周って、

    名だたる家電メーカーの歴史、工場見学や、

    日本の経営システムを学んだ。

    その重要なキーワードが「カイゼン」で、

    修了証ももらったから、今や 僕は カイゼン スペシャリストなのだ、と名乗った。

    ムダをなくし、よりよいものを目指していく姿勢-即ち「改善」こそが

    ウズベクが日本から学ぶべき 大きな神秘なのだと彼は言う。


    …ほほぅ。改善がねぇ。

    確かにウズベク人は、

    予防とか メンテナンスとか チェックとか シミュレーションとか

    「もしも」のための工夫 というものを したがらない人達だと思う。

    どうしたらより良くなるか、という発想は サービスの向上につながる。

    カイゼンスペシャリストが 増えてくれれば、ウズに サービス が 生まれる。

    そういうことを 海外にお教えするという商売があったか。

    日本も まだ売れるものがあったか。


    私は、ガイドブック片手にTOKYOをあるくツーリストは

    何が面白いと思ってるんだろう、と常々疑問だった。

    どこを向いてもビルだらけ、どの駅どの街も同じチェーンの店ばかり、

    いろんなものを安く食べることもできるけれど、平坦で均一的でケミカルな味の食事。

    欧米のブランドばかりをありがたがって並べているTOKYOの

    何を見たくて来たんだろう。

    日本の地方の方が いろいろ面白い JAPAN があるだろうに、と。


    だから彼にも聞いてみた。

    TOKYO、面白かった?ウズベク人にとって面白い街なの?


    さて、そのラジズさんが見てきた日本は、

    一言でいうと ウズとは完全に別の惑星だった、と言う。

    面白いとか、そういうレベルじゃないんだそうな。


    そういえば 別の惑星 という感想は、

    サッカーの応援で ブニョドコール対サンフレッチェ戦を見に

    広島まで行ってきたという ウズベク人のおばさんも言っていた。


     スーツで行き交う大人の多さ。

     夜、車通りもない道で じっと赤信号を待っている日本人。

     女性専用車。

     ただで配られるティッシュ。

     カフェで 自分のオーダーしたものができあがると 鳴って知らせてくれるブザー。

    同じ星の人間とは思えない、と。


    全国の小学生が 300ドルも500ドルもする かばん(ランドセル)を

    使っていると聞いて、僕も奮発して 娘に 赤いのを買ってやったんだ。

    「いいかい、君はウズベクで一番高い鞄を背負ってる小学生だぞ」と言ってね。


    お金持ちなはずの日本の年金生活者が、ガンガン働いているね。

    あれじゃ、貧しい国の人間が出稼ぎに来る機会を奪っているじゃないか。

    年金生活者は休むか、外国に来る。外国人が日本で働く。

    それでこそ経済格差が是正されていくんじゃないか。

    日本の年金ってそんなに少ないのか。


    50ドルの神戸牛もおいしいけれど、シャシリクは 3ドルで美味しい。

    日本は 本当に何でも高いね。

    でも、ユニクロの値段とクオリティには感動したよ。

    僕の今日の服は上から下までユニクロさ。


    チャイぐらいはウズベクが上だと思ったけど、

    もう僕は 日本茶以外は 飲めないよ。

    東京から 茶葉を お取り寄せしてるんだ。


    彼は話している間も 玄米茶を飲み、お取り寄せコレクションには

    八女茶の 上煎やら特選やら 冷茶用まであった。

    メニューには載せていないが、

    まぁ日本人が来て どうしてもって言ったら 出してあげる、と言う。


    彼は単なるビジネスマンではなくて、

    少し英語も話すし、それなりの教育を受けた 教養もあるウズベク人だった。

    日本のビジネス書だけではなく、芭蕉が好きだ、村上春樹は好きじゃない、など

    日本文学もロシア語で読んでいた。

    中でも好きなのが オボカベだという。

    …ん?オボカベ?あべこべ?それ人の名前? 私 知らない、と言うと

    スマホに打って見せてくれた。

    "obo kabe"

    …あ、Kobo Abe か? 安倍公房だ!

    ずいぶん古い人を読んでいるのだわ。


    日本のスタバのBOOK&COFEにも いたく感動していた。

    売りものの本を カフェで読ませちゃうなんて、ウズベクじゃ出来ないな。

    ウズベクには、美味しいコーヒー屋がないし、

    素敵なカフェも少ない。

    僕は本が大好きだし、コーヒーと本が楽しめる空間を作りたかったんだ、と語った。


    そんなBOOKCAFEの ラテは 8000ソム(300円)。

    まずくもないけど、美味しくもない。← 美味しくなっている。

    コーヒー飲むだけなら КАФЕの方がいい。7000ソム(280円)だし。

    でもここは、Free-WIFIなのと、一人用の席が充実しているところが

    本やネットに没頭したい人におススメなポイントだ。


    軽食は チンするだけのコンビニ的なピザと

    ケーキが数種のみ。おススメは りんごのクランブル。

    でも店を一歩出たらすぐ脇で サモサとグンマを

    作って売っているおじちゃんがいるので

    そこでまかなう方が 多分おいしくてお安い。

    BOOKCAFE.jpg

    イスティクボル通り

    アミールティムール広場から フォーラムと時計台の間の道を入るとすぐ。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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