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    韓国で開拓したもの

    日本はどうだった~、と聞かれるので、帰国時のお話をば しばし。

    まずは、韓国譚だ。当然ながら長い。


    仁川で トランジットなので、

    ここで 最長時間をとり、9時着 19時発の便にした。

    日本が一年半ぶりなら、韓国も一年半ぶりだ。

    (ウズベクへ来る時にも トランジット最長便 にしているからね)

    当然、旧友と会って、美味しいランチに連れて行ってもらわなくっちゃ。


    いつもは 羽田―金浦 利用なので、

    仁川からソウルに出るのは 7年ぶり くらい。

    空港鉄道で 弘大入口 まで出て、地下鉄で乗り継いで

    永浦洞のロッテ百貨店で待ち合わせ。

    1時間ちょっとで着いちゃった。空港鉄道、やっぱし 速い!

    しかも、車内にWIFIルーターが設置されてるって、スゴくないスか!!

    どう見ても 70過ぎのおじいちゃんが どピンクの スマホ いじってる!!!


    永浦洞は、駅前に老舗百貨店が2店舗あって、

    大きな複合センタービルみたいなのもできて、

    日本で言うなら 新橋みたいな 飲みに行く街、でもある。

    何がある、というわけではないけど、美味しいものは 集まっている所なのだ。


    その、せっかくの永浦洞なのに、

    土曜の11時に 開いてる店がない。

    24時間営業が多いソウル、しかも永浦洞、と ナメきっていた友人、慌てる。


    そして 友人が出した 答えは、コレ。
    ヌルンジペクス
    ヌルンジペクス2

    ソウルから車で30分ほどの 京畿道義王市にある

    山村(산촌サンチョン)のヌルンジペクスッ

    分かりやすく言うと、参鶏湯サムゲタンの 具と スープを 分けて、

    具の 肉と もち米は そのまま 塩に付けながら、

    濃厚なスープは さらに お米を足して 石鍋で煮詰め、

    お焦げを たっぷりと作ってから 供する

    新感覚 参鶏湯、と言えば いいかしら。


    参鶏湯もそうだけど、具の肉よりも、圧倒的に この お焦げ入りスープが 旨い!

    胃に 優し~くて、それでいて、しっかり お米が お腹に溜まっていく。


    あぁ、今回もナイスセレクトだよ、ありがとう~!と

    ウマウマ食べていたら、突然 胃が 重くなり、お腹が破裂しそうに 張ってきた。

    冷汗まで出てきて、ビールも 肉も 受け付けない 緊急事態。

    トイレに こもっても治らず、

    泣く泣く ヌルンジ(お焦げの意)を残して 薬局へ 向かった。


    薬局のおじさんに症状を説明すると、一言「食生活が悪い!」

    …お恥ずかしい…

    実は事情があって、2週間以上 外食続きのうえ、

    キッチンの天井が落ちたりで、家でも コッコ麺とかばっか 食べていたのだった。

    言い訳の仕様もない 食生活ですわ。

    しかも今日は 徹夜明け ときている(飛行機で眠れなかったの)。


    そんな訳で処方された胃薬二種を 栄養ドリンクで 飲み干すと、

    (なぜか韓国は 必ずドリンク剤で 薬 飲むのだ←って どんだけ韓国で痛い目見てるんだか)
    韓国の胃薬

    飲んだ瞬間から す~っと 張りが引いて 苦しくなくなった。

    今からなら、ヌルンジ 食べられる、と言って 呆れられたほどの 回復ぶり。

    おそるべし、韓国のお薬。


    しかし、トラブルは これで終わらなかった。

    ま、とりあえず 飛行機の時間まで お茶のみにいこっか、と

    仁川方面へ車を走らせていると、

    追い越しざまに 何がしか 訴えていく トラックの運ちゃん。

    え~ なんだろうね、と車を停めてみると、

    後輪が ペッチャンコに パンクしていた。


    ここは高速道路。

    バスも タクシーもない。

    飛行機まで 時間があるとはいえ、

    私 こっから ヒッチハイクして 空港行くのかしら~なんて

    考えていたら、友人は素早く保険会社に電話、

    車を降りて ガードレール外で待ちましょう という。

    そして 待つこと わずか 15分。

    JAFみたいな車が来た!早い!

