毎日寒い。
ウズのカフェにあるサンドウィッチは、トーストサンドが主流なので
冬食べても 口の中が寒々しくならない。
トーストサンドは
Сундук スンドゥク の野菜サンドが おいしい。
具まで丸ごとあったかいホットサンドなら
カフェКАФЕをオススメする。
なかでも キューバン(キューバ風)が最近のお気に入り。

ちょっと酸っぱいピクルスが効いている ハムチーズサンド。
ピクルスがいらないなら、モンテクリスト。

ハムチーズサンドイッチの両面を バタートーストしてあって
ホワイトソースのないクロックムッシュ、と言う感じ。
そしてここのカフェラテは やっぱり
タシケントの中では かなり美味しいなと思う。
そういえば以前 贔屓だった
SIESTA のサンドウィッチは、とんとご無沙汰。
というのも、料理が出てくるまで 2時間待たされたことがあったのだ。
この国はもともとサーブが遅いので、注文から1時間位は待っても当たり前。
でもさすがに1時間15分を過ぎたあたりで、
あまりにも遅くないかと文句を言ったら
シェフが急病で厨房が一人だから、ちょっとお待たせしてますと言う。
先客である隣のテーブルは まだ つまみも出ないうちに
もうワインが1本空いてしまっている。
2組しかいない客を 1時間15分以上待たせて
スープもサラダも一品も作れないなんて
プロって言えるだろうか。
何故その日 店を開けたんだ。
もう帰るわ、と席を立ちかけたが
いやもう作っちゃってるから、あと5分、あと5分、という問答を
3度ほど繰り返し、2時間後 ようやく料理が出た。
味はどうだ、問題ないでしょう?とオーナーが聞きに来たので
ブチ切れた。
2時間 騙されるように待たされて 美味しく食べられると思ってんの!
しかも本当に 今日のはしょっぱくてまずい。
私達が飲まず食わずで待たされてる間、
あんたは奥のカウンターでビール飲んでやがったのが見えてるんだぞ。
オーナーは、ディスカウントします、と言ったが
それはたったの20%だった。
もう呆れたため息しか出なかった。
それでも普段は美味しいし、この時はシェフが急病だったのだし、
タシケントにおいては ☆を上げられる店には違いなかろうと思っていた。
その後しばらくして この時の同行者が ランチミーティングで
再びSIESTAに行った。
ら、予約していたにもかかわらず またもや どえらく待たされたという。
幹事のアメリカ人も おかしいな、こんなことは今までなかったんだがと
首をひねっていたそうだ。
それを聞いて以来、
シェフが辞めて後任が見つからないのか、雇ってもいつかないのか、
いるけど ものすごく気まぐれなのか、或いは病弱なのか、
なにしろ行くのが憂鬱になってしまった。
またあんなに待たされるかもしれないと思うと
恐ろしくて誰も誘えない。
と言うわけで、あれはまだ暑い頃だったから半年は経たないが
何ヶ月か足が遠のいている間に 改善されたかな、と
この度 グルメサイトをいくつか見てみたら、
トリップアドバイザーの1位になっているではないか。
そう、やはり当たりの時なら味は良いのだ。
でもここの口コミに私と同じような目に会った人が
「失望した」と書きこんでいる。
それに対しての店側の反論が いちいち全くイラつかせるものだった。
自分達の評価を下げたくないために
書き込みの内容は大げさであるように長々書き連ねているが、
同じような経験をした私には 店側の正当性はとうてい見出せない。
日付からして、この書き込みの主と私は
おそらく同時期に同じような体験をした。
にも関わらず、店側は
書き込みのようなネガティブな不平はその時期一件だけ、と述べている。
全く反省することなく 同じことを繰り返していただけでなく、
繰り返している自覚がなかったとは…。
あんぐりを通り越して、ちょっと傷ついた。私のイライラしたあの日を返してほしい。
あの時のことはイレギュラーなトラブルと思って
記事にしていなかったけれど、
今回この書き込みを読んでしまっては 心のおさまりがつかなかった。
きっとあの時隣でワインを飲んでいたグループだって、
ランチミーティングのメンバーだって、これを読んだらイライラが再燃するだろう。
結局自分達が悪いなどとは毛ほども感じていないのだ と分かる文章を
恥ずかしげもなくさらしているオーナーの姿勢には、
やはりもう行く気がしない。
美味しくたって、おごっていたら潰れちゃうんだぞ。