    そして、スペースもあるので この場でやっちゃいますね、と言って、

    ものの5分で スペアタイヤに付け替えて、じゃっ と 爽やかに去って行った。

    人生初の パンク体験、20分で終了。

    スピード韓国の中で、最も 尊敬した瞬間だった。


    そして、あれは夢だったの?と思う程 時間のロスもなく

    カフェに着き、おしゃべり。

    いま流行っているものを教えてもらうと、

    PSY の ♪江南スタイル が 韓国だけでなく アメリカで話題なのだという。

    ソン・ガンホの様な見た目に反した 軽やかな 乗馬風ダンスと、

    「♪オッパン カンナム スターイル(日本的に言えば、= にいにいは 麻布スタイル)」

    のリフレインは、確かにキョーレツ。

    PSYは、ロンドンオリンピックの 韓国の応援ソングを 歌っているのを見て

    ウズベクでも ちょっと気になっていた。

    聞けば彼は、兵役時の 市役所勤務の態度が悪くて、

    2回も徴兵された経歴の持ち主らしい。

    確かに 言うこと聞かなそうだ。

    その後 日本で、彼を紹介するテレビを 偶然目にしたので、

    もう日本でも 知ってる人 多いんだろうと思う。

    気になった方はコチラ


    そんなこんなで、江南スタイルのリフレインのまま、

    夜11時半ごろ、ようやく実家に到着。長い長い帰国路となった。

    インチョン なう

    成田を出発して、インチョンでトランジット。

    お友達に会いに入国した。

    久しぶりのインチョンからリムジンバスで

    シファEマートへ。
    リムジンバス


    バス停まで迎えに来た友人とオイドでランチすることになった。

    オイドは西海側の一大海鮮街。
    オイド 街
    牡蠣やエイがずら~っと並んで その場で炭焼きにして食べるのが名物。

    でも今日は友人のおススメ 海鮮手打ちうどん(ヘムル カルグッス)を頂きます!

    オイド プンチャフェチプ カルグッス

    イイダコ、手長だこ、アサリ、ハマグリ、ホタテ、渡り蟹、ムール貝…

    数えきれない貝が、しかも巨大な貝が浮かぶタライのごとき器。

    これで3人前。30000ウォン。
    ヘムルカルグクス このタラコ煮はまるで和食。
    美味しすぎて悶絶。

    海のない国に行く前の食事としてはベストな選択。

    ありがとうです!


    今はインチョンに戻ってきて、飛行機まち。

    17:35発の予定が、18:00に変更になった…

    すでにウズベク時間が始まっている?

    韓国のカワイイ

    カーテン

    韓国のバスの車内カーテン。

    すごいキッチュ。

    メルヘンな鶴子さん。

    방가 ? 방가 !

    韓国映画「パンガ?パンガ!」の続きが気になる、という話を書いて

    本当にどうにも気になってしまった。

    探したら、あったよ。

    さすがyoutube。

    これは英語字幕すらないオール韓国語だけど

    何とか筋はわかった。

    すっきり。

    韓国の中のウズベク

    日本―ウズベク 直行便は 週2便だが、

    韓国―ウズベク 直行便は 毎日飛んでいる。

    ウズベクは、ロシアももちろんだが

    地続きの先進国 韓国への出稼ぎ率も高い。

    高麗人への援助もあって

    デウ(大宇)自動車 が進出して以来(撤退もしちゃったけど)

    韓国企業がウズに来る需要もある。

    東大門近くのロシア街の一角にはウズベクの料理屋やパン屋がある。

    (日本のウズベク料理屋はイラン人経営の1軒だけらしい。        )
    (しかも日本一ウザイ店として名を馳せているという。          )
    (興味のある方は 日暮里ZAKURO で口コミや動画を 検索してみて下さい。)


    韓国映画 『パンガ? パンガ!』 にもウズベク人労働者が登場する。

    ウズベク人俳優は、韓国に8年以上住んでいるというファッションモデル。

    ロシア語でなくウズベク語を話している気がしたけれど、どうだろう。

    疑問文の語尾が mi だったと思う、という薄い根拠。

    この映画、アシアナの機内で見たので

    彼らの母国語のシーンがいまいち聞き取れなかったうえ字幕は英語、

    しかも!時間的に最後まで見きれなかった、

    続きがどうにも気になる映画なのだ。

    ドラマ「イケメンですね」のマネージャー役だったキム・イングォン主演。
    パンガパンガ

    本名はテシクなのに 見た目からドンナマ(東南アジア)とあだ名されている

    主人公は、要領と見た目の悪さから、就職差別にあい続ける。

    ある時、外国人労働者市場には低賃金ながら職があふれていることを知り、

    見た目を生かし外国人のふりをして仕事を得るようになる。

    同国人に会ってしまうとウソがばれるので、選んだのは

    大使夫妻以外には在韓者がいないという ブータン人。

    その名も「パンガ」になりすまして潜り込んだ工場で、

    ベトナム人に淡い恋心を抱き、また外国人労働者の様々な苦悩に直面する。

    彼らに溶け込もうとパンガはあの手この手。

    外国人のための「トゥロットゥ カラオケ教室」や

    「悪態つき教室」のシーンは腹がよじれる。

    彼らの信頼を集めていく一方で 騙している罪悪感に苦しむパンガ…。


    各国外国人役者の達者な韓国語にも舌を巻くが、

    根幹となる問題は日本も同じ。

    日本でもリメイク可能だ。

    あぁ続きが気になる。

    なんちゃってコリア

    5年くらい前 韓国ドラマ「宮」のフュージョン韓服に夢中になった。

    韓服

    でもこんなウカレタ格好、日本ではできるわけもない。

    以来、ハイウエストワンピとミニマムボレロで

    なんとなくチマとチョゴリの気持ち。

    さらにノリゲ代わりの ブローチを着ければ

    本人だけがわかる「なんちゃって韓服のつもり」が楽しめる。

    ノリゲ メタル ノリゲ タッセル
    ロックなノリゲ5000ウォン セレブ来賓なノリゲ1500ウォン
    いづれも東大門で

    バッグや帽子につけると結構使える

    내 속의 한국 (私の中の韓国)

    和小物を日常で素敵に装うのは難しい。

    韓流アクセだと気軽にオリエントを主張できる、気がする。

        花鳥ピアス   と   花と蝶ブローチ
    キゴリ 鳥ブローチ 刺繍

    もっと揃えたいけど、いくつもは買えない。

    買ったものを基に、韓国テイストを取り入れたものを時々作ってみている。

    モッコリ 玉ブローチ 花瓶ブローチ 赤い実セットン鳥ブローチ

    参考にしたのはドラマ「華麗なる遺産」のソンヒ(=スンミオンマ)

    いっつもゆったりしたラインの服に存在感のあるブローチスタイル

    ソンヒ

    イラっとくる韓国語講座

    イラっとくる韓国語講座という番組を毎週録画して見ている。

    CX「チョナン・カン」のテレ東 河本準一版と考えても良いと思う。

    彼自身は、先ずはレッスンフレーズに振られたカナのルビを読んでいるようだけれど、

    基礎を勉強済みなので、フレーズをすぐ応用させられるところが、

    NHKの語学番組に出させられている芸能人と違うところ。

    辛い物が好きなのに、食べられない、という病み上がりの身体で

    韓国に行くのは 見ていて気の毒だけれど

    それでもENJOYしようとしている姿が 너무 좋아

    番組的にも、バラエティーに見えがちだけど、

    学習者のことをちゃんと考えてある作り。

    先ず韓国語を出し、しばらくして後 答え合わせのごとく和訳が出る。

    テロップにハングルしか出てこない時間が割と長い。

    しかもありがちなシチュエーションではないため、

    聞き取り、読み取りともに、意外や意外、これは結構 勉強になる。

    ゆるさも、レベルも、1.5倍速で見るのがちょうどいい。
    プロフィール

    チモラーシカ

    Author:チモラーシカ
    ウズベキスタンの首都
    タシケントで
    働いたり 趣味に燃えたり
    壊れまくる冷蔵庫に泣いたり
    の毎日を経て、
    ウズベク暮らし4年目の夏
    日本へ帰ってきました。

    趣味: ものづくり 韓国語
    モットー: 何でも食べる

    帰国して5年
    経ちますので
    情報はどんどん
    劣化していきます。
